R風味
雨の音は絶えず窓を叩いていた。
その音に包まれた部屋の中、眠っている志摩が小さく身じろぐ。
二人の身体はまだ熱を帯びていて、昨晩重なった肌の余韻がじんわりと残っている。
「ん…いぅき?」
「おはよ、身体痛くない?」
そう言って志摩の唇にふにふに触れると、寝ぼけているのかそのまま舌を伸ばしてきた。
唇で挟み舌先をぬるりと這わせる様はあまりにも妖艶で、下半身が熱をもつ。
「ぁ…ん、、はぅ…っ」
志摩の口から甘い声が漏れ出して、ゆっくりと吸い上げるように俺の指を口内へ引き込もうとする。
つい指の根元まで差し入れると、それを甘えたように喉の奥まで含み込み、舌で絡め、じゅるじゅるといやらしい音を立てる。
「かわいー朝からえっちだねぇ」
濡れた指を志摩の口からゆっくり引き抜くと、切なそうな小さな声。
志摩の瞳はすでに潤み、欲の色をしていた。
「いぶきの、いれて、」
昨日散々繋がりあったそこは、ローションを足せばまだすんなりと俺を呑み込んでくれた。
何度もキスを落としながら、奥まで埋めていく。
「んっ、きゅうきゅうしてる…志摩ちゃんじょーず」
「ぁ、いぅき…っ」
何度も深く突き上げるたび、志摩の身体が跳ねて熱が高まっていく。
志摩は泣きそうな声で俺の名前を何度も呼んだ。
「ぁ…ゃ、、いぅっ…ィくッ、の、ッあ…」
雨の音に紛れてふたりの甘い声が重なる。
梅雨の休日、ふたりはそのままたっぷりと甘い時間を過ごした。
