禁断のLOVE、しちゃう?
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玄関の前に立つと、なんだか自分の家なのに自分の家には思えない
なんとも不思議な気持ち
入っていいのかな、なんてまるで他人の家にお邪魔する時のような遠慮した気持ちになっている自分がいた
でも実際、私の家ではないよね
ここは、皆と…この世界にいた私の家だ
「たっだいまー!」
音也が元気よく玄関を開けて入っていく
「セシルくーんっいい子にしてましたかぁ~?」
続いて那っちゃんも、家の中にいるであろうセシル目掛けて勢いよく家の中へと入っていく
そして皆も次々に玄関の中へと入っていく
玄関の前で足を止めたままの私に気付いてトキヤが振り向いた
「どうしました?」
『あ、いや…』
"入っていいのかな"
なんて言ったら、皆に余計な心配かけちゃうよね
早く入らなきゃ
そう思うのに足が動かない
だってこの玄関をくぐれば、私と皆との生活が始まる
皆との生活はきっと楽しいだろうけど、私が加わるというのは明らかに皆のこれまでの生活に影響を与えてしまう
『……』
俯いて無言になったまま動けなくなってしまった私に気付いて、皆が玄関に戻ってきた
「春歌?どうしたの?」
『私…1人で暮らした方が…』
「余計な心配をするな」
『え…』
「違う世界から来たとはいえ、"お前"の考えそうなことはすぐ分かる」
「オレ達に気なんか遣わなくていいさ」
「そうそう!春歌はそのまま入ってくればいいんだよっ!」
『真斗…レン、音也…』
きゅっ
『!』
那っちゃんが私の手をゆっくりと取って、その大きな手の中に包み込む
お昼に皆に本当のことを打ち明けた時、励ましてくれたのと同じように
「春歌ちゃん、僕達と一緒に暮らしましょう」
「心配せずとも家族の一員としてキッチリ働いて貰いますよ」
『那っちゃん、トキヤ…』
「おぅ、春歌!ただいま!」
『翔ちゃん…』
振り向くと翔ちゃんがにこっと笑って手を振ってくれた
大学の講義が終わって帰ってきたようだ
「なんだ、お前らもう帰ってたのかよ。全員揃ってるなんて珍しいな…って!!なんで春歌泣きそうな顔してんだよ!お前らなんかしたんじゃねーだろうな!?」
『ち、違うの…!嬉しくって…』
「? な、なんだ?泣くほど嬉しいことあったのか?」
『うん…っ』
「春歌」
セシルが玄関から顔を出してにこっと笑いかけてくれた
『セシル…』
「おかえりなさい、春歌」
『…ただいま』
私は薄っすらと瞼に涙を浮かべながらも、笑顔で家に入った
こうして皆と私、8人での生活が始まった
なんとも不思議な気持ち
入っていいのかな、なんてまるで他人の家にお邪魔する時のような遠慮した気持ちになっている自分がいた
でも実際、私の家ではないよね
ここは、皆と…この世界にいた私の家だ
「たっだいまー!」
音也が元気よく玄関を開けて入っていく
「セシルくーんっいい子にしてましたかぁ~?」
続いて那っちゃんも、家の中にいるであろうセシル目掛けて勢いよく家の中へと入っていく
そして皆も次々に玄関の中へと入っていく
玄関の前で足を止めたままの私に気付いてトキヤが振り向いた
「どうしました?」
『あ、いや…』
"入っていいのかな"
なんて言ったら、皆に余計な心配かけちゃうよね
早く入らなきゃ
そう思うのに足が動かない
だってこの玄関をくぐれば、私と皆との生活が始まる
皆との生活はきっと楽しいだろうけど、私が加わるというのは明らかに皆のこれまでの生活に影響を与えてしまう
『……』
俯いて無言になったまま動けなくなってしまった私に気付いて、皆が玄関に戻ってきた
「春歌?どうしたの?」
『私…1人で暮らした方が…』
「余計な心配をするな」
『え…』
「違う世界から来たとはいえ、"お前"の考えそうなことはすぐ分かる」
「オレ達に気なんか遣わなくていいさ」
「そうそう!春歌はそのまま入ってくればいいんだよっ!」
『真斗…レン、音也…』
きゅっ
『!』
那っちゃんが私の手をゆっくりと取って、その大きな手の中に包み込む
お昼に皆に本当のことを打ち明けた時、励ましてくれたのと同じように
「春歌ちゃん、僕達と一緒に暮らしましょう」
「心配せずとも家族の一員としてキッチリ働いて貰いますよ」
『那っちゃん、トキヤ…』
「おぅ、春歌!ただいま!」
『翔ちゃん…』
振り向くと翔ちゃんがにこっと笑って手を振ってくれた
大学の講義が終わって帰ってきたようだ
「なんだ、お前らもう帰ってたのかよ。全員揃ってるなんて珍しいな…って!!なんで春歌泣きそうな顔してんだよ!お前らなんかしたんじゃねーだろうな!?」
『ち、違うの…!嬉しくって…』
「? な、なんだ?泣くほど嬉しいことあったのか?」
『うん…っ』
「春歌」
セシルが玄関から顔を出してにこっと笑いかけてくれた
『セシル…』
「おかえりなさい、春歌」
『…ただいま』
私は薄っすらと瞼に涙を浮かべながらも、笑顔で家に入った
こうして皆と私、8人での生活が始まった