5章 秘密
「うー、悔しいー!!」
「どんまいどんまい」
バトルで負けたミズカの肩を叩いているのはサトシだ。先程、ミズカがこちらの世界に来たところ、サトシが他のトレーナー達とポケモンバトルをしていた。
それを見て、ミズカも参加したのだが、負けてしまったのだ。悔しくて声を上げると、サトシが慰めに来てくれた。
「さっきの相手は強かったぜ? だから、元気だぜって」
「サトシは勝った?」
「俺、これから。行ってくるな!」
ミズカに手を振って、バトルフィールドへと向かうサトシ。ミズカはサトシのバトルを見つめる。さっきミズカが負けた相手。それをサトシはワニノコで挑む。ワニノコは相変わらず元気ハツラツ。楽しそうに攻撃を繰り出した。
最終的には、サトシの勝利。
ミズカはサトシから預かったリュックを抱えながら、サトシとの差を考える。
「ミズカ。リュック、サンキュー」
「うん」
「ミズカはなんかやりたいことあんのか? もうバトルできないだろ?」
「うん。だからまずポケモンセンターにポケモン預けようと思ってる。やりたいことはとくにないかなぁ……。サトシはこのままバトル? それなら先にポケモンセンターにいるよ」
「いや、俺もポケモンたち疲れてるから預けるつもり。そうなると、何もやることなくなるから暇だと思って」
サトシが肩を竦める。確かに、とミズカは頷いた。二人は何をやるかを決めつつ、ポケモンセンターへ向かう。ポケモンを預けた足でスポーツセンターに来た。
「うわぁ。あたしの世界と変わらない……!」
ミズカは目を輝かせる。二人はカスミとタケシが戻るまで、スポーツセンターで暇をつぶすことにした。施設自体は、もとの世界と変わらないが、そこにポケモンたちがいる。
すぐそばのバドミントンのコートで、エイパムが尻尾でラケットを握って打ち合いをしていた。
「ミズカ、何やる?」
「なんでもいいけど、二人ならラケット競技かな?」
「じゃあ、空いてるところにしようぜ」
バドミントンはすでに埋まっている。二人は卓球をやることにした。
「どんまいどんまい」
バトルで負けたミズカの肩を叩いているのはサトシだ。先程、ミズカがこちらの世界に来たところ、サトシが他のトレーナー達とポケモンバトルをしていた。
それを見て、ミズカも参加したのだが、負けてしまったのだ。悔しくて声を上げると、サトシが慰めに来てくれた。
「さっきの相手は強かったぜ? だから、元気だぜって」
「サトシは勝った?」
「俺、これから。行ってくるな!」
ミズカに手を振って、バトルフィールドへと向かうサトシ。ミズカはサトシのバトルを見つめる。さっきミズカが負けた相手。それをサトシはワニノコで挑む。ワニノコは相変わらず元気ハツラツ。楽しそうに攻撃を繰り出した。
最終的には、サトシの勝利。
ミズカはサトシから預かったリュックを抱えながら、サトシとの差を考える。
「ミズカ。リュック、サンキュー」
「うん」
「ミズカはなんかやりたいことあんのか? もうバトルできないだろ?」
「うん。だからまずポケモンセンターにポケモン預けようと思ってる。やりたいことはとくにないかなぁ……。サトシはこのままバトル? それなら先にポケモンセンターにいるよ」
「いや、俺もポケモンたち疲れてるから預けるつもり。そうなると、何もやることなくなるから暇だと思って」
サトシが肩を竦める。確かに、とミズカは頷いた。二人は何をやるかを決めつつ、ポケモンセンターへ向かう。ポケモンを預けた足でスポーツセンターに来た。
「うわぁ。あたしの世界と変わらない……!」
ミズカは目を輝かせる。二人はカスミとタケシが戻るまで、スポーツセンターで暇をつぶすことにした。施設自体は、もとの世界と変わらないが、そこにポケモンたちがいる。
すぐそばのバドミントンのコートで、エイパムが尻尾でラケットを握って打ち合いをしていた。
「ミズカ、何やる?」
「なんでもいいけど、二人ならラケット競技かな?」
「じゃあ、空いてるところにしようぜ」
バドミントンはすでに埋まっている。二人は卓球をやることにした。