禁断のLOVE、しちゃう?
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校内から出ると、広々とした緑の中に何種類かの花が植えられた中庭へと出た
太陽が出ていて風も爽やかで気持ちいい
木の陰に音也が持ってきたマットを敷いて、全員でそこに腰掛けた
『いいところだね~ここいつも来るの?』
「え?」
皆が不思議そうに私の方へ振り向く
あっ、しまった
気持ちよくって素で感想を声に出してしまった
『あっえっと…』
どう誤魔化したらいいんだろう、すぐに言葉が見つからずおどおどしていると音也が口を開いた
「春歌、今日なんか様子変じゃない?」
『そ、そう…?』
「確かに…いつも抜けている部分はありますが今日は特に上の空のような気もします」
トキヤがそう言うと、だよね!?と音也が頷く
どういう意味だ
「何か悩み事かい?」
『え、と…』
これって悩み事…なのかな
困惑しているのは確かだけど
「不安に思うことがあるのならば俺達に打ち明けてはくれないか?話すと楽になることもあるだろう?」
皆の顔を見ると、私よりもずっと不安そうに真剣な面持ちで私を見つめている
それだけで本気で私の力になろうとしてくれていることが伝わってきて、胸がじんと熱くなった
皆に話して混乱させてはいけないと思って言えずにいたけれど…、皆ならもしかしたら受け止めてくれるかもしれない
そう思って私は全てを皆に話す決意を固めた
『あ、あのね…信じて貰えるか分からないけど…』
ゆっくり私が口を開き話し始めると、皆真剣に耳を傾けてくれた
が、その時
那っちゃんの言葉が私の話を遮る
「あの…僕朝からずっと思ってたんですけど、貴女はいつもの春歌ちゃんじゃないですよね?」
『!!』
「ちょっと那月~春歌が真剣な話してるんだからもうちょっと真面目に…」
「僕も真面目ですよ」
「ええ~…?」
『……』
那っちゃんと私の表情から察したのだろうか
空気がしん、と静まり返る
「え…ほ、本当なの?春歌?」
『…うん』
そう答えると再び沈黙に包まれた
やはり話すべきではないのかな
これ以上皆を混乱させずに…今なら冗談だったと笑えば誤魔化せるかもしれない
皆がどういう反応をするのかが怖くて私は俯いたまま顔を上げることが出来ない
ぽんっ
と頭に手が置かれた
「そんなに怖がらなくて大丈夫だよ」
恐る恐る顔を上げると、音也がにこっと微笑んでくれた
「そうですよ。僕達は驚いているだけで誰1人春歌ちゃんを責めているわけじゃないんです、安心してください」
「にわかに信じがたい話ではあるが…詳しく聞かせてくれるか?」
『う、うん…』
「ほら、僕が手を握ってますから。安心して」
そう言って那っちゃんが私の手を取って大きな手のひらでぎゅっ!と包み込んでくれた
それだけでなんだか胸のつかえが取れるようで、本当に安心出来た
太陽が出ていて風も爽やかで気持ちいい
木の陰に音也が持ってきたマットを敷いて、全員でそこに腰掛けた
『いいところだね~ここいつも来るの?』
「え?」
皆が不思議そうに私の方へ振り向く
あっ、しまった
気持ちよくって素で感想を声に出してしまった
『あっえっと…』
どう誤魔化したらいいんだろう、すぐに言葉が見つからずおどおどしていると音也が口を開いた
「春歌、今日なんか様子変じゃない?」
『そ、そう…?』
「確かに…いつも抜けている部分はありますが今日は特に上の空のような気もします」
トキヤがそう言うと、だよね!?と音也が頷く
どういう意味だ
「何か悩み事かい?」
『え、と…』
これって悩み事…なのかな
困惑しているのは確かだけど
「不安に思うことがあるのならば俺達に打ち明けてはくれないか?話すと楽になることもあるだろう?」
皆の顔を見ると、私よりもずっと不安そうに真剣な面持ちで私を見つめている
それだけで本気で私の力になろうとしてくれていることが伝わってきて、胸がじんと熱くなった
皆に話して混乱させてはいけないと思って言えずにいたけれど…、皆ならもしかしたら受け止めてくれるかもしれない
そう思って私は全てを皆に話す決意を固めた
『あ、あのね…信じて貰えるか分からないけど…』
ゆっくり私が口を開き話し始めると、皆真剣に耳を傾けてくれた
が、その時
那っちゃんの言葉が私の話を遮る
「あの…僕朝からずっと思ってたんですけど、貴女はいつもの春歌ちゃんじゃないですよね?」
『!!』
「ちょっと那月~春歌が真剣な話してるんだからもうちょっと真面目に…」
「僕も真面目ですよ」
「ええ~…?」
『……』
那っちゃんと私の表情から察したのだろうか
空気がしん、と静まり返る
「え…ほ、本当なの?春歌?」
『…うん』
そう答えると再び沈黙に包まれた
やはり話すべきではないのかな
これ以上皆を混乱させずに…今なら冗談だったと笑えば誤魔化せるかもしれない
皆がどういう反応をするのかが怖くて私は俯いたまま顔を上げることが出来ない
ぽんっ
と頭に手が置かれた
「そんなに怖がらなくて大丈夫だよ」
恐る恐る顔を上げると、音也がにこっと微笑んでくれた
「そうですよ。僕達は驚いているだけで誰1人春歌ちゃんを責めているわけじゃないんです、安心してください」
「にわかに信じがたい話ではあるが…詳しく聞かせてくれるか?」
『う、うん…』
「ほら、僕が手を握ってますから。安心して」
そう言って那っちゃんが私の手を取って大きな手のひらでぎゅっ!と包み込んでくれた
それだけでなんだか胸のつかえが取れるようで、本当に安心出来た