嫉妬した鬼上司
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この小説はまめ様のみお持ち帰り自由です。
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「えーーーっ春歌、トキヤのこと好きなの!?」
『ちょっ…しーーーっ!声でかいよ、音也!!』
会社のお昼休み
社内の食堂でいつも通り、音也と向かい合って昼食を取っている
音也は先輩だけど、入社した頃から失敗続きな私にも凄くフレンドリーに接してくれてすぐに仲良くなって今では一番仲のいい同僚
最近では昼食は2人で取るのが当たり前になったほど
いつもは、仕事のあそこが分かんないだとかここが分かんないだとか、残業ばっかりで嫌になっちゃうなんて仕事への愚痴だったりを2人で話したりしているんだけど今日は珍しく色恋話
それというのも、私が眉目秀麗な一ノ瀬先輩に恋してしまったから
しまったから、というのもおかしいけど…"しまった"なのだ
だって私は、まだ会社に入ってきたばかりの新人で右も左も分からなくて毎日ミスばっかりしてしまうどこにでもいるような平凡な社員
それに対して、私が好きになってしまった人は会社のお偉い人達からも一目置かれるほど何でもスマートにこなしてしまうエリート社員で、おまけに顔よし!スタイルよし!美声で勿論女性社員にモッテモテ!
この恋が成就する可能性なんて…考えたら泣きたくなってくるから考えないことにしてるくらいだけど
それでも私は女の子の一大イベントであるバレンタインに、一ノ瀬先輩にこの想いを伝える決心をした
だって何にも伝えられないままこの恋が終わってしまうのだけは嫌だから
せめて叶わぬ恋だとしても、この想いだけは伝えたい…
「ご、ごめん…でも意外だなぁ。いつもあんなにトキヤに怒られてるのにどうして好きになったの?」
『ど…どうしてって…その、だって私がミスばっかりするから本当によく怒られるけど一ノ瀬先輩は他の上司みたいに理不尽に怒ったことはないもん。それに怒った後はどこをどう直したらいいのかとか的確に教えてくれるし…私のために怒ってくれてる気がするっていうか…や、優しいなって』
「わぁ~春歌、顔真っ赤!」
『…!!だだだだって!!』
「あっ隠すことないのに!乙女全快な春歌も可愛いなって思っただけだよ?」
『もう…なんでそう恥ずかしいことサラッと言うかな、音也は…!!』
「え、信じてないの?俺本気で言ってるんだよ?」
『いや信じてる信じてないとかじゃなくって…』
「それにしても…そっかー、春歌がトキヤをね~…」
『うん…』
音也は口元に手を当てて、ぼーっと斜め上空中を眺めている
何考えてるんだろう
そんなに意外だったのかな…
「あっ…でも、なんでそれを俺に話してくれたの?」
『え?だって振られるに決まってるから。当たって砕けてきますんで音也慰めてよ?ってこと』
「え!?」
『だから2月14日は夜空けといてね?一緒に朝まで飲むの付き合って貰うから』
「ええ~…いやまぁ、一緒に飲むのはいいけどさ…しないかもよ?玉砕」
『何を根拠に…っ!そんな慰めはいらん!!根拠のない慰めはなぁ…っ時には余計相手を傷つけることだってあるんだからねーーー!!』
むぎゅっ!
