悪戯な贈り物
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『これからどうしよう…?』
「……よし、俺達だけで悩んでても仕方ないしトキヤやマサ…皆に打ち明けて相談に乗って貰おうよ!」
『…し、信じてくれるかな?突然中身が入れ代わったなんて…』
「う…でも事実だし!一生懸命説明すればきっと信じてくれるよ」
こんなとんでもない状況なのに、笑顔で前向き…一十木くんて、ほんと素敵だなぁ
「まだ学校が始まるまで2時間以上ある…朝早いけど、皆を呼び出してみるね」
『う、うんっ』
一十木くんは次々とメールを送った
詳しい内容は言わずに、"緊急事態でとにかく今すぐ来て欲しいんだ"とだけ伝えた
10分後ー
一十木くんがメールした信頼できる友達数人が、あれだけの内容で、早朝だというのに続々と集まってくれた
「急に呼び出して一体何事ですか」
レコーディングルームでの練習中に呼び出されて少し不機嫌な一ノ瀬さん
「こんな朝早く…どうしたんだい?それに…レディは?」
朝が苦手なのか仕切りに欠伸を繰り返している神宮寺さん
「緊急事態…っつーわりに何も変わったとこないように見えっけど、まさか俺達付き合いますーとかじゃねーよな」
周りをキョロキョロと見渡しながら一十木くん…正確には中身は私を不審そうな目で見る来栖くん
「早朝からあのメール…よほどのことと思うが一体…」
既に真剣なシリアスモードな聖川さん
「わぁ~音也くんとトキヤくんの部屋、ギターや本でいっぱいですね♪」
自分とは違う友達の部屋を満喫している四ノ宮さん
以上の合計5人が集まってくれた
皆が皆、華があってかっこいいって学園中で騒がれている人達ばかり
一十木くんの友達って凄いメンバーだなぁ…
そして彼らと友達な一十木くんも、負けず劣らず目を惹かれる部分があって…なんだか私場違いな場所に…
あ、でも今は私一十木くん…なんだった
「皆集まってくれて有難う!」
「!」
「え、あ、いや…」
私(の姿をした一十木くん)が突然皆に向かって声を掛けたもんだから、皆少し驚いている
それもそのはず、だって私はAクラスの皆はともかく…Sクラスの皆さんとはほとんど話したこともないんだから
「そう言えば、何故春歌もここにいるのだ一十木」
『えっ』
聖川さんがキッと(一十木くんの姿をした)私を睨んだ
「貴様…まさかとは思うが、嫁入り前の婦女子に何か破廉恥な行為をしたのではあるまいな…!?」
『えっ…ええっ!?あの……っ』
「何を動揺している!?き、貴様…まさか本当に!??」
『い、いやあの…』
聖川さんがわなわなと怒りに震えながら立ち上がり、今にも私に殴りかかりそう
「ちょ…っマサ!落ち着いてよ!」
「!? し、しかし…春歌、お前は何もされてはいないのか…?」
私の姿の一十木くんを心配そうに見る聖川さん
わぁ…なんか第3者目線でだけど、私今聖川さんに心配して貰ってる
「もー酷いよ!マサ!俺がそんなことすると思ってるの!?」
「!?? は…いや、俺が言ってるのは一十木のことで…それにその…、女子が"俺"だなんて言葉を遣うのは如何なものかと思うぞ」
一十木くんが聖川さんにそう言うと、聖川さんは頬を染めて視線を逸らして話し始めた
「? "マサ"って…春歌と聖川、仲良かったんだな」
「レディってこんな感じの子だったんだね…面白いな。それに可愛い」
神宮寺さんがする…っと私の姿をした一十木くんの髪を手でといた
『きゃあっ…あ、わわわ…っ』
神宮寺さんが私に触れて…!!
いや、今は一十木くんなんだけど…っ
第3者目線で見ても心臓に悪い光景!
