19章 非公式のポケモンコンテスト
「そのまま、サイコキネシス!」
ロゼリアは躱しきれず、エーフィの攻撃を喰らった。効果は抜群である。
「地面に叩きつけて!」
「フィ」
エーフィはロゼリアを地面に叩き付けた。
「エーフィ、ジャンプしてスピードスター!!」
「フィ」
「ロゼリア、躱してマジカルリーフだ」
「ロゼ!」
エーフィのスピードスターにマジカルリーフをぶつけられる。パチパチと弾けて、これまた綺麗だ。エーフィの動きは止まる。
「ロゼリア、ソーラービーム」
「ローゼッ」
その隙を狙い、ロゼリアはエーフィにソーラービームを放った。エーフィは辛うじて直撃は躱すことはできたが、右足にダメージを受ける。
「フィ……」
「エーフィ!」
結構なダメージを食らっているのを見て、ミズカは冷や汗を流す。いや、この汗は焦っているからではない。具合の悪さがぶり返してきたからだ。
ミズカはさっきのマサトの言葉を思い出した。たしか、具合が悪くなったらすぐに辞めろと言われた。
「残り時間、2分をきりました」
「エーフィ! 立てる?」
「フィ!」
「よし、電光石火!」
エーフィが頷くと、ミズカは次の指示を出した。ミズカは、後2分なら保たせられるはずだと思った。折角、思い切り動けているのに途中でやめてはエーフィに申し訳ない。せめて、このバトルはやりきろうと思ったのだ。
「ロゼリア、マジカルリーフ」
「エーフィ、止まって金縛り!」
ロゼリアが攻撃を仕掛ける前に、エーフィはミズカの指示通りにする。ロゼリアは動きを完全に封じられてしまった。
「サイコキネシスで地面に叩きつけて! とどめにスピードスター」
金縛りからサイコキネシスに変えてロゼリアを持ち上げると、地面に叩きつけた。そして、隙をつきスピードスターでロゼリアに攻撃する。残り30秒のところでロゼリアは力尽きた。
最後は魅せるも何もない。ミズカはただのバトルをしていた。
「この勝負……」
ジョーイが号令をしようと口を開くと、ミズカはその場に座り込んだ。くらくらする。当然、事情を知らない周りは騒然とする。
「フィ……」
エーフィは心配そうにミズカの所へ駆け寄った。
「ごめん。エーフィ、ここまでみたい」
そう言われ、エーフィは首を横に振った。ミズカが具合悪くなっていたことは、なんとなく感じていたのだ。最後の畳み掛けるような攻撃指示。あれでバトルを急いでいるように思えた。
ロゼリアは躱しきれず、エーフィの攻撃を喰らった。効果は抜群である。
「地面に叩きつけて!」
「フィ」
エーフィはロゼリアを地面に叩き付けた。
「エーフィ、ジャンプしてスピードスター!!」
「フィ」
「ロゼリア、躱してマジカルリーフだ」
「ロゼ!」
エーフィのスピードスターにマジカルリーフをぶつけられる。パチパチと弾けて、これまた綺麗だ。エーフィの動きは止まる。
「ロゼリア、ソーラービーム」
「ローゼッ」
その隙を狙い、ロゼリアはエーフィにソーラービームを放った。エーフィは辛うじて直撃は躱すことはできたが、右足にダメージを受ける。
「フィ……」
「エーフィ!」
結構なダメージを食らっているのを見て、ミズカは冷や汗を流す。いや、この汗は焦っているからではない。具合の悪さがぶり返してきたからだ。
ミズカはさっきのマサトの言葉を思い出した。たしか、具合が悪くなったらすぐに辞めろと言われた。
「残り時間、2分をきりました」
「エーフィ! 立てる?」
「フィ!」
「よし、電光石火!」
エーフィが頷くと、ミズカは次の指示を出した。ミズカは、後2分なら保たせられるはずだと思った。折角、思い切り動けているのに途中でやめてはエーフィに申し訳ない。せめて、このバトルはやりきろうと思ったのだ。
「ロゼリア、マジカルリーフ」
「エーフィ、止まって金縛り!」
ロゼリアが攻撃を仕掛ける前に、エーフィはミズカの指示通りにする。ロゼリアは動きを完全に封じられてしまった。
「サイコキネシスで地面に叩きつけて! とどめにスピードスター」
金縛りからサイコキネシスに変えてロゼリアを持ち上げると、地面に叩きつけた。そして、隙をつきスピードスターでロゼリアに攻撃する。残り30秒のところでロゼリアは力尽きた。
最後は魅せるも何もない。ミズカはただのバトルをしていた。
「この勝負……」
ジョーイが号令をしようと口を開くと、ミズカはその場に座り込んだ。くらくらする。当然、事情を知らない周りは騒然とする。
「フィ……」
エーフィは心配そうにミズカの所へ駆け寄った。
「ごめん。エーフィ、ここまでみたい」
そう言われ、エーフィは首を横に振った。ミズカが具合悪くなっていたことは、なんとなく感じていたのだ。最後の畳み掛けるような攻撃指示。あれでバトルを急いでいるように思えた。