短いお題色々
「こんな書き出しで書いてみて」様からお借りしました。
https://shindanmaker.com/606128
(R18)塩対応すぎた結果の話の時間軸+その続き
上のリンク先は18歳未満は閲覧禁止ですが、ここに掲載している話は制限はありません。
愛はくれなくていいから、一度だけでも触れられたいと願ってしまった。
願いは叶った。
魔物の毒で意識が朦朧としていた故の、一夜の過ちとして。
彼の体温が私の体の奥深くまで沁み込み、夢と現の境界に漂わせる。
その指先は私の心に空虚を植えつけていった。心は凍り、感情は消え失せた。
自分は強欲だ。
次は愛されたい――その欲を自覚した瞬間、叶わぬ祈りは捨てねばと思った。
全て夢だと偽った。
そして彼から逃げた。
それで終わりだった――はずなのに。
ワグナス殿が私を見つめる。
感情の色を失った昏い瞳で。その奥底にゆらめく炎は静かに燃え盛る。
ある日、ワグナス殿は私の腕を引いて、ベッドだけが設置された地下室へ連れて行った。
甲高い音が響く。手首を包む冷たい感触――。視線を落とすと、彼の瞳と同じ色の手枷から鎖が伸びていた。
「君を愛しているんだ」
震える彼の声が耳朶を打つ。
言葉を失って彼を見つめる間に、もう片方の腕も拘束される。
ワグナス殿が恭しく頬に触れ、なぞられた軌跡に熱が灯る。
「もう君を離さない」
熱に浮かされたような表情に、私の震える唇はおそらく笑みの形に歪んだだろう。
――彼を壊したのは、私なのだろうか。
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(R18)塩対応すぎた結果の話の時間軸+その続き
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「愛はくれなくていいから、」から始まる小説(ワグボク)
愛はくれなくていいから、一度だけでも触れられたいと願ってしまった。
願いは叶った。
魔物の毒で意識が朦朧としていた故の、一夜の過ちとして。
彼の体温が私の体の奥深くまで沁み込み、夢と現の境界に漂わせる。
その指先は私の心に空虚を植えつけていった。心は凍り、感情は消え失せた。
自分は強欲だ。
次は愛されたい――その欲を自覚した瞬間、叶わぬ祈りは捨てねばと思った。
全て夢だと偽った。
そして彼から逃げた。
それで終わりだった――はずなのに。
ワグナス殿が私を見つめる。
感情の色を失った昏い瞳で。その奥底にゆらめく炎は静かに燃え盛る。
ある日、ワグナス殿は私の腕を引いて、ベッドだけが設置された地下室へ連れて行った。
甲高い音が響く。手首を包む冷たい感触――。視線を落とすと、彼の瞳と同じ色の手枷から鎖が伸びていた。
「君を愛しているんだ」
震える彼の声が耳朶を打つ。
言葉を失って彼を見つめる間に、もう片方の腕も拘束される。
ワグナス殿が恭しく頬に触れ、なぞられた軌跡に熱が灯る。
「もう君を離さない」
熱に浮かされたような表情に、私の震える唇はおそらく笑みの形に歪んだだろう。
――彼を壊したのは、私なのだろうか。
