15章 プラスルとマイナン!

ミズカがプラスル、マイナンをゲットした頃……。ハルカ達は、ポケモンセンターに行って、ジュンサーを呼んでもらった。今は二人が落ちた崖の前にいる。

「ここで落ちたのね?」
「フィ……」
「ピカ……」

ジュンサーの質問に、唯一の目撃者、エーフィとピカチュウは頷いた。2匹とも、心配そうに崖の下を見つめている。

「まったく、無鉄砲な子が二人もいて大変ね……」

ジュンサーは呆れた顔で自分の腕時計を見た。辺りは時期に暗くなりそうだ。

「探すのは明日にしましょう」

ジュンサーの言葉に驚いたのは、ハルカとマサトだ。この下は凶暴なポケモンがいると、さっき聞いたばかりだった。

「二人はどうなるんですか!」
「かもかも!」

マサトとハルカは反対する。

「仕方ないだろ……。俺達までこのまま迷子になったらどうにもならないぞ……」

タケシはジュンサーが言うことをわかっていたらしく、二人を宥める。

「でも……」

ハルカとマサトは崖の下を見た。すごい深さである。出来るなら、今助けに行きたかった。

「スバー!」

と、サトシのスバメが飛んできた。

「このスバメ……、サトシのスバメかも!」
「てことは、二人は無事なんだね?」

ハルカとマサトの言葉にスバメは頷いた。

「これで一安心ね。明日朝早く探しに行きましょ」

ジュンサーの言葉に、三人と三匹は頷いた。まさか、ミズカの手持ちにチコリータがいないなど、タケシは思ってもいなかった。当然、スバメも知るはずがない。

ハルカ達はジュンサーのあとについて、ポケモンセンターへ戻って行った。


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