禁断のLOVE、しちゃう?
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『私、は…春歌。でもこの世界じゃない世界から来た春歌』
「見た目は…一緒だよね」
「ああ、今まで気付かなかったくらいだからな。もし言われなかったらずっと気付かなかったかもしれんな」
「え~?そうですかぁ??」
「そういえばシノミーはどうして違うって分かったんだい?」
「そういえば…」
「え?だって全然違うじゃないですかぁ」
むしろ何故違いが分からないのか不思議だとでも言いたげな表情をしている
「それで…なんでここに?」
『分かんない…起きたら自分のベットでいつも通り寝てたと思ったら、皆が私の家にいるからむしろびっくりしてたんだけど…皆の話とか様子見てると違うのは私だって段々気付いて…』
「春歌の家…?貴方がいた世界とこの世界に違いがあるようですね」
『えっと…一番違うのは、私のいた世界では皆と私は家族じゃなくて友達だったの。だから勿論それぞれの家で暮らしてたんだけど…』
「ああっ!!だから僕のこと拒んだんですね!」
「拒んだ?」
「朝、制服着せてあげようとしたら拒まれちゃったんです」
『う、うん。ごめんね?』
「ていうか那月…違う春歌だって気付いてたのに何してんの」
「え?だって僕にとっては同じ春歌ちゃんですからぁ」
『那っちゃん…』
ちょっと胸がほっこりした
「いやいや、春歌堂々とセクハラされてたんだからね?分かってる?」
「友達…ね。本当はオレとは恋人だったんじゃない?」
「こんな時にふざけるな、神宮寺。全く…きっと違う世界でもお前は不埒な性格に違いないな」
「はっ…モテない奴はこれだから嫌になっちゃうな」
『……。ぷっ…』
「!」
「? どうした、なにかおかしかったか…?」
『あ、えっと…そのやっぱり世界変わっても皆の性格は一緒なんだなぁって思ったらなんかおかしくって…』
「良かった!さっきからずっと緊張してるみたいだったから…」
『あ…心配してくれてありがとう』
「あ、いや…えと…」
「何赤くなってるんですか」
「音也くん、違う春歌ちゃんだと知って早速意識しちゃってますね~」
「ええっ!そんなことないよっ!!」
「ますます真っ赤ですよ?」
「俺のことはいいからさっ!それより春歌が俺達に聞きたいことあるんじゃない!?」
「それもそうですね。本当に違う世界なのだとしたら分からないことだらけでしょう」
「何か俺達に聞きたいことはあるか?」
『あ、ありがとうっ!えーとじゃあ…私って何番目の兄弟だったのかな?』
「お前は一番下の、末っ子というやつだ」
「"だった"…だろ?ね、春歌」
パチンッとレンからウインクが飛んできた
んーやっぱ性格は変わらないんだなぁ
「貴方もいきなりモーションかけないでください、やりづらいです」
「へぇ?何か困ることがあるのかい、イッチー」
「そういう意味じゃありません」
「じゃあどういう意味だい?」
『末っ子かぁ~じゃあやっぱり皆お兄ちゃんなんだ』
「お兄ちゃん…ね。いい響きだね」
「春歌ちゃんはお兄ちゃんとは呼んでくれませんでしたからねぇ~」
『へーそうだったんだ?』
「俺が春歌の一つ上の兄貴だよ!」
音也がずいっと前のめりになって、自分を指差しながらお兄ちゃんですアピールしてくる
『あ、そうだよね。音也同い年だもんね』
「年もクラスも一緒だし、なんかあったら気軽に俺を頼ってよ」
『ありがとうっ』
「おーっとイッキ、抜け駆けかい?こういう状況なんだ、年上のオレのが頼りがいがあると思うけどね。そうだろ、春歌?」
すっとレンが近づいてきたかと思うと、音也を横へと押しのけて私の手を取る
『えーっと…』
「ほら、レン!春歌嫌がってるじゃん!ぶーぶー!!」
「オレはこの世界では次男だけど、春歌とはステディな関係になりたいな」
ぱちんっとまたウインクされる
こんな間近でこの綺麗な顔にウインクされると、どうしようもなく顔が熱くなる
『…っ!』
思わず焦って手を振り解いてしまった
『あ…ご、ごめんなさい…っその…っ』
謝りながらも顔を見れない
「いいさ、ちょっと急ぎすぎたね?とにかくいつでもオレを頼ってよ」
『あ、ありがとうございますっ…』
いつもタメ口で喋ってたというのに、こうもアピールされるからだろうか、この世界では年上でお兄ちゃんなのだと意識してしまうからだろうか
思わず敬語になる
「春歌、嫌なら嫌だと言いなさいといつも…」
「トキヤくんっ」
