17章 泣き虫キルリア
「ここ……どこ?」
ミズカは久しぶりにポケモン世界に来た。そして、辺りを見回す、目の前は、木、木、木……。ようするに森の中である。しかし、今までのように、どこに続く森なのか全くわからない。ここが、ホウエン地方なのかどうかさえわからないのである。
ミズカは、とりあえず、久しぶりに自分のポケモンを出す。久しぶりに見る主人の顔に、エーフィ、プラスル、マイナンは笑顔で抱きつく。ミズカは、バランスを崩し、尻餅をついた。しかし、そんなことは気にせず、嬉しくなって三匹を抱き返した。思った以上に抱きつく力が強かったらしく、ポケモン達は咳き込む。
「ごめん、久しぶりに会ったからつい……」
ミズカは苦笑しながら謝り、三匹を降ろして立ち上がる。
どうやら、久しぶりに会えたという嬉しさから、力が強くなってしまったらしい。
「キル!」
そこへ、急に目の前に一匹のキルリアが出てきて、その場に倒れた。意識はまだあるようだが、だいぶ、傷ついている。
「どうしたの!」
ミズカは、キルリアのそばに駆け寄る。キルリアは、泣いてミズカに抱きつく。
「フィ」
エーフィは耳を動かし、何かを感じたらしく、警戒して、木の影を見る。プラスルと、マイナンも感じたらしく、エーフィに並んだ。
そこから姿を現したのは三匹のグラエナだった。キルリアはこの三匹にやられたらしい。それがわかり、ミズカはエーフィ達に指示を出す。
「エーフィ、金縛りよ! プラスル、マイナンは十万ボルト!!」
三匹は頷き、エーフィは金縛りで、グラエナ達を動けなくし、プラスルとマイナンは、動けない三匹に十万ボルトを放った。
「ガウゥ……」
グラエナ達は危険を感じたらしく、その場を去って行った。
「皆、ありがとう!」
ミズカは三匹を褒める。すると、プラスルとマイナンは肩に……、エーフィは頭に乗ってきた。
「お、重いよ」
キルリアを抱え、プラスルとマイナンは肩に、エーフィが頭に乗っては、かなり重いだろう。ミズカは、少し気にしながらも、キルリアを降ろし、リュックの中から、傷薬を出した。
こないだサトシと崖に落ちて、リュックの中を漁ったときに非常食と一緒に入っていたのを見つけた。ミズカはそれを覚えていたのである。
ミズカは久しぶりにポケモン世界に来た。そして、辺りを見回す、目の前は、木、木、木……。ようするに森の中である。しかし、今までのように、どこに続く森なのか全くわからない。ここが、ホウエン地方なのかどうかさえわからないのである。
ミズカは、とりあえず、久しぶりに自分のポケモンを出す。久しぶりに見る主人の顔に、エーフィ、プラスル、マイナンは笑顔で抱きつく。ミズカは、バランスを崩し、尻餅をついた。しかし、そんなことは気にせず、嬉しくなって三匹を抱き返した。思った以上に抱きつく力が強かったらしく、ポケモン達は咳き込む。
「ごめん、久しぶりに会ったからつい……」
ミズカは苦笑しながら謝り、三匹を降ろして立ち上がる。
どうやら、久しぶりに会えたという嬉しさから、力が強くなってしまったらしい。
「キル!」
そこへ、急に目の前に一匹のキルリアが出てきて、その場に倒れた。意識はまだあるようだが、だいぶ、傷ついている。
「どうしたの!」
ミズカは、キルリアのそばに駆け寄る。キルリアは、泣いてミズカに抱きつく。
「フィ」
エーフィは耳を動かし、何かを感じたらしく、警戒して、木の影を見る。プラスルと、マイナンも感じたらしく、エーフィに並んだ。
そこから姿を現したのは三匹のグラエナだった。キルリアはこの三匹にやられたらしい。それがわかり、ミズカはエーフィ達に指示を出す。
「エーフィ、金縛りよ! プラスル、マイナンは十万ボルト!!」
三匹は頷き、エーフィは金縛りで、グラエナ達を動けなくし、プラスルとマイナンは、動けない三匹に十万ボルトを放った。
「ガウゥ……」
グラエナ達は危険を感じたらしく、その場を去って行った。
「皆、ありがとう!」
ミズカは三匹を褒める。すると、プラスルとマイナンは肩に……、エーフィは頭に乗ってきた。
「お、重いよ」
キルリアを抱え、プラスルとマイナンは肩に、エーフィが頭に乗っては、かなり重いだろう。ミズカは、少し気にしながらも、キルリアを降ろし、リュックの中から、傷薬を出した。
こないだサトシと崖に落ちて、リュックの中を漁ったときに非常食と一緒に入っていたのを見つけた。ミズカはそれを覚えていたのである。