「? なんですか、気持ち悪い声あげて…」
『あ、え…ご、ごめんなさい…っ』
「ご、御免なさい…っ!!???貴方がそんな言葉遣いをする日がくるなんて…っ」
「ちょ、レン!やめてよ!!」
ドンッと、一十木くんは神宮寺さんを両手で押すけど身体は私
力がいつもより足りないことに気付かされた様子だ
ぐっ…と私の手を握る神宮寺さん
「もう呼び捨てにしてくれるなんて嬉しいね」
「レン!離してってば…!!」
「神宮寺!やめんか!」
「ますます燃えちゃうな…」
『はわ…あわわわわ…っ』
「音也、さっきからうるさいですよ」
「ふふっ…なんだか今日の音也くん面白いですね♪」
「おい、レンー話進まねーだろ?いいから座れよ」
「レン、俺だって!分かんないの!?」
「?」
「俺だよ!!一十木音也!!!!」
私の姿をした一十木くんがそう叫んだ
部屋はシーンと静まり返った後、どっと笑いに包まれた
「あははは、本当に面白いレディだね。ますます気にいったよ」
「おい春歌~いくらなんでもそりゃ無理あるって!」
「もしかして…今日は演技の課題の練習を見せたかったということですか?」
「ふふ…なかなか似ていたぞ、話し方などそっくりだ」
「とぉっても上手でした!本物の音也くんみたいでびっくりしました」
ど、どうしよう…やっぱり無理があったんだろうか
こんなの信じて貰えるはずないもんね…
「ほんとなんだってば!今朝目が覚めたら突然、俺が春歌に、春歌が俺になってたんだ!!!」
「随分研究したようですね、本当にそっくりです。その調子なら課題はなんなくクリアだと思いますよ」
一十木くんは笑い続ける皆にむっとした表情で…
突然ぼそっと、そして淡々と呟きはじめた
「こないだの課題、トキヤは初めてA評価だった」
「!?? な、なぜそれを貴方が…っ!!!はっ…お、音也!まさか彼女にそんなことまで話して…!?」
一ノ瀬さんにキッときつく睨まれた
『えっ!?いや、ち、違います…っ』
「レンはこないだAクラスの女の子達とSクラスの女の子達にどっちが好きなのって取りあいされてた」
「あぁ、そんなこともあったね」
「翔はこないだの身体測定で0.2cm身長伸びたって喜んで俺にメールしてきた」
「お前…っ!!それは誰にも言うなって言っただろ!!!!」
「マサは購買に行ったのに早乙女メロンパンが売り切れで買えなくって、需要に対して販売個数が少ないと嘆いてた」
「……っ!!!」
「那月は一生懸命作ったケーキを誰も食べてくれないって俺のとこに持ってきたよね?」
「はいっ!音也くん泣きながら食べてくれてとぉっても嬉しかったです!!」
「お前…よくアレ食べれたな…」
皆にじろ…っと睨まれる
うぅ…やっぱりまだ信じては貰えてないんだ
「本当だってば!これだけ言っても信じてくれないの!?今話したのも俺しか知らない内容でしょ!?」
「それは貴方が音也から聞いたのでしょう?」
「一ノ瀬、春歌を責めるのはよせ」
「違うよ!俺が俺だから知ってるんだよ!!」
一十木くんが一生懸命皆に伝えるけど、皆は怪訝そうな顔をしている
『あのっ…!!一十木くんの言ってることは本当なんです!あ、今は私の姿してますが…中身は一十木くんで…私は一十木くんの姿をしているけど、春歌なんです!信じてください!』
「……本当に、本当なのか?」
『! はいっ!!』
「嘘ついてるとは思えねーくらい真剣だけど…」
「証拠はあるんですか?」
『証拠…』
「トキヤは疑い深いなぁ~!なんなら俺しか知らない皆の秘密、もっと言ってもいいんだよー?」
「! 結構です!!!」
「やめろっ!!!!!」
「よ、よせっ!!」
