19章 非公式のポケモンコンテスト

「お姉ちゃんの面倒、頑張ってね」
「ミズカまで~」

今度は、サトシとタケシも笑った。帰るのが名残惜しい。次はいつ来られるだろう。来ても、今日のように長くはいられないだろうな、と思った。

「じゃあね!」

それでもミズカはミズカの住む世界がある。いつまでも留まってはいられない。ミズカは、ドアの向こうへと進んで行った。ドアは消えた。

「ミズカ……次はいつ来るんだろうな」

サトシが呟く。肩に乗ってるピカチュウは、ドアの消えた場所を見つめながら首を傾げた。
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