27章 覚悟

「フィー!」

エーフィは大きく頷く。改めてエーフィは決意した。ミズカがすべてを解決するその日まで、そばを離れないと。

エーフィとの話が終わり、次に他のポケモンたちも出した。彼らには改めて今回のことを説明する。もちろん、それでポケモン世界に来ないと言い、ポケモンたちに何も告げずに行ってしまったことを謝罪した。

その上で、ミズカは自分の気持ちを素直に打ち明ける。

「あたしは、皆とこれからも一緒にいたい。だけど、今はそうもいかない。あたしについて来てくれるもよし、野生に戻ってもよし。あなた達の自由……」

本当は先にこうするべきだった。離れてしまうなら、それは仕方がない。ポケモン達は顔を見合わせた。

オーキドから内容は聞いている。それに、ミズカを迎えに行かなかったエーフィは、必死にポケモン達にミズカの話をしていた。今、サトシやピカチュウが説得しに行ってくれている。皆は置いていかれたと怒っているかもしれないが、絶対に戻ってくる。

だから、少し待ってはくれないか。ちゃんとミズカの口から説明してくれるはずだから、と。
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