『…くすっ』
「コイツ…ほんとに音也だ」
「えぇ…」
皆慌ててなんだか可愛い
とりあえずは少しだけ信じて貰えたようで良かった
「……よし、俺達だけで悩んでても仕方ないしトキヤやマサ…皆に打ち明けて相談に乗って貰おうよ!」
『…し、信じてくれるかな?突然中身が入れ代わったなんて…』
「う…でも事実だし!一生懸命説明すればきっと信じてくれるよ」
こんなとんでもない状況なのに、笑顔で前向き…一十木くんて、ほんと素敵だなぁ
「まだ学校が始まるまで2時間以上ある…朝早いけど、皆を呼び出してみるね」
『う、うんっ』
一十木くんは次々とメールを送った
詳しい内容は言わずに、"緊急事態でとにかく今すぐ来て欲しいんだ"とだけ伝えた
10分後ー
一十木くんがメールした信頼できる友達数人が、あれだけの内容で、早朝だというのに続々と集まってくれた
「急に呼び出して一体何事ですか」
レコーディングルームでの練習中に呼び出されて少し不機嫌な一ノ瀬さん
「こんな朝早く…どうしたんだい?それに…レディは?」
朝が苦手なのか仕切りに欠伸を繰り返している神宮寺さん
「緊急事態…っつーわりに何も変わったとこないように見えっけど、まさか俺達付き合いますーとかじゃねーよな」
周りをキョロキョロと見渡しながら一十木くん…正確には中身は私を不審そうな目で見る来栖くん
「早朝からあのメール…よほどのことと思うが一体…」
既に真剣なシリアスモードな聖川さん
「わぁ~音也くんとトキヤくんの部屋、ギターや本でいっぱいですね♪」
自分とは違う友達の部屋を満喫している四ノ宮さん
以上の合計5人が集まってくれた
皆が皆、華があってかっこいいって学園中で騒がれている人達ばかり
一十木くんの友達って凄いメンバーだなぁ…
そして彼らと友達な一十木くんも、負けず劣らず目を惹かれる部分があって…なんだか私場違いな場所に…
あ、でも今は私一十木くん…なんだった
「皆集まってくれて有難う!」
「!」
「え、あ、いや…」
私(の姿をした一十木くん)が突然皆に向かって声を掛けたもんだから、皆少し驚いている
それもそのはず、だって私はAクラスの皆はともかく…Sクラスの皆さんとはほとんど話したこともないんだから
「そう言えば、何故春歌もここにいるのだ一十木」
『えっ』
聖川さんがキッと(一十木くんの姿をした)私を睨んだ
「貴様…まさかとは思うが、嫁入り前の婦女子に何か破廉恥な行為をしたのではあるまいな…!?」
『えっ…ええっ!?あの……っ』
「何を動揺している!?き、貴様…まさか本当に!??」
『い、いやあの…』
聖川さんがわなわなと怒りに震えながら立ち上がり、今にも私に殴りかかりそう
「ちょ…っマサ!落ち着いてよ!」
「!? し、しかし…春歌、お前は何もされてはいないのか…?」
私の姿の一十木くんを心配そうに見る聖川さん
わぁ…なんか第3者目線でだけど、私今聖川さんに心配して貰ってる
「もー酷いよ!マサ!俺がそんなことすると思ってるの!?」
「!?? は…いや、俺が言ってるのは一十木のことで…それにその…、女子が"俺"だなんて言葉を遣うのは如何なものかと思うぞ」
一十木くんが聖川さんにそう言うと、聖川さんは頬を染めて視線を逸らして話し始めた
「? "マサ"って…春歌と聖川、仲良かったんだな」
「レディってこんな感じの子だったんだね…面白いな。それに可愛い」
神宮寺さんがする…っと私の姿をした一十木くんの髪を手でといた
『きゃあっ…あ、わわわ…っ』
神宮寺さんが私に触れて…!!
いや、今は一十木くんなんだけど…っ
第3者目線で見ても心臓に悪い光景!
