28章 初のジム戦!
「エーフィ、スピードスター!」
先程と同じように、ミズカはエーフィにスピードスターから指示を出した。
「イシツブテ、目覚めるパワーだ!」
イシツブテが対抗する。目覚めるパワーは、スピードスターを消してしまった。
「もう一度、スピードスター!」
「フィー」
「転がるだ!」
「エイッシェ!」
エーフィはスピードスターを繰り出すも、イシツブテに転がるで躱されて攻撃された。
転がるの威力が大きく、速さもある。どうにかして防げないかとミズカは思う。
そういえば、さっきエーフィはズガイドスの攻撃をフィールド上にある小岩に乗って躱していた。これを使えないかと考える。
「エーフィ、電光石火で小岩に乗って!」
わざわざ小岩に乗るように指示をする。しかし、エーフィの電光石火よりもイシツブテの方が速さは上だった。
エーフィは小岩に乗る寸前で攻撃される。その際に、小岩も砕かれた。エーフィはブルブルと身体を震わせた。まだまだ大丈夫そうだ。
「エーフィより、イシツブテの方がスピードが上か……。そうなると厳しいな……」
ボソッとタケシが言うと、サトシとヒカリは不安な表情を浮かべた。この状況では、金縛りも催眠術も出来ないだろう。
ミズカもそのつもりだったが、この作戦は無理そうだ。しかし、ミズカの中では勝ち筋が見えていた。
「エーフィ、もう一度、電光石火で小岩の上に乗って!」
「何度やっても同じだよ。イシツブテ、エーフィに転がるだ
」
イシツブテはエーフィに向かって転がってきた。ミズカは口角を上げる。エーフィが小岩に乗る前に、
「エーフィ、別の小岩に移動!」
と指示を出した。エーフィは言われた通りに切り替える。すると、イシツブテは避けきれずに小岩に激突した。イシツブテの動きは一瞬止まる。
「サイコキネシスで砕いた岩と小岩をぶつけて!」
「フィー!」
ミズカの指示にサトシ達は驚いた。
普通ならイシツブテに攻撃するはずだ。しかし、エーフィは戸惑いを見せず、指示通りにした。フィールド上は、砕かれた小岩で凸凹な状態になっている。
シンジがバトルを観戦する目を変えた。
「そうか! 何をしたいかわかったぞ。エーフィは、転がるから逃げていたわけではなかったのか」
「その方法があったぜ!」
「タケシ、それはどういうこと?」
ヒカリは理解出来ず、納得したタケシに聞いた。
「転がるは、地面の多少の凸凹ならコントロールは効くが、あんなに凸凹していたら、コントロールはメチャクチャになるだろう? つまり、イシツブテの転がるを封じたんだ」
タケシの言葉にヒカリの目が輝く。
「へぇ~、そんなことも可能なのね!」
そんなヒカリを横目にシンジはミズカを見る。レントラーやチルタリスは、探り探りであったが、明らかにエーフィを出した瞬間、指示の質が変わった。それどころかフィールドまで活用している。
自然と頭の中でこの後の展開を考えながら、バトルを組み立てているのがわかる。
「エーフィ、金縛り!」
動揺しているイシツブテにエーフィは素早く動きを封じる。
「よし、そこからサイコキネシスで地面に叩きつけて!」
「フィ」
エーフィはイシツブテを地面に叩きつける。
「電光石火!」
イシツブテは動けず、電光石火を食らう。
「止めに、フルパワーでサイコキネシス!!」
「フィー!!」
ミズカは天を指した。エーフィはイシツブテをフルパワーでサイコキネシスで空高く投げた。ジムの外まで出たと思ったら、勢いよく落ちる。そした、イシツブテは落ちた場所にゴロンと転がった。
先程と同じように、ミズカはエーフィにスピードスターから指示を出した。
「イシツブテ、目覚めるパワーだ!」
イシツブテが対抗する。目覚めるパワーは、スピードスターを消してしまった。
「もう一度、スピードスター!」
「フィー」
「転がるだ!」
「エイッシェ!」
エーフィはスピードスターを繰り出すも、イシツブテに転がるで躱されて攻撃された。
転がるの威力が大きく、速さもある。どうにかして防げないかとミズカは思う。
そういえば、さっきエーフィはズガイドスの攻撃をフィールド上にある小岩に乗って躱していた。これを使えないかと考える。
「エーフィ、電光石火で小岩に乗って!」
わざわざ小岩に乗るように指示をする。しかし、エーフィの電光石火よりもイシツブテの方が速さは上だった。
エーフィは小岩に乗る寸前で攻撃される。その際に、小岩も砕かれた。エーフィはブルブルと身体を震わせた。まだまだ大丈夫そうだ。
「エーフィより、イシツブテの方がスピードが上か……。そうなると厳しいな……」
ボソッとタケシが言うと、サトシとヒカリは不安な表情を浮かべた。この状況では、金縛りも催眠術も出来ないだろう。
ミズカもそのつもりだったが、この作戦は無理そうだ。しかし、ミズカの中では勝ち筋が見えていた。
「エーフィ、もう一度、電光石火で小岩の上に乗って!」
「何度やっても同じだよ。イシツブテ、エーフィに転がるだ
」
イシツブテはエーフィに向かって転がってきた。ミズカは口角を上げる。エーフィが小岩に乗る前に、
「エーフィ、別の小岩に移動!」
と指示を出した。エーフィは言われた通りに切り替える。すると、イシツブテは避けきれずに小岩に激突した。イシツブテの動きは一瞬止まる。
「サイコキネシスで砕いた岩と小岩をぶつけて!」
「フィー!」
ミズカの指示にサトシ達は驚いた。
普通ならイシツブテに攻撃するはずだ。しかし、エーフィは戸惑いを見せず、指示通りにした。フィールド上は、砕かれた小岩で凸凹な状態になっている。
シンジがバトルを観戦する目を変えた。
「そうか! 何をしたいかわかったぞ。エーフィは、転がるから逃げていたわけではなかったのか」
「その方法があったぜ!」
「タケシ、それはどういうこと?」
ヒカリは理解出来ず、納得したタケシに聞いた。
「転がるは、地面の多少の凸凹ならコントロールは効くが、あんなに凸凹していたら、コントロールはメチャクチャになるだろう? つまり、イシツブテの転がるを封じたんだ」
タケシの言葉にヒカリの目が輝く。
「へぇ~、そんなことも可能なのね!」
そんなヒカリを横目にシンジはミズカを見る。レントラーやチルタリスは、探り探りであったが、明らかにエーフィを出した瞬間、指示の質が変わった。それどころかフィールドまで活用している。
自然と頭の中でこの後の展開を考えながら、バトルを組み立てているのがわかる。
「エーフィ、金縛り!」
動揺しているイシツブテにエーフィは素早く動きを封じる。
「よし、そこからサイコキネシスで地面に叩きつけて!」
「フィ」
エーフィはイシツブテを地面に叩きつける。
「電光石火!」
イシツブテは動けず、電光石火を食らう。
「止めに、フルパワーでサイコキネシス!!」
「フィー!!」
ミズカは天を指した。エーフィはイシツブテをフルパワーでサイコキネシスで空高く投げた。ジムの外まで出たと思ったら、勢いよく落ちる。そした、イシツブテは落ちた場所にゴロンと転がった。