1章 北風使いの生まれ変わり
カスミはオーキドを見ると、真剣な顔で頭を下げた。
「博士、北風使いについて知っていることを全て教えてください。あたし、ミズカを探しに行きます」
まっすぐな瞳にサトシは目を見開く。記憶がない自分はカスミとミズカの関係を知らない。そもそも、今自分との関係を知らされたばかりだ。
北風使いの生まれ変わりが、自分たちとどんな交友関係を築いていたのか、まったく想像がつかない。
「……中で話そう。お前さんたちも少し聞いたんじゃな?」
オーキドはすぐに察した。カスミは記憶を取り戻している。シゲルと手にはスイクン伝説の書籍。そして、サトシは戸惑った表情。ここまで来れば話すしかない。オーキドに問われたサトシとシゲルは頷いた。オーキドの案内でサトシたちは、研究所の階段を上がっていく。玄関に入り、少し進むと急にシゲルが立ち止まった。
「シゲル?」
「すまない。これ、持っててくれるかい?」
突然、サトシにスイクン伝説を渡す。
「え?」
「少し一人にさせてくれ」
「話は聞かないのか?」
「あとで聞く」
そう言ってシゲルは、折角入った研究所から出て行った。
「博士、北風使いについて知っていることを全て教えてください。あたし、ミズカを探しに行きます」
まっすぐな瞳にサトシは目を見開く。記憶がない自分はカスミとミズカの関係を知らない。そもそも、今自分との関係を知らされたばかりだ。
北風使いの生まれ変わりが、自分たちとどんな交友関係を築いていたのか、まったく想像がつかない。
「……中で話そう。お前さんたちも少し聞いたんじゃな?」
オーキドはすぐに察した。カスミは記憶を取り戻している。シゲルと手にはスイクン伝説の書籍。そして、サトシは戸惑った表情。ここまで来れば話すしかない。オーキドに問われたサトシとシゲルは頷いた。オーキドの案内でサトシたちは、研究所の階段を上がっていく。玄関に入り、少し進むと急にシゲルが立ち止まった。
「シゲル?」
「すまない。これ、持っててくれるかい?」
突然、サトシにスイクン伝説を渡す。
「え?」
「少し一人にさせてくれ」
「話は聞かないのか?」
「あとで聞く」
そう言ってシゲルは、折角入った研究所から出て行った。
