悪戯な贈り物
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(寝れない…)
一十木くんとデートだと思うとドキドキして全然寝れなかった
(このままベットに入ってても寝れそうにないし、今日着ていく服でも選ぼうかな)
身体を起こして洗面所へ顔を洗いに行くと、ガチャリとドアが開いて一ノ瀬さんが出てきた
『わっ…お、おはようございます!』
「お早うございます、早いですね」
『な、なんか寝付けなくて…』
「ほぅ…?」
一ノ瀬さんの口角が薄ら上がった気がした
『な、なんですか?』
「いえ、別に」
『…別にって感じじゃないんですけど』
「深読みしすぎです」
(なんか楽しそうな顔してるんだけど…)
「どうぞ、丁度終わりましたから」
すっと身体を避けて洗面所を空けてくれる
『あ、有難うございます』
顔を洗うと一ノ瀬さんのところへ行き、正座する
『あ、あのっ今日どんな格好していったらいいと思いますか!?』
「普通の格好でいいでしょう」
一ノ瀬さんはこちらには顔を向けずにパラパラと読書している
『ふ、普通って?一十木くんの好みの格好とかわかりますか!?』
「……」
じ…っと顔を見られる
(なんだろう…一ノ瀬さんの整った顔で見つめられるとドキドキしちゃうんですが)
「音也の好みの服装で行きたいと?」
『そ、そんなこと言ってません!!!』
「たった今言ったでしょう」
『あ、いや、えっと…言いましたけど…』
「貴女は今音也の姿なのですから、着飾ったところであまり意味はないのではありませんか」
『…そ、そうかもしれないですけど……』
ショボン…と項垂れる私を一ノ瀬さんはまたじっと見て目を伏せた
「赤が好きですね」
『えっ?』
「赤を好んでよく着ていましたね。あとパーカーが好きだったかと」
『ホントですかっ!!!』
ばっと身体を乗り出して、恐らく目をキラキラと輝かせて一ノ瀬さんを見た私に
一ノ瀬さんは一瞬目を丸くした後、ぷはっと顔をくしゃっと崩して笑った
『あ、あの…?私なんか面白いこと言いました??』
「ふふ…あ、いえ…すみません。必死な貴女がなんだか可愛らしくて」
『……えっ!?』
「!」
ぼんっと顔を真っ赤にした私を見て、自分が何を言ったのか気付いた一ノ瀬さんが続いて顔を真っ赤に染めた
「何でもありません、忘れてください」
『……は、はい』
ぷいっと顔を背けられてしまった
最近一ノ瀬さんは一十木くんと私の様子を楽しそうに見ている気がする
(多分、一ノ瀬さんには私の気持ちバレバレなんだろうな…)
***
同時刻、女子寮部屋ではーー
「わーーもう何着ていったらいいのか分かんないよ!ねぇ、どれ着たらいいと思う!?」
音也がタンスに入ってる服を全部ベットの上に並べて、鏡の前で服を合わせては、うーーん…と何度も頭を抱えていた
「なんでもいいだろ、服なんて」
「良くないよっ!!だって例えば変な格好してったらさ…"一十木くんてセンスない"とか思われるかもしれないじゃんっ!!」
「へぇ…イッキはレディに良く思われたいんだね」
「そ、そうは言ってないじゃん!!」
「顔を真っ赤にして否定されても説得力ないよ。ま、オレならこの辺かな」
「ダメだっ!!!そんな破廉恥な格好していいわけなかろう!こっちにすべきだ!」
「露出ゼロにも程があるだろ、それ。大体これはレディの服なんだからレディはこれを普段着てたってことだろ?ならOKじゃないか」
「な…っ!!そ、それを春歌が……!?」
「これはどうですかぁ~!??」
「えっ…そ、そんなフリフリの服着るの恥ずかしいよ…っ!」
「つーかそれ、春歌の服じゃなくてお前の持参だろ、那月」
「ええ~可愛いと思うんですけど…ダメですか?」
「ま、まぁ…春歌には似合いそうだけど、流石に俺が着る勇気はないっていうか…」
「お前が春歌にデートで着て欲しい服とかでいんじゃねーの?」
「えっお、俺が春歌にデートで着て欲しい服……?うーん、じゃあ…この辺かな…」
「へぇ…」
「へぇ~~~…お前そういう服着て欲しいんだ」
「な、なに!?ダメ!?悪い!??」
「いや、いいのではないか。可愛らしいと思うぞ」
「とぉってもキュートですっ!」
「じゃあこれにする!着替えるから皆出て!!」
(はぁ~~服選ぶだけですっごい恥ずかしい思いしたなぁ)
「目の前で着替えてもいいよ?」
「神宮寺!!!」
「はいはい、冗談だってば」
「じゃあ俺ら帰るからな、頑張れよ!」
「音也くん!春歌ちゃんとのデート楽しんできてくださいねっ♪」
