13章 さようなら。また会う日まで!

翌日の朝。

「じゃ、行ってきます!」

ミズカはオーキドに挨拶をし、エーフィ、チコリータを連れて行こうとした。

「チッコ!」

すると、チコリータがミズカを止めた。

「どうしたの? チコリータ?」
「チコチコ!」

チコリータは何か訴えてるようだった。ミズカはすぐにピンと来た。昨日自分が思ったことだ。

このオーキド研究所に残り、フシギダネからここで色々なことを教わりたいようだ。ミズカは口角を上げて頷いた。

「わかった。オーキド博士、チコリータをお願いできますか?」
「もちろんじゃよ!」
「それじゃ、よろしくお願いします!」
「気をつけてな!」
「はい!」

ミズカとエーフィは、オーキドやケンジ、チコリータに見送られながら、マサラタウンを後にした。港にはすぐに着いた。 

道を教えてもらったからか、今度は迷わずに済んだ。そして、ホウエン地方行きの船を見つけると、エーフィとともに乗り込んだ。

「エーフィ! 頑張ろうね!!」

エーフィにいうと、彼女は頷く。ここから新たな冒険が始まると思うと、ミズカは楽しみで仕方なかった。

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