―悠の家の前―

「っで・・何でこうなってんだ?」

男爵を後にしそこで各々家に帰ったのだが

「やっほ～悠」
「遅かったなぁ」

こなたとみさおが居て

「なんかこうなっちゃった」
「みさちゃん強引だから」

かがみとあやのが苦笑いをする

「いやいや、どうなったのか、説明頼む・・」

俺は頭を抱えると

「えっ!皆でゆうくんの家
でお泊りじゃないの?」

さっきは居なかったつかさが仰天発言をする。

「はぁ?何がどうなってそうなった??」

もう何が起きても驚く気がしなくなってきた・・・

「ほら、明後日まで泊まって悠を見張ろうと思ってね!」

「そうそう、ゆうは逃げるのうまいからな～」

どうやらこなたとみさおの提案のようだ・・・

「あーもー好きにしろ・・」

色々言ってやろうと思ったが・・どうも俺は押しに弱いみたいだ・・・

「「やったー!!」」

こなたとみさおは喜ぶ。

「悠も大変だな」

「肩を震わしながら言うなよ・・・亮」

とりあえず俺達は家に入った。

―大広間―

「部屋は、亮が今使っている場所にこなた達、その隣をみさお達が使ってくれ、つきみちゃんはそのままでいいから。亮は悪いが俺の横の部屋を使ってくれ」

「全然構わない、本を借りるのに近くていいし」

亮はそう言って荷物を運びに行く

「ふぅ・・・あー後こなた、かがみ、つかさ」

「「何?」」

「絶対に部屋の箪笥は開けないでくれ。」

「おやや～何か見られては不味いものでも～?」

こなたが俺の胸をぐりぐりしてくるが

「いいから、約束だからな。じゃ各自自由にしてくれ」

俺はそういい残して自室に戻る。


―悠の部屋―

「・・・訳だ」

俺は部屋で摩耶に電話を掛けていた

「ふぅん・・解ったよ、金剛君にもうまく言っておくけど・・こなたちゃん達本当に連れて行くの?」

「しゃー無いだろ、それに摩耶どうせ来るんだろ?だったら」

「僕と金剛君で守れって言うんでしょ?大丈夫解っているよ・・悠君の友達は僕の友達だしね」

「!!・・///」

俺は驚いたような嬉しいようなこっ恥ずかしい様な感情が噴出すが

「どうかした?」

「いや、正直クサイぞ」

つい、そう言ってしまった

「酷いな～本心なのに、じゃ明後日またね」

「おう、またな」

電話を切り。

「ふーーー!」

ベッドの上に寝転がり、目を瞑って色々と考えていると

こんこん
ドアがノックされる。

「・・・はいよ?」

俺が返事をすると

ガチャリ!

「悠(ゆう)遊ぼう～」

こなたとみさおがそう言って入ってくる。

「・・・今考え事してるから無理」

俺は再び目を閉じる。

「そんな、冷たいこと言うなよ～」

「悠～」

二人は俺をがくがくと揺らしてくる

「だぁ～やめい」

絶えかねて起き上がると

「「遊ぼうよ～」」

二人は上目ずかいで俺の顔を覗き込む。

「わーったよ・・全員でゲームでもするか・・・」

「「わーい」」

ガキが二人居る・・・これじゃつきみちゃんの方が10倍は大人だぞ・・・っと思っていた。

「ほれ、皆呼んで来い」

「「はーい」」

全員俺の部屋に集まりゲーム大会状態で夜まで遊んでいた。