16章 仲間と夢と
「カスミ、思いを伝えるって?」
一番、聞かれたくない鈍感サトシに質問される。ますます、顔が赤くなり、熱を持つのが自分でもわかる。
「さ、さぁ~? 何かしらね~……?」
カスミはサトシから目を逸らして言った。その様子に、サトシは首を傾げる。ハルカは後ろでミズカが何の事を言ったのかわかったらしく、声を出さずに笑っていた。
カスミはその夜、そのミズカの一言で、ハルカに問われたり、マサトに問われたり……。とにかく、大変な目にあった。
――ミズカ、次会ったらタダじゃおかないわよ!
カスミはそう心の中で叫んでいた。その次の日、カスミはハナダに戻って行った。ジムリーダーを務めるのに色々と忙しい。本当はもっとここに居たいという気持ちがあるが我慢した。
こうして、ミズカはもとの世界で、サトシ達はホウエン地方で、カスミはハナダで、色々な事情を抱えて別れた。今度、このメンバーで会う日はいつになるのだろうか……。
一番、聞かれたくない鈍感サトシに質問される。ますます、顔が赤くなり、熱を持つのが自分でもわかる。
「さ、さぁ~? 何かしらね~……?」
カスミはサトシから目を逸らして言った。その様子に、サトシは首を傾げる。ハルカは後ろでミズカが何の事を言ったのかわかったらしく、声を出さずに笑っていた。
カスミはその夜、そのミズカの一言で、ハルカに問われたり、マサトに問われたり……。とにかく、大変な目にあった。
――ミズカ、次会ったらタダじゃおかないわよ!
カスミはそう心の中で叫んでいた。その次の日、カスミはハナダに戻って行った。ジムリーダーを務めるのに色々と忙しい。本当はもっとここに居たいという気持ちがあるが我慢した。
こうして、ミズカはもとの世界で、サトシ達はホウエン地方で、カスミはハナダで、色々な事情を抱えて別れた。今度、このメンバーで会う日はいつになるのだろうか……。