9章 ピチューを救え!
「しょうがないだろう! 一瞬のことだったんだぜ?」
「かなり一瞬だったよ」
サトシは今回ばかりは止められたらと思っていたらしい。というのも、ミズカの手持ちの少なさ、助けたあとにどうするのか、それを考えたようだった。サトシからしてもミズカのやることは無謀だったのだ。せめて自分が行ければとは思っていたが。
「ま、一瞬じゃなかったらサトシも一緒に乗り込んでただろうしな」
サトシの性格をよく知っている。自分のポケモンだろうが、他人のポケモンだろうが無理をしてでも助ける。たった今、サトシはそう思っていたため、苦笑しかできなかった。反論はできない。
「たしかにね……」
カスミはため息をつく。ミズカもサトシの性格を思って苦笑した。
「とにかく、少しは反省しなさいよ! 二度と無茶やるなって言っても聞かないのはわかってるから……」
「ごめん……。これからは気をつける」
ミズカは、素直に頷いた。とても反省しているとは思わなかったが、カスミはそれ以上何も言わなかった。
「かなり一瞬だったよ」
サトシは今回ばかりは止められたらと思っていたらしい。というのも、ミズカの手持ちの少なさ、助けたあとにどうするのか、それを考えたようだった。サトシからしてもミズカのやることは無謀だったのだ。せめて自分が行ければとは思っていたが。
「ま、一瞬じゃなかったらサトシも一緒に乗り込んでただろうしな」
サトシの性格をよく知っている。自分のポケモンだろうが、他人のポケモンだろうが無理をしてでも助ける。たった今、サトシはそう思っていたため、苦笑しかできなかった。反論はできない。
「たしかにね……」
カスミはため息をつく。ミズカもサトシの性格を思って苦笑した。
「とにかく、少しは反省しなさいよ! 二度と無茶やるなって言っても聞かないのはわかってるから……」
「ごめん……。これからは気をつける」
ミズカは、素直に頷いた。とても反省しているとは思わなかったが、カスミはそれ以上何も言わなかった。