那っちゃんがトキヤにちらっと目線をやると、トキヤもはっとした様子で軽く頭を下げられた
「そうでした、すみません。こっちの世界にいた貴方もいつもはっきりと断れない人だったものですから重なってしまいました。私はこの世界では四男にあたります。聖川さん、四ノ宮さんと同年代で2年生です、以後よろしくお願いします」
『あ、こちらこそ…』
あまりに礼儀正しくて私も思わず、ぺこりと頭を下げる
「今一ノ瀬が言ったように、俺と四ノ宮も同じ16歳で2年生だ。家では俺が三男で家事全般を中心に担ってはいるが、皆で協力しながら生活をしている。お前も俺達に馴染むのに時間を要するだろうが共に支えあいながら切磋琢磨していこうではないか」
『う、うん…いや、はい』
トキヤも真斗も、やはりこの世界でもしっかり者というか…
家ではお父さんとお母さんのようなポジションなのかな、なんて思わず想像してしまって微笑ましい
「じゃあ最後は僕ですね~!僕は五男で、春歌ちゃんの2つ上のお兄ちゃんですっ!好きなものは可愛いもの…翔ちゃんとセシルくんとピヨちゃんと…春歌ちゃんが大好きですっ♪」
にこっと私の顔を覗き込みながら笑いかけてくる
『え、ええっ!?』
思わずそのきらきらのスマイルに目が離せない!そして顔がぼんっと赤くなってしまう
「あーもー那月、天然すぎるよっ」
「その自己紹介では春歌に誤解を与えてしまうだろう?」
「え?だって本当のことですよ~??」
「そういうことを言ってるのではなくてだな…」
「あ、そうそう。翔はね、大学に行ってるから俺達とはまた別の学校なんだよね。と、言ってもこの学校のすぐ隣の大学だから近いんだけど…ほら、あそこだよ」
音也が指差した先には白を基調にした綺麗な建物が建っていた
緑のフェンスでぐるーっと囲まれていて、この高校の二倍はあるようだ
「まぁ翔には改めて、家に帰ってから話すことにしましょう」
「うむ、そうだな」
「セシルの紹介もまだだしねっ!」
『ど、どうもありがとうっ…』
「やだなぁ、そんな緊張しなくて大丈夫だってば!俺達家族になるんだからさ、もっと気楽にいこうよっ」
「そうですよ~僕とたっくさんこれから一緒に遊びましょうね♪」
『う、うんっ!』
不安だらけのタイムトリップだったけど、どうやら世界は変わっても皆の優しさに変わりはなかったみたい
これからの生活に不安はあるけど、皆に話せて本当に良かった
「見た目は…一緒だよね」
「ああ、今まで気付かなかったくらいだからな。もし言われなかったらずっと気付かなかったかもしれんな」
「え~?そうですかぁ??」
「そういえばシノミーはどうして違うって分かったんだい?」
「そういえば…」
「え?だって全然違うじゃないですかぁ」
むしろ何故違いが分からないのか不思議だとでも言いたげな表情をしている
「それで…なんでここに?」
『分かんない…起きたら自分のベットでいつも通り寝てたと思ったら、皆が私の家にいるからむしろびっくりしてたんだけど…皆の話とか様子見てると違うのは私だって段々気付いて…』
「春歌の家…?貴方がいた世界とこの世界に違いがあるようですね」
『えっと…一番違うのは、私のいた世界では皆と私は家族じゃなくて友達だったの。だから勿論それぞれの家で暮らしてたんだけど…』
「ああっ!!だから僕のこと拒んだんですね!」
「拒んだ?」
「朝、制服着せてあげようとしたら拒まれちゃったんです」
『う、うん。ごめんね?』
「ていうか那月…違う春歌だって気付いてたのに何してんの」
「え?だって僕にとっては同じ春歌ちゃんですからぁ」
『那っちゃん…』
ちょっと胸がほっこりした
「いやいや、春歌堂々とセクハラされてたんだからね?分かってる?」
「友達…ね。本当はオレとは恋人だったんじゃない?」
「こんな時にふざけるな、神宮寺。全く…きっと違う世界でもお前は不埒な性格に違いないな」
「はっ…モテない奴はこれだから嫌になっちゃうな」
『……。ぷっ…』
「!」
「? どうした、なにかおかしかったか…?」
『あ、えっと…そのやっぱり世界変わっても皆の性格は一緒なんだなぁって思ったらなんかおかしくって…』
「良かった!さっきからずっと緊張してるみたいだったから…」
『あ…心配してくれてありがとう』
「あ、いや…えと…」
「何赤くなってるんですか」
「音也くん、違う春歌ちゃんだと知って早速意識しちゃってますね~」
「ええっ!そんなことないよっ!!」
「ますます真っ赤ですよ?」
「俺のことはいいからさっ!それより春歌が俺達に聞きたいことあるんじゃない!?」
