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33章 苦渋の決断

ミズカは小さく息を吐くと、ドアを開け、仲間たちとその向こうへ進んで行った。気がつくと、オーキド研究所の玄関にいた。
シゲルの案内で客室に入ると、オーキドとケンジがソファーに座っていた。

「おぉ、待っておったぞ」
「こんにちは」

座っていた二人に挨拶をする。

「ゆっくりして行くと良いじゃろう。先程まで大変じゃったようだし、諸々の話は明日にしよう」
「はい」

オーキドに言われ、頷き、その日は静かに終えた。

翌日、サトシとミズカはオーキドに呼ばれ、客室にいた。ソファに促され、並んで座る。

「お前さん達に話していなかったじゃろう。十年前の話を」
「え……。もしかして十年前の話をするために?」

まさか、十年も前の話を聞くことが出来ると思わなかった。

「そうじゃ、これは話した方が良いと思ってな」

ミズカの質問に頷き、一息つくと、オーキドは話し始めた。
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