19章 非公式のポケモンコンテスト
翌日、エーフィの調子がよくなった事を確認して病室からミズカは出てきた。ジョーイには出来るなら今日まで休ませるように言われた。
「ねぇ、見てみて!」
病室から出てくるのを待ち構えていたのはハルカだった。彼女の手にはポスターが握られている。
「なにこれ?」
ミズカは首を傾げながら、ポスターを指した。
「コンテストかも! 明日、非公式のコンテストがこの近くで行われるの!」
ハルカは元気よくミズカの前にポスターを近づける。近すぎてよく見えない。
「へぇ、じゃあ、ハルカ出るんだ。頑張ってね! 応援するよ!」
ポスターを取り上げながら、ミズカは言った。ポスターを見つめると、誰でも参加可能と書いてある。村のイベントのようだった。
「ちょっとまだ話は終わってないかも! 非公式って、パスを持ってないミズカでも出場出来るんだって!」
目が輝かしいハルカにミズカは嫌な予感がする。
「それで?」
「ミズカも一緒に出場しましょ!」
「はい?」
嫌ではないが、ハルカにそう言われ驚いた。自分はバトル専門だ。コンテストなんて知らないも同然である。しかも、ミズカはまともに最近アニメを観ていない。コンテストなんて、どうやれば良いのか皆目見当もつかなかった。
「いや……、良いけど多分一次審査で終わるよ?」
ミズカの表情は引きつる。そのくらい彼女には自信がない。ポケモンの事なのに珍しいくらいだ。
「それじゃ、決定かも! あたしはコンテストの練習してくるわ!」
ハルカは言いたい事を言ってそそくさと行ってしまった。ミズカはハルカから取り上げたポスターを見る。一次審査は一匹で演技を見せるらしい。二次審査はコンテストバトルのようだ。二次審査はなんとか誤魔化しが効きそうだが、一次はそうはいかないだろう。
「とにかく、練習しようかな……」
「ミズカ、大丈夫なの?」
後ろから声を掛けられて、ミズカはビクッとした。その声の主はマサトだ。その隣にはサトシとタケシもいた。どうやら三人ともミズカとハルカの会話を聞いていたらしい。
「いや……演技の技がね」
ミズカは苦笑する。
「手伝ってやるよ」
「え?」
「今から、練習しに行くんだろ?」
サトシが練習に付き合ってくれるらしい。誰もいないより、普段ハルカのコンテストを観ているサトシがいるほうがいい。
「うん! ありがとう!」
ミズカは笑顔になる。そうなると話は早かった。ミズカとサトシはポケモンセンターに出て、近くの広場に出た。
「ねぇ、見てみて!」
病室から出てくるのを待ち構えていたのはハルカだった。彼女の手にはポスターが握られている。
「なにこれ?」
ミズカは首を傾げながら、ポスターを指した。
「コンテストかも! 明日、非公式のコンテストがこの近くで行われるの!」
ハルカは元気よくミズカの前にポスターを近づける。近すぎてよく見えない。
「へぇ、じゃあ、ハルカ出るんだ。頑張ってね! 応援するよ!」
ポスターを取り上げながら、ミズカは言った。ポスターを見つめると、誰でも参加可能と書いてある。村のイベントのようだった。
「ちょっとまだ話は終わってないかも! 非公式って、パスを持ってないミズカでも出場出来るんだって!」
目が輝かしいハルカにミズカは嫌な予感がする。
「それで?」
「ミズカも一緒に出場しましょ!」
「はい?」
嫌ではないが、ハルカにそう言われ驚いた。自分はバトル専門だ。コンテストなんて知らないも同然である。しかも、ミズカはまともに最近アニメを観ていない。コンテストなんて、どうやれば良いのか皆目見当もつかなかった。
「いや……、良いけど多分一次審査で終わるよ?」
ミズカの表情は引きつる。そのくらい彼女には自信がない。ポケモンの事なのに珍しいくらいだ。
「それじゃ、決定かも! あたしはコンテストの練習してくるわ!」
ハルカは言いたい事を言ってそそくさと行ってしまった。ミズカはハルカから取り上げたポスターを見る。一次審査は一匹で演技を見せるらしい。二次審査はコンテストバトルのようだ。二次審査はなんとか誤魔化しが効きそうだが、一次はそうはいかないだろう。
「とにかく、練習しようかな……」
「ミズカ、大丈夫なの?」
後ろから声を掛けられて、ミズカはビクッとした。その声の主はマサトだ。その隣にはサトシとタケシもいた。どうやら三人ともミズカとハルカの会話を聞いていたらしい。
「いや……演技の技がね」
ミズカは苦笑する。
「手伝ってやるよ」
「え?」
「今から、練習しに行くんだろ?」
サトシが練習に付き合ってくれるらしい。誰もいないより、普段ハルカのコンテストを観ているサトシがいるほうがいい。
「うん! ありがとう!」
ミズカは笑顔になる。そうなると話は早かった。ミズカとサトシはポケモンセンターに出て、近くの広場に出た。