君の夢を捕まえに
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セアラはなんだか、のろのろと一行の最後尾に続いていくことしかできなかった。気遣うようにヒートが振り向く。
セアラは苦笑いするしかない。
外に出ると、さっくもう3人の船長たちが暴れて、敵の陣形を崩していた。
2憶のトラファルガー、3億のルフィ、そして3億1500万のキッド。
それは素晴らしい光景だった。遊ぶように海兵たちを相手にするルーキー三人は、あまりに頼もしい光景だった。
やはり、キッドは強かった。
当たり前のことが身に染みた。そしてセアラは、その両脇で戦う2人の船長や、レイリーを見て思った。この先に何があるか、何が起こるかなんてわからない。そのわからないものを、自分はキッドと一緒に見たいのだと。
一通り戦闘が終わってから、キッドが言った。
「それじゃあな麦わら…! お前に一目会えてよかったぜ…
次に出くわした時には容赦しねぇ」
キッドもうれしく思うようなところがあったのだろう。正直これまでの冒険では、腕の立つ者はいても、競い合うような存在には出会えなかった。だが。
「……ふーん、でも、「ひとつなぎの大秘宝」は、俺が見つけるぞ」
目を見開いたキッドは、走ってくる敵に目も向けなかった。キラーが慌ててその海兵を切り捨てたのさえ、気は付かないかのようだった。セアラも、ルフィに気を取られほとんどその海兵のことなど気にならなかった。
今、自分たちはようやく旅の本番を目前にしているのだ。
本気で大秘宝を目指す海賊だけがこの先を進むのだ。
「おい、キッド! 何を突っ立っている」
「…なぁキラー。俺たちの通ってきた航路じゃ、そんなことを口にすると大口空けて笑われたもんだ。新世界からのこのこと戻ってくるくそったれ共もさんざん見た。そのたびに俺はやつらを皆殺しにしてきたがな…!
お前もうそうだったろう、なぁセアラ」
「っ……!!」
「――だが、この先はそれを口にする度胸のねぇ奴が死ぬ海だ…!!
”新世界で”会おうぜ」
3人は一瞬だけ視線を合わせた。そして次の瞬間には、各々の住むべき方向を見ていた。
「行くぞ、お前ら!!」
キラーたちが船長の道を作ろうと飛び出す。セアラも、迷いなく共に飛び出した。
セアラは苦笑いするしかない。
外に出ると、さっくもう3人の船長たちが暴れて、敵の陣形を崩していた。
2憶のトラファルガー、3億のルフィ、そして3億1500万のキッド。
それは素晴らしい光景だった。遊ぶように海兵たちを相手にするルーキー三人は、あまりに頼もしい光景だった。
やはり、キッドは強かった。
当たり前のことが身に染みた。そしてセアラは、その両脇で戦う2人の船長や、レイリーを見て思った。この先に何があるか、何が起こるかなんてわからない。そのわからないものを、自分はキッドと一緒に見たいのだと。
一通り戦闘が終わってから、キッドが言った。
「それじゃあな麦わら…! お前に一目会えてよかったぜ…
次に出くわした時には容赦しねぇ」
キッドもうれしく思うようなところがあったのだろう。正直これまでの冒険では、腕の立つ者はいても、競い合うような存在には出会えなかった。だが。
「……ふーん、でも、「ひとつなぎの大秘宝」は、俺が見つけるぞ」
目を見開いたキッドは、走ってくる敵に目も向けなかった。キラーが慌ててその海兵を切り捨てたのさえ、気は付かないかのようだった。セアラも、ルフィに気を取られほとんどその海兵のことなど気にならなかった。
今、自分たちはようやく旅の本番を目前にしているのだ。
本気で大秘宝を目指す海賊だけがこの先を進むのだ。
「おい、キッド! 何を突っ立っている」
「…なぁキラー。俺たちの通ってきた航路じゃ、そんなことを口にすると大口空けて笑われたもんだ。新世界からのこのこと戻ってくるくそったれ共もさんざん見た。そのたびに俺はやつらを皆殺しにしてきたがな…!
お前もうそうだったろう、なぁセアラ」
「っ……!!」
「――だが、この先はそれを口にする度胸のねぇ奴が死ぬ海だ…!!
”新世界で”会おうぜ」
3人は一瞬だけ視線を合わせた。そして次の瞬間には、各々の住むべき方向を見ていた。
「行くぞ、お前ら!!」
キラーたちが船長の道を作ろうと飛び出す。セアラも、迷いなく共に飛び出した。