ー悠の部屋ー
昼11時過ぎ

「がぁー、がぁー」

悠は鼾(いびき)をかきながら眠っている、昨夜、明け方まで飲んでおり金剛がダウンしてしまい、
摩耶が「後は任していいから悠君休んでいいよ」

っと言ったので悠は自室に戻って眠ったのだ。


ｺﾝｺﾝ！ｶﾞﾁｬ・・・

ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ、ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

「ゆうにぃ～」

ドアがノックされ月美は悠を起こしに来るが

「グァ～グァ～」

悠は一向に起きる様子は無い・・・

「悠にぃ～ってば・・・」

月美は何度か揺らして見るが反応無し。

「やっぱり、ゆうにぃ起きないよ？」

「仕方ないわね・・・」

そう言いながらごそごそとコンポからイヤホンを取り

カシャッ！

「むふふ悠の寝顔ゲット～」

「アンタ何してんのよ・・・」

「はーい、ちょっとごめんね」

寝ている悠の耳にイヤホンを入れ

「音量最大で・・・再生！」

ミ♪ミ♪ミラクル♪ミラクルンルン♪

イヤホンをつけてるにも関わらず爆音がなる！

「○×☆！！？」

悠は声に成らない声で何かを叫び飛び起き

「うるせーー！！なんだ？！！」

イヤホンを払い除け辺りを見回すと


「はい、おはよう悠」

コンポのボリュームを落としながら千草が言い

「ゆうにぃおはよう！」

笑顔の月美ちゃんが居て

「悠おはよ～いい寝顔だったよ～」

携帯を構えたこなたに

「おはよ、悠君、一応止めたんだけど・・・」

そう言いながら両手を合わせたかがみ

「・・・何してる？」

月美ちゃんはともかく何故か千草、こなた、かがみも居る

「ま、詳しい事は下で話すから行くわよ」

「わかった・・・」

寝起きで思考があまり働かず千草に言われるまま俺は一階に降りて行く。


ー大広間ー

大広間に足を運ぶと

「「おはよう悠(くん、さん)」」

亮、金剛、摩耶、つかさ、みゆき

がソファに座って居て挨拶をしてくる。

「・・・ああ、おはよ」

俺はまだ頭がボッー！としていて取り敢えずソファに掛ける。最近気付いたが俺は超低血圧なのだ・・・

「はい、ゆうにぃ」
月美ちゃんがよく冷えたオレンジジュースを俺に渡してくれる。

「サンキュ、ｺﾞｸｯｺﾞｸｯ」

それを一気に飲み干し

「ふぅ～・・・・・」

糖分が頭に回り覚醒する。
「・・・ちょっとまて！！お前等何でここに居る？！」

俺は突っ込むが

「「遅！！」」

ほぼ全員が声を揃えてそう返してくる。

「悪い悠俺のせいなんだ・・・」

亮がそう言いって来る。

「どう言うことだ？」

俺は更に目を覚ますため、もう一杯ジュースを飲みながら話を聞く

朝、亮は千草からメールをもらって俺の家に来ると伝え、俺の起きるのを待っていたが俺が一向に起きず。結局千草が来てしまい、しかも、ちょうど俺の家に来るつもりだった、こなた達と会い集まったと言うことだ・・・

「なるほど・・・ただ質問がある」

俺は話を聞き終わり、手をあげる。

「「何？」」

全員がこちらを見る。

「まず、各々初顔合わせの人も居るのになんで普通に談笑してるんだ？」

「ん～ノリかな？ねっ！」
「だね！」

こなたと摩耶がVサインで答える

「・・・」

何故だろう頭が痛い・・・

「あはは冗談だよ、悠君ほら、前に少し会ったし金剛は僕が紹介して、月美ちゃんは亮君が紹介してくれたんだよ」

「そうか・・・朝飯はどうしたんだ？」

「まやくんが作ってくれたよ。」

「月美ちゃんも手伝ってくれたしね」

どうやら摩耶が色々やってくれたらしい。

「ならいいや・・・ん～俺シャワー浴びてくるから皆、自由にしててくれ・・」

昨晩、風呂に入ってなかった事を思い出して俺は風呂に向った。