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33章 苦渋の決断

「みんな、よくわかっているわよ。だから、それをピチューに伝えれば良いでしょ? ほら、ピチューを探しに行きましょうよ」

カスミの声はとても優しかった。カスミに解放されて周りを見ると、みんな大きく頷いている。

「みんなで探せばすぐ見つかるさ」

タケシが肩をポンと叩く。ミズカも頬を叩くと「みんな、手伝って!」とお願いし、オーキド邸の庭に出た。

レントラーがミズカを突く。

「ん? どうしたの?」
「ガウ」

乗れと言っているらしい。バシャーモも一緒に行動してくれるらしく、ミズカを促した。

「有難う!」

レントラーはミズカを背に乗せると走り出す。バシャーモもそれについてくる。

「チル!」

チルタリスがサーナイトを乗せて飛んでいく。別行動で空から探してくれるらしい。チコリータやプラスル、マイナンもあちこち走り回っているのが見えた。ミズカは胸が熱くなる。

ミズカはレントラーやバシャーモを見た。

「バシャーモもレントラーもごめんね。レントラーなんて特に色んな所見たかっただろうに……」

そう言うと二匹は首を横に振った。旅をしたかったのはミズカも一緒。それを二匹は十分わかっていた。

二匹は早くピチューを見つけようと足を速めた。
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