knkm短編
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目の前で美味しい美味しい、と料理を頬張る名前の姿を、既に食べ終わった杉元は目を細めながら見ていた。
「俺のも美味かったぁ。」
「ごめんね待たせちゃって」
「いや、気にしないで。ゆっくり食べて良いよ」
先に食べ終われるのは男の特権みたいなものだと杉元は思っていた。
ゆっくりでいいよゆっくりで。ずっと見てられるもん。
名前ちゃんはなんでも美味しそうに食べてくれるし、なにより幸せそうにしてくれるのみたらそりゃあこっちも嬉しいよね。
口いっぱいで味わってるの、頬が膨らんだリスみたいだなあなんて考えながら杉元は気がつけば「名前ちゃんってよく食べるよね」と口にしていた。
「うー…、やっぱりがっついてるって思っちゃう…?」
私肉付きもいいし、食べるの好きだから…と恥ずかしそうにした名前を見て慌てて杉元は口を開いた。
「え!?いや、全然!そういう悪い意味じゃなくてその、美味しそうに食べるし見てて気持ちいいし、にこにこしてて可愛いなって思うし、こっちまで幸せになるっていうか」
そこまで言った杉元は、目の前の名前の頬が色づいているのにはっとして帽子を深く被り直し咳払いをする。
「…可愛いから、いっぱい食べて。俺を待たせちゃうとか考えて遠慮しないで。」
名前ちゃんが幸せそうなの見るの、好きだからさ。
***
多分他の人だったらちゃんとした文になるんだろうなと感じました。(自決)
2022.04.18
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