「う、うん。ありがと」
那月の最後の言葉にまた緊張してきた
一十木くんとデートだと思うとドキドキして全然寝れなかった
(このままベットに入ってても寝れそうにないし、今日着ていく服でも選ぼうかな)
身体を起こして洗面所へ顔を洗いに行くと、ガチャリとドアが開いて一ノ瀬さんが出てきた
『わっ…お、おはようございます!』
「お早うございます、早いですね」
『な、なんか寝付けなくて…』
「ほぅ…?」
一ノ瀬さんの口角が薄ら上がった気がした
『な、なんですか?』
「いえ、別に」
『…別にって感じじゃないんですけど』
「深読みしすぎです」
(なんか楽しそうな顔してるんだけど…)
「どうぞ、丁度終わりましたから」
すっと身体を避けて洗面所を空けてくれる
『あ、有難うございます』
顔を洗うと一ノ瀬さんのところへ行き、正座する
『あ、あのっ今日どんな格好していったらいいと思いますか!?』
「普通の格好でいいでしょう」
一ノ瀬さんはこちらには顔を向けずにパラパラと読書している
『ふ、普通って?一十木くんの好みの格好とかわかりますか!?』
「……」
じ…っと顔を見られる
(なんだろう…一ノ瀬さんの整った顔で見つめられるとドキドキしちゃうんですが)
「音也の好みの服装で行きたいと?」
『そ、そんなこと言ってません!!!』
「たった今言ったでしょう」
『あ、いや、えっと…言いましたけど…』
「貴女は今音也の姿なのですから、着飾ったところであまり意味はないのではありませんか」
『…そ、そうかもしれないですけど……』
ショボン…と項垂れる私を一ノ瀬さんはまたじっと見て目を伏せた
「赤が好きですね」
『えっ?』
「赤を好んでよく着ていましたね。あとパーカーが好きだったかと」
『ホントですかっ!!!』
ばっと身体を乗り出して、恐らく目をキラキラと輝かせて一ノ瀬さんを見た私に
一ノ瀬さんは一瞬目を丸くした後、ぷはっと顔をくしゃっと崩して笑った
『あ、あの…?私なんか面白いこと言いました??』
「ふふ…あ、いえ…すみません。必死な貴女がなんだか可愛らしくて」
『……えっ!?』
「!」
ぼんっと顔を真っ赤にした私を見て、自分が何を言ったのか気付いた一ノ瀬さんが続いて顔を真っ赤に染めた
「何でもありません、忘れてください」
『……は、はい』
ぷいっと顔を背けられてしまった
最近一ノ瀬さんは一十木くんと私の様子を楽しそうに見ている気がする
(多分、一ノ瀬さんには私の気持ちバレバレなんだろうな…)
***
同時刻、女子寮部屋ではーー
「わーーもう何着ていったらいいのか分かんないよ!ねぇ、どれ着たらいいと思う!?」
音也がタンスに入ってる服を全部ベットの上に並べて、鏡の前で服を合わせては、うーーん…と何度も頭を抱えていた
「なんでもいいだろ、服なんて」
「良くないよっ!!だって例えば変な格好してったらさ…"一十木くんてセンスない"とか思われるかもしれないじゃんっ!!」
「へぇ…イッキはレディに良く思われたいんだね」
「そ、そうは言ってないじゃん!!」
「顔を真っ赤にして否定されても説得力ないよ。ま、オレならこの辺かな」
「ダメだっ!!!そんな破廉恥な格好していいわけなかろう!こっちにすべきだ!」
「露出ゼロにも程があるだろ、それ。大体これはレディの服なんだからレディはこれを普段着てたってことだろ?ならOKじゃないか」
「な…っ!!そ、それを春歌が……!?」
「これはどうですかぁ~!??」
「えっ…そ、そんなフリフリの服着るの恥ずかしいよ…っ!」
「つーかそれ、春歌の服じゃなくてお前の持参だろ、那月」
「ええ~可愛いと思うんですけど…ダメですか?」
「ま、まぁ…春歌には似合いそうだけど、流石に俺が着る勇気はないっていうか…」
「お前が春歌にデートで着て欲しい服とかでいんじゃねーの?」
「えっお、俺が春歌にデートで着て欲しい服……?うーん、じゃあ…この辺かな…」
「へぇ…」
「へぇ~~~…お前そういう服着て欲しいんだ」
「な、なに!?ダメ!?悪い!??」
「いや、いいのではないか。可愛らしいと思うぞ」
「とぉってもキュートですっ!」
「じゃあこれにする!着替えるから皆出て!!」
(はぁ~~服選ぶだけですっごい恥ずかしい思いしたなぁ)
「目の前で着替えてもいいよ?」
「神宮寺!!!」
「はいはい、冗談だってば」
「じゃあ俺ら帰るからな、頑張れよ!」
「音也くん!春歌ちゃんとのデート楽しんできてくださいねっ♪」
「う、うん。ありがと」
那月の最後の言葉にまた緊張してきた