愛の味
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あっ!い、いた…!
ど、どうしよう
一ノ瀬さんや聖川さん、一十木くんとお話されてるみたい
邪魔しちゃ悪いしなぁ
明日にしようか…
…あっ、目が合っちゃった
「やぁ」
ニコッと笑い私の方へ歩いてきてくれる
「あ、春歌じゃん」
「どうかしたのですか」
「そんなところにいないで入ってきたらどうだ」
「あ、いや、あの…すぐ済みますんで」
「どうしたの?」
私の目の前にきてまた優しく笑いかけてくれる
その素敵な笑顔に余計胸が高鳴って緊張は最高潮に達した
「あ、の…」
「うん?」
「い、いつものお礼にチョコクッキーを…!!
焼いたんですけど…」
「俺に?お礼?」
「いつも助けて貰ったり優しくして貰って…本当に嬉しくって!だからあの…」
「君に優しいのは特別さ、分かるだろ?」
「うわぁ~レンってああいう台詞ふつーに言うから凄いよね~」
「一十木、こういう時は空気を読め」
「ええ、静かにしていなさい」
「は~い」
「ありがとう、嬉しいよ」
「あっでもお口に合わないかも…!那っちゃんに教えて貰えていつもよりは上手く出来たかなとは思うんですけど…」
「シノミー?」
「えっ那月に!?」
「し、四ノ宮に…」
「えっは、はい。あの、何か…??」
皆が驚いた顔をしてこちらを見ている
レンさんも一瞬ピクッと動いたような…
「な、那月の料理はヤバイことで有め…もがっ!」
「一十木!」
聖川さんが一十木くんの口を手で塞いだ
「…?
あ、あのお口に合わなければ捨ててください!私元々お料理得意じゃないからレンさんのお口に合うはずないんです…っ」
「ねぇ、春歌」
「は、はいっ」
「今食べてもいいかな?」
「え…は、はい…」
にこっと笑ってレンさんがラッピングした袋の中身を一気にバリバリと音を立てながら食べつくした
後ろで3人が青ざめた顔をしてレンさんを見ている
「…っ…ごく…ん」
普段上品なレンさんが、手掴みのまま息もつかずに食べ続ける様子に私も思わず呆然と立ちつくして見てしまった
「美味しかったよ、ご馳走様」
「っ!ほ、本当に…!?よ、良かった!!
あ、あの、じゃあ私これで…!お邪魔してごめんなさい!」
「またね」
バタバタバタ…
ガタンッ!
「大丈夫ですか!」
「だ、大丈夫…」
「レン、チョコ苦手だったよね?」
「……まぁね」
「よく四ノ宮の息のかかった料理を平らげたな、見直したぞ」
「ふっ…お前に見直されてもな。
それに俺は彼女の料理だから食べたんだ」
「そうだな…」
「レン…!
私も、いつもはキザで自信家で軟派な奴だと思っていましたが…見直しましたよ」
「イッチー、そんな風に俺のこと見てたのかよ。
ていうかお前ら…さっきから俺のことお迎え来る人みたいな目で見るのやめてくれないか?」
「いやでも、そろそろ…」
「っ…うっ…!!」
「ほら」
バタッ…
----------------
パタパタパタ…
「那っちゃーん!翔ちゃーん!
やったよー!レンさん食べてくれたよお~!!」
「えっマジでアイツ食ったの!?すげーな…」
「僕は絶対食べてくれると思ってましたよ~」
「わ~んありがとおお2人のおかげだよおお~」
「わっお前何泣いてんだよっ!」
「安心しちゃったんですねぇ、よしよし」
「あっ、コラ!お前どさくさに紛れて抱いてんじゃねーよ!」
----------------
その次の日から
レンさんは3日ほど学校を休んだ
大分経ってから、
その時食べたクッキーが原因で強烈な腹痛を起こし、実家の専属医に診てもらうために一時的に実家に帰っていたらしい
ということを翔ちゃんから教えて貰った。
そして私と那っちゃんの料理が一般的には奇跡の味ということも善意で教えて貰った。
一十木くんのアドバイスもあり、私は一ノ瀬さんと聖川さんにお菓子つくりを一から教わり始め、まるでお店で売ってるかのようなクッキーを作れるようになった。
今度はお詫びの品として、
甘さ控えめにしたクッキーを持っていくとレンさんは嫌な顔一つせず、むしろとても嬉しそうな笑顔で全て食べてくれました
「あ、あの、前は酷い味のクッキーお渡ししてごめんなさい」
「謝らないで。味よりも春歌がくれたということの方が俺には大事だったからね。美味しかったよ、また作ってね春歌」
ど、どうしよう
一ノ瀬さんや聖川さん、一十木くんとお話されてるみたい
邪魔しちゃ悪いしなぁ
明日にしようか…
…あっ、目が合っちゃった
「やぁ」
ニコッと笑い私の方へ歩いてきてくれる
「あ、春歌じゃん」
「どうかしたのですか」
「そんなところにいないで入ってきたらどうだ」
「あ、いや、あの…すぐ済みますんで」
「どうしたの?」
私の目の前にきてまた優しく笑いかけてくれる
その素敵な笑顔に余計胸が高鳴って緊張は最高潮に達した
「あ、の…」
「うん?」
「い、いつものお礼にチョコクッキーを…!!
