短いお題色々
https://shindanmaker.com/375517
「140文字で書くお題ったー」からお借りしました
カップリング要素はなし。ボクオーン視点。
重い斬撃の音と共に、巨大な蟻が真っ二つに分たれ、赤い粒子を撒き散らしながら消えた。
ノエルとワグナスが剣を鞘に収める音が響き、ボクオーンは安堵に息を吐く。
次の瞬間、背中に衝撃が走った。
恨みがましげに振り返れば、屈託ない笑みを浮かべたスービエがいた。
「お前の読み通りだったな」
彼は策の優れていた部分を褒める。
「確かにあざやかだった」
ノエルが同意した。普段は冷静沈着な彼にも笑みが浮かんでいる。
「次は俺をもっと強い奴にぶつけろよ」
ダンターグの笑い声が響き、肩を叩かれた。
戸惑い、助けを求めるようにワグナスを見る。目を細めて微笑んでいた彼は、全てを肯定するように頷いた。
頼りにされて、そわそわと落ち着かない気持ちになる。
自分の策を信じて、命を預けてくれたことに感謝している。仲間として共に戦うことができて嬉しい。
だが、その言葉は喉で絡まった。
そっと息を吐き、ボクオーンは得意げな笑みを浮かべる。
「私の策の素晴らしさを理解いただけたようで何よりです。次もあなた達を導いてみせましょう」
誰かの笑い声が響いた。
本音は飲み込まれたまま。素直に言えるわけがなかった。
「140文字で書くお題ったー」からお借りしました
カップリング要素はなし。ボクオーン視点。
言えるわけがない
重い斬撃の音と共に、巨大な蟻が真っ二つに分たれ、赤い粒子を撒き散らしながら消えた。
ノエルとワグナスが剣を鞘に収める音が響き、ボクオーンは安堵に息を吐く。
次の瞬間、背中に衝撃が走った。
恨みがましげに振り返れば、屈託ない笑みを浮かべたスービエがいた。
「お前の読み通りだったな」
彼は策の優れていた部分を褒める。
「確かにあざやかだった」
ノエルが同意した。普段は冷静沈着な彼にも笑みが浮かんでいる。
「次は俺をもっと強い奴にぶつけろよ」
ダンターグの笑い声が響き、肩を叩かれた。
戸惑い、助けを求めるようにワグナスを見る。目を細めて微笑んでいた彼は、全てを肯定するように頷いた。
頼りにされて、そわそわと落ち着かない気持ちになる。
自分の策を信じて、命を預けてくれたことに感謝している。仲間として共に戦うことができて嬉しい。
だが、その言葉は喉で絡まった。
そっと息を吐き、ボクオーンは得意げな笑みを浮かべる。
「私の策の素晴らしさを理解いただけたようで何よりです。次もあなた達を導いてみせましょう」
誰かの笑い声が響いた。
本音は飲み込まれたまま。素直に言えるわけがなかった。