「それもそうですね。本当に違う世界なのだとしたら分からないことだらけでしょう」
「何か俺達に聞きたいことはあるか?」
『あ、ありがとうっ!えーとじゃあ…私って何番目の兄弟だったのかな?』
「お前は一番下の、末っ子というやつだ」
「"だった"…だろ?ね、春歌」
パチンッとレンからウインクが飛んできた
んーやっぱ性格は変わらないんだなぁ
「貴方もいきなりモーションかけないでください、やりづらいです」
「へぇ?何か困ることがあるのかい、イッチー」
「そういう意味じゃありません」
「じゃあどういう意味だい?」
『末っ子かぁ~じゃあやっぱり皆お兄ちゃんなんだ』
「お兄ちゃん…ね。いい響きだね」
「春歌ちゃんはお兄ちゃんとは呼んでくれませんでしたからねぇ~」
『へーそうだったんだ?』
「俺が春歌の一つ上の兄貴だよ!」
音也がずいっと前のめりになって、自分を指差しながらお兄ちゃんですアピールしてくる
『あ、そうだよね。音也同い年だもんね』
「年もクラスも一緒だし、なんかあったら気軽に俺を頼ってよ」
『ありがとうっ』
「おーっとイッキ、抜け駆けかい?こういう状況なんだ、年上のオレのが頼りがいがあると思うけどね。そうだろ、春歌?」
すっとレンが近づいてきたかと思うと、音也を横へと押しのけて私の手を取る
『えーっと…』
「ほら、レン!春歌嫌がってるじゃん!ぶーぶー!!」
「オレはこの世界では次男だけど、春歌とはステディな関係になりたいな」
ぱちんっとまたウインクされる
こんな間近でこの綺麗な顔にウインクされると、どうしようもなく顔が熱くなる
『…っ!』
思わず焦って手を振り解いてしまった
『あ…ご、ごめんなさい…っその…っ』
謝りながらも顔を見れない
「いいさ、ちょっと急ぎすぎたね?とにかくいつでもオレを頼ってよ」
『あ、ありがとうございますっ…』
いつもタメ口で喋ってたというのに、こうもアピールされるからだろうか、この世界では年上でお兄ちゃんなのだと意識してしまうからだろうか
思わず敬語になる
「春歌、嫌なら嫌だと言いなさいといつも…」
「トキヤくんっ」
那っちゃんがトキヤにちらっと目線をやると、トキヤもはっとした様子で軽く頭を下げられた
「そうでした、すみません。こっちの世界にいた貴方もいつもはっきりと断れない人だったものですから重なってしまいました。私はこの世界では四男にあたります。聖川さん、四ノ宮さんと同年代で2年生です、以後よろしくお願いします」
『あ、こちらこそ…』
あまりに礼儀正しくて私も思わず、ぺこりと頭を下げる
「今一ノ瀬が言ったように、俺と四ノ宮も同じ16歳で2年生だ。家では俺が三男で家事全般を中心に担ってはいるが、皆で協力しながら生活をしている。お前も俺達に馴染むのに時間を要するだろうが共に支えあいながら切磋琢磨していこうではないか」
『う、うん…いや、はい』
トキヤも真斗も、やはりこの世界でもしっかり者というか…
家ではお父さんとお母さんのようなポジションなのかな、なんて思わず想像してしまって微笑ましい
「じゃあ最後は僕ですね~!僕は五男で、春歌ちゃんの2つ上のお兄ちゃんですっ!好きなものは可愛いもの…翔ちゃんとセシルくんとピヨちゃんと…春歌ちゃんが大好きですっ♪」
にこっと私の顔を覗き込みながら笑いかけてくる
『え、ええっ!?』
思わずそのきらきらのスマイルに目が離せない!そして顔がぼんっと赤くなってしまう
「あーもー那月、天然すぎるよっ」
「その自己紹介では春歌に誤解を与えてしまうだろう?」
「え?だって本当のことですよ~??」
「そういうことを言ってるのではなくてだな…」
「あ、そうそう。翔はね、大学に行ってるから俺達とはまた別の学校なんだよね。と、言ってもこの学校のすぐ隣の大学だから近いんだけど…ほら、あそこだよ」
音也が指差した先には白を基調にした綺麗な建物が建っていた
緑のフェンスでぐるーっと囲まれていて、この高校の二倍はあるようだ
「まぁ翔には改めて、家に帰ってから話すことにしましょう」
「うむ、そうだな」
「セシルの紹介もまだだしねっ!」
『ど、どうもありがとうっ…』
「やだなぁ、そんな緊張しなくて大丈夫だってば!俺達家族になるんだからさ、もっと気楽にいこうよっ」
「そうですよ~僕とたっくさんこれから一緒に遊びましょうね♪」
『う、うんっ!』
不安だらけのタイムトリップだったけど、どうやら世界は変わっても皆の優しさに変わりはなかったみたい
これからの生活に不安はあるけど、皆に話せて本当に良かった