私は音也の両頬を手でつねって引っ張った
「いだだだだ!何これ地味に凄く痛い!」
『全くもう…そういうことが言って欲しくて話したわけじゃないから!そういう気遣いは無用ですーーっ!』
「うう…ほんと痛かった…」
『とにかく!2月14日空けといてね!』
「うん、分かった。あっ…ところでさ、俺にもチョコちょーだい」
『え、チョコ?欲しいの?』
「うん、俺春歌の手作りチョコ食べたいな~♪」
『んー…まぁ付き合って貰うわけだし、いいけど。音也どんなチョコ食べたいの?』
「えっ!?要望聞いてくれるの?」
『作るからにはちゃんと喜んで貰えるもの作りたいしね。あっでも味とか保障しないからね!!』
「うっわーーー嬉しいなぁ♪俺ね俺ね、トリュフチョコ食べたい!!」
『トリュフね…帰ったら作り方調べてみる』
「ああっすっげー嬉しい!早く14日にならないかなぁ…!」
『音也ってそんなにチョコ好きだったんだ?』
「うーーん、まぁ今はそういうことにしといたげる!」
『? 何その意味深な言い方ぁ…まぁ別にいいけど』
この小説はまめ様のみお持ち帰り自由です。
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「えーーーっ春歌、トキヤのこと好きなの!?」
『ちょっ…しーーーっ!声でかいよ、音也!!』
会社のお昼休み
社内の食堂でいつも通り、音也と向かい合って昼食を取っている
音也は先輩だけど、入社した頃から失敗続きな私にも凄くフレンドリーに接してくれてすぐに仲良くなって今では一番仲のいい同僚
最近では昼食は2人で取るのが当たり前になったほど
いつもは、仕事のあそこが分かんないだとかここが分かんないだとか、残業ばっかりで嫌になっちゃうなんて仕事への愚痴だったりを2人で話したりしているんだけど今日は珍しく色恋話
それというのも、私が眉目秀麗な一ノ瀬先輩に恋してしまったから
しまったから、というのもおかしいけど…"しまった"なのだ
だって私は、まだ会社に入ってきたばかりの新人で右も左も分からなくて毎日ミスばっかりしてしまうどこにでもいるような平凡な社員
それに対して、私が好きになってしまった人は会社のお偉い人達からも一目置かれるほど何でもスマートにこなしてしまうエリート社員で、おまけに顔よし!スタイルよし!美声で勿論女性社員にモッテモテ!
この恋が成就する可能性なんて…考えたら泣きたくなってくるから考えないことにしてるくらいだけど
それでも私は女の子の一大イベントであるバレンタインに、一ノ瀬先輩にこの想いを伝える決心をした
だって何にも伝えられないままこの恋が終わってしまうのだけは嫌だから
せめて叶わぬ恋だとしても、この想いだけは伝えたい…
「ご、ごめん…でも意外だなぁ。いつもあんなにトキヤに怒られてるのにどうして好きになったの?」
『ど…どうしてって…その、だって私がミスばっかりするから本当によく怒られるけど一ノ瀬先輩は他の上司みたいに理不尽に怒ったことはないもん。それに怒った後はどこをどう直したらいいのかとか的確に教えてくれるし…私のために怒ってくれてる気がするっていうか…や、優しいなって』
「わぁ~春歌、顔真っ赤!」
『…!!だだだだって!!』
「あっ隠すことないのに!乙女全快な春歌も可愛いなって思っただけだよ?」
『もう…なんでそう恥ずかしいことサラッと言うかな、音也は…!!』
「え、信じてないの?俺本気で言ってるんだよ?」
『いや信じてる信じてないとかじゃなくって…』
「それにしても…そっかー、春歌がトキヤをね~…」
『うん…』
音也は口元に手を当てて、ぼーっと斜め上空中を眺めている
何考えてるんだろう
そんなに意外だったのかな…
「あっ…でも、なんでそれを俺に話してくれたの?」
『え?だって振られるに決まってるから。当たって砕けてきますんで音也慰めてよ?ってこと』
「え!?」
『だから2月14日は夜空けといてね?一緒に朝まで飲むの付き合って貰うから』
「ええ~…いやまぁ、一緒に飲むのはいいけどさ…しないかもよ?玉砕」
『何を根拠に…っ!そんな慰めはいらん!!根拠のない慰めはなぁ…っ時には余計相手を傷つけることだってあるんだからねーーー!!』
むぎゅっ!
私は音也の両頬を手でつねって引っ張った
「いだだだだ!何これ地味に凄く痛い!」
『全くもう…そういうことが言って欲しくて話したわけじゃないから!そういう気遣いは無用ですーーっ!』
「うう…ほんと痛かった…」
『とにかく!2月14日空けといてね!』
「うん、分かった。あっ…ところでさ、俺にもチョコちょーだい」
『え、チョコ?欲しいの?』
「うん、俺春歌の手作りチョコ食べたいな~♪」
『んー…まぁ付き合って貰うわけだし、いいけど。音也どんなチョコ食べたいの?』
「えっ!?要望聞いてくれるの?」
『作るからにはちゃんと喜んで貰えるもの作りたいしね。あっでも味とか保障しないからね!!』
「うっわーーー嬉しいなぁ♪俺ね俺ね、トリュフチョコ食べたい!!」
『トリュフね…帰ったら作り方調べてみる』
「ああっすっげー嬉しい!早く14日にならないかなぁ…!」
『音也ってそんなにチョコ好きだったんだ?』
「うーーん、まぁ今はそういうことにしといたげる!」
『? 何その意味深な言い方ぁ…まぁ別にいいけど』
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