好きだ、バカ
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キーンコーン…
とチャイムが学校中に鳴り響いた
そんな中、私は初めて授業をサボって屋上で空を眺めている
「きれー…」
ぼーっと眺める空は真っ青に澄んでいる
「こんなとこでサボって…イケない子だね」
屋上のドアに寄りかかりながらレンがこちらを見ていた
「…サボり魔のあんたに言われたくない」
「ふっ…それは言えてるね」
ゆっくりと歩いて私の横までやってきた
「…ちょっと。消えてくれない、私あんたがいないとこに行きたくてここに来たの」
「嫌われたもんだねぇ…そんなにオレが嫌い?」
「嫌い、大っ嫌い」
「傷つくなぁ…オレは春歌のことこんなに大好きなんだけどな」
にっこりと笑って顔を覗き込んでくる
「!
レンのそういうとこが大っ嫌いだって言ってるの!!」
「そういうとこって?」
「私のことほんとは好きでも何でもないくせにそうやって軽々しく好きって言って!」
胸が熱くなって思わずぽろっと涙が零れる
「春歌…」
「どうせ他の大勢の女子と同じのくせに!皆にも同じようにそうやって好きって言ってるんでしょ!?」
ぽろぽろと、言葉も涙も止まらない
「私の気持ちも知らな…っ」
チュッ
「んっ…んんんっ…!」
私の言葉を止めるかのように唇を塞がれた
ぷはっ…
「はぁ…はっ…な、何す…っ」
「好きだよ、春歌」
「う、嘘つき…!」
「嘘じゃない。
正直、春歌の気をひくために他の女子を利用して嫉妬させようとしたのは本当さ。
でもオレが愛していると伝えたのは春歌…君だけさ、嘘じゃない」
「…本当に?」
「ああ、本当さ」
「春歌は?」
「えっ」
「オレのこと、好きだろ?」
「はぁっ!?な、何言って…」
「正直に言ってごらん」
「…顔近いんだけど」
「………き」
「ん?よく聞こえないな」
「好きだ、バカ!」
愛の告白をこんなにも可愛くない言い方出来るのも私くらいだろう
でもこれが私の精一杯
くすっ
「よく言えました」
チュッ
今度はとてもとても優しいキス
さっき零れたしょっぱい涙が乾いて暖かくなっていた
とチャイムが学校中に鳴り響いた
そんな中、私は初めて授業をサボって屋上で空を眺めている
「きれー…」
ぼーっと眺める空は真っ青に澄んでいる
「こんなとこでサボって…イケない子だね」
屋上のドアに寄りかかりながらレンがこちらを見ていた
「…サボり魔のあんたに言われたくない」
「ふっ…それは言えてるね」
ゆっくりと歩いて私の横までやってきた
「…ちょっと。消えてくれない、私あんたがいないとこに行きたくてここに来たの」
「嫌われたもんだねぇ…そんなにオレが嫌い?」
「嫌い、大っ嫌い」
「傷つくなぁ…オレは春歌のことこんなに大好きなんだけどな」
にっこりと笑って顔を覗き込んでくる
「!
レンのそういうとこが大っ嫌いだって言ってるの!!」
「そういうとこって?」
「私のことほんとは好きでも何でもないくせにそうやって軽々しく好きって言って!」
胸が熱くなって思わずぽろっと涙が零れる
「春歌…」
「どうせ他の大勢の女子と同じのくせに!皆にも同じようにそうやって好きって言ってるんでしょ!?」
ぽろぽろと、言葉も涙も止まらない
「私の気持ちも知らな…っ」
チュッ
「んっ…んんんっ…!」
私の言葉を止めるかのように唇を塞がれた
ぷはっ…
「はぁ…はっ…な、何す…っ」
「好きだよ、春歌」
「う、嘘つき…!」
「嘘じゃない。
正直、春歌の気をひくために他の女子を利用して嫉妬させようとしたのは本当さ。
でもオレが愛していると伝えたのは春歌…君だけさ、嘘じゃない」
「…本当に?」
「ああ、本当さ」
「春歌は?」
「えっ」
「オレのこと、好きだろ?」
「はぁっ!?な、何言って…」
「正直に言ってごらん」
「…顔近いんだけど」
「………き」
「ん?よく聞こえないな」
「好きだ、バカ!」
愛の告白をこんなにも可愛くない言い方出来るのも私くらいだろう
でもこれが私の精一杯
くすっ
「よく言えました」
チュッ
今度はとてもとても優しいキス
さっき零れたしょっぱい涙が乾いて暖かくなっていた
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