「? なんですか、気持ち悪い声あげて…」
『あ、え…ご、ごめんなさい…っ』
「ご、御免なさい…っ!!???貴方がそんな言葉遣いをする日がくるなんて…っ」
「ちょ、レン!やめてよ!!」
ドンッと、一十木くんは神宮寺さんを両手で押すけど身体は私
力がいつもより足りないことに気付かされた様子だ
ぐっ…と私の手を握る神宮寺さん
「もう呼び捨てにしてくれるなんて嬉しいね」
「レン!離してってば…!!」
「神宮寺!やめんか!」
「ますます燃えちゃうな…」
『はわ…あわわわわ…っ』
「音也、さっきからうるさいですよ」
「ふふっ…なんだか今日の音也くん面白いですね♪」
「おい、レンー話進まねーだろ?いいから座れよ」
「レン、俺だって!分かんないの!?」
「?」
「俺だよ!!一十木音也!!!!」
私の姿をした一十木くんがそう叫んだ
部屋はシーンと静まり返った後、どっと笑いに包まれた
「あははは、本当に面白いレディだね。ますます気にいったよ」
「おい春歌~いくらなんでもそりゃ無理あるって!」
「もしかして…今日は演技の課題の練習を見せたかったということですか?」
「ふふ…なかなか似ていたぞ、話し方などそっくりだ」
「とぉっても上手でした!本物の音也くんみたいでびっくりしました」
ど、どうしよう…やっぱり無理があったんだろうか
こんなの信じて貰えるはずないもんね…
「ほんとなんだってば!今朝目が覚めたら突然、俺が春歌に、春歌が俺になってたんだ!!!」
「随分研究したようですね、本当にそっくりです。その調子なら課題はなんなくクリアだと思いますよ」
一十木くんは笑い続ける皆にむっとした表情で…
突然ぼそっと、そして淡々と呟きはじめた
「こないだの課題、トキヤは初めてA評価だった」
「!?? な、なぜそれを貴方が…っ!!!はっ…お、音也!まさか彼女にそんなことまで話して…!?」
一ノ瀬さんにキッときつく睨まれた
『えっ!?いや、ち、違います…っ』
「レンはこないだAクラスの女の子達とSクラスの女の子達にどっちが好きなのって取りあいされてた」
「あぁ、そんなこともあったね」
「翔はこないだの身体測定で0.2cm身長伸びたって喜んで俺にメールしてきた」
「お前…っ!!それは誰にも言うなって言っただろ!!!!」
「マサは購買に行ったのに早乙女メロンパンが売り切れで買えなくって、需要に対して販売個数が少ないと嘆いてた」
「……っ!!!」
「那月は一生懸命作ったケーキを誰も食べてくれないって俺のとこに持ってきたよね?」
「はいっ!音也くん泣きながら食べてくれてとぉっても嬉しかったです!!」
「お前…よくアレ食べれたな…」
皆にじろ…っと睨まれる
うぅ…やっぱりまだ信じては貰えてないんだ
「本当だってば!これだけ言っても信じてくれないの!?今話したのも俺しか知らない内容でしょ!?」
「それは貴方が音也から聞いたのでしょう?」
「一ノ瀬、春歌を責めるのはよせ」
「違うよ!俺が俺だから知ってるんだよ!!」
一十木くんが一生懸命皆に伝えるけど、皆は怪訝そうな顔をしている
『あのっ…!!一十木くんの言ってることは本当なんです!あ、今は私の姿してますが…中身は一十木くんで…私は一十木くんの姿をしているけど、春歌なんです!信じてください!』
「……本当に、本当なのか?」
『! はいっ!!』
「嘘ついてるとは思えねーくらい真剣だけど…」
「証拠はあるんですか?」
『証拠…』
「トキヤは疑い深いなぁ~!なんなら俺しか知らない皆の秘密、もっと言ってもいいんだよー?」
「! 結構です!!!」
「やめろっ!!!!!」
「よ、よせっ!!」
『…くすっ』
「コイツ…ほんとに音也だ」
「えぇ…」
皆慌ててなんだか可愛い
とりあえずは少しだけ信じて貰えたようで良かった