焼いたんですけど…」
「俺に?お礼?」
「いつも助けて貰ったり優しくして貰って…本当に嬉しくって!だからあの…」
「君に優しいのは特別さ、分かるだろ?」
「うわぁ~レンってああいう台詞ふつーに言うから凄いよね~」
「一十木、こういう時は空気を読め」
「ええ、静かにしていなさい」
「は~い」
「ありがとう、嬉しいよ」
「あっでもお口に合わないかも…!那っちゃんに教えて貰えていつもよりは上手く出来たかなとは思うんですけど…」
「シノミー?」
「えっ那月に!?」
「し、四ノ宮に…」
「えっは、はい。あの、何か…??」
皆が驚いた顔をしてこちらを見ている
レンさんも一瞬ピクッと動いたような…
「な、那月の料理はヤバイことで有め…もがっ!」
「一十木!」
聖川さんが一十木くんの口を手で塞いだ
「…?
あ、あのお口に合わなければ捨ててください!私元々お料理得意じゃないからレンさんのお口に合うはずないんです…っ」
「ねぇ、春歌」
「は、はいっ」
「今食べてもいいかな?」
「え…は、はい…」
にこっと笑ってレンさんがラッピングした袋の中身を一気にバリバリと音を立てながら食べつくした
後ろで3人が青ざめた顔をしてレンさんを見ている
「…っ…ごく…ん」
普段上品なレンさんが、手掴みのまま息もつかずに食べ続ける様子に私も思わず呆然と立ちつくして見てしまった
「美味しかったよ、ご馳走様」
「っ!ほ、本当に…!?よ、良かった!!
あ、あの、じゃあ私これで…!お邪魔してごめんなさい!」
「またね」
バタバタバタ…
ガタンッ!
「大丈夫ですか!」
「だ、大丈夫…」
「レン、チョコ苦手だったよね?」
「……まぁね」
「よく四ノ宮の息のかかった料理を平らげたな、見直したぞ」
「ふっ…お前に見直されてもな。
それに俺は彼女の料理だから食べたんだ」
「そうだな…」
「レン…!
私も、いつもはキザで自信家で軟派な奴だと思っていましたが…見直しましたよ」
「イッチー、そんな風に俺のこと見てたのかよ。
ていうかお前ら…さっきから俺のことお迎え来る人みたいな目で見るのやめてくれないか?」
「いやでも、そろそろ…」
「っ…うっ…!!」
「ほら」
バタッ…
----------------
パタパタパタ…
「那っちゃーん!翔ちゃーん!
やったよー!レンさん食べてくれたよお~!!」
「えっマジでアイツ食ったの!?すげーな…」
「僕は絶対食べてくれると思ってましたよ~」
「わ~んありがとおお2人のおかげだよおお~」
「わっお前何泣いてんだよっ!」
「安心しちゃったんですねぇ、よしよし」
「あっ、コラ!お前どさくさに紛れて抱いてんじゃねーよ!」
----------------
その次の日から
レンさんは3日ほど学校を休んだ
大分経ってから、
その時食べたクッキーが原因で強烈な腹痛を起こし、実家の専属医に診てもらうために一時的に実家に帰っていたらしい
ということを翔ちゃんから教えて貰った。
そして私と那っちゃんの料理が一般的には奇跡の味ということも善意で教えて貰った。
一十木くんのアドバイスもあり、私は一ノ瀬さんと聖川さんにお菓子つくりを一から教わり始め、まるでお店で売ってるかのようなクッキーを作れるようになった。
今度はお詫びの品として、
甘さ控えめにしたクッキーを持っていくとレンさんは嫌な顔一つせず、むしろとても嬉しそうな笑顔で全て食べてくれました
「あ、あの、前は酷い味のクッキーお渡ししてごめんなさい」
「謝らないで。味よりも春歌がくれたということの方が俺には大事だったからね。美味しかったよ、また作ってね春歌」
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