短いお題色々
もしもクジンシーがBLゲームの主人公に転生したら、という感じのお話の冒頭だけ。
ボクオーン推しなのになぜクジンシー総受けかというと、BLゲームの主人公にボクオーンはなれないから。そしてクジンシーならいけそうだと思ったから。
クジンシーは可愛いと思っています。
クジンシーはBLゲームの世界に転生をした。
この世界はクジンシーが誰かと結ばれなければクリアできない――なんてルールが頭に浮かぶが、冗談ではない。
――そうだ、逃げ出そう。
そうと決まればすぐさま扉を開けて廊下へと出たが、ドシンと何かにぶつかって跳ね飛ばされた。
「あぶねぇな」
腰に添えられた逞しい手に支えられる。礼を言おうと見上げれば、案じるように見下ろすダンターグのいかつい顔があった。
逞しい腕に寄りかかり、とくんと鼓動が高鳴る。(好感度アップ♪)
――な、なんで仲間相手にときめいてるんだ!?
「顔が赤いですが、大丈夫ですか?」
不意に顔を覗き込まれて、ビャッと変な声が漏れた。ボクオーンの整えられた指先がクジンシーの前髪をよけて、額に手のひらが当たる。その温かさが胸にじんわりと沁みた。(好感度アップ♪)
あわわわわ――とパニックのあまり硬直していると、顎に指を添えられて顔の向きを変えられた。スービエだ。
「手のひらじゃ熱があるか分からなくね?」
その声と共に碧い瞳が間近に迫る。額と額がこつんとぶつかった。唇だって触れ合いそうなほどに近い。あまりの衝撃に意識がクラッと遠のいていく。(好感度アップ♪)
「おっと」
そんな声と共に逞しい体に包まれる感覚を覚え、胸が安堵でいっぱいになった。見上げた先にはノエルがいた。(好感度アップ♪)
――待て、謎のゲージが上がってるんだけど⁉︎ なんなんだ、さっきから! それからこいつら、いちいち距離が近すぎるだろ! 心の中でぼやきつつも、鼓動は高鳴りっぱなしで動悸息切れ目眩その他諸々の症状で死にそうだった。
「貧血か? 医務室まで運ぼう」
腫れ物を扱うかのような恭しい手つきで、長い指がクジンシーに触れる。長い黒髪が頬をくすぐったと感じた直後、クジンシーはワグナスに横抱きにされていた。(好感度アップ♪ ♪)
――お、お姫様抱っこぉぉぉ!
口から心臓が出るかと思った。
なんだかよく分からないままに、クジンシーの意識はぷつりと途切れたのだった。
ボクオーン推しなのになぜクジンシー総受けかというと、BLゲームの主人公にボクオーンはなれないから。そしてクジンシーならいけそうだと思ったから。
クジンシーは可愛いと思っています。
BLゲーム転生クジンシー
クジンシーはBLゲームの世界に転生をした。
この世界はクジンシーが誰かと結ばれなければクリアできない――なんてルールが頭に浮かぶが、冗談ではない。
――そうだ、逃げ出そう。
そうと決まればすぐさま扉を開けて廊下へと出たが、ドシンと何かにぶつかって跳ね飛ばされた。
「あぶねぇな」
腰に添えられた逞しい手に支えられる。礼を言おうと見上げれば、案じるように見下ろすダンターグのいかつい顔があった。
逞しい腕に寄りかかり、とくんと鼓動が高鳴る。(好感度アップ♪)
――な、なんで仲間相手にときめいてるんだ!?
「顔が赤いですが、大丈夫ですか?」
不意に顔を覗き込まれて、ビャッと変な声が漏れた。ボクオーンの整えられた指先がクジンシーの前髪をよけて、額に手のひらが当たる。その温かさが胸にじんわりと沁みた。(好感度アップ♪)
あわわわわ――とパニックのあまり硬直していると、顎に指を添えられて顔の向きを変えられた。スービエだ。
「手のひらじゃ熱があるか分からなくね?」
その声と共に碧い瞳が間近に迫る。額と額がこつんとぶつかった。唇だって触れ合いそうなほどに近い。あまりの衝撃に意識がクラッと遠のいていく。(好感度アップ♪)
「おっと」
そんな声と共に逞しい体に包まれる感覚を覚え、胸が安堵でいっぱいになった。見上げた先にはノエルがいた。(好感度アップ♪)
――待て、謎のゲージが上がってるんだけど⁉︎ なんなんだ、さっきから! それからこいつら、いちいち距離が近すぎるだろ! 心の中でぼやきつつも、鼓動は高鳴りっぱなしで動悸息切れ目眩その他諸々の症状で死にそうだった。
「貧血か? 医務室まで運ぼう」
腫れ物を扱うかのような恭しい手つきで、長い指がクジンシーに触れる。長い黒髪が頬をくすぐったと感じた直後、クジンシーはワグナスに横抱きにされていた。(好感度アップ♪ ♪)
――お、お姫様抱っこぉぉぉ!
口から心臓が出るかと思った。
なんだかよく分からないままに、クジンシーの意識はぷつりと途切れたのだった。
