パンツ(蘭丸)
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ぐごごごごご……ぎゅるるるるる…
「あー…腹減ったぁ…」
『蘭ちゃん、大丈夫?』
「あ!?なんだよお前居たのかよ…っ!別にお前に心配されるようなことなんて何もねーよ!!」
ぐーーーきゅるるるるる…
「……」
『……』
『ご飯、作ってあげようか?』
「はっ…女から施しは受けねえ!」
『…でも』
「まぁ…お前がどうしても作りてぇって言うなら食べてやってもいいけどな」
『ほんと!?じゃあ私の得意料理、"秋刀魚と蛸辛のチョコレート風味ナタデココ添え"作ってあげるね!』
「!? いや待て!!やっぱりいい!!」
『え?なんで?』
「いくら腹減ってても食えるもんと食えねーもんがあんだろ!」
『んー…空腹は最高の調味料って言うから、私の殺人料理って言われる料理でもいけるかなって思ったんだけど』
「殺人料理を彼氏に食わせようとしたのか、てめーは…」
『分かった!じゃあお金貸してあげる!それで美味しいもの食べてよ、ね?』
「っざけんな!そんな情けねぇ真似するくらいなら餓死した方がマシだ!」
『貸りるのが嫌なの?じゃあ私蘭ちゃんからパンツ買う!』
「あ?」
『蘭ちゃんの使用済みパンツ買うから私に売ってよ!それならいいでしょ!?』
「いいわけねーだろ!馬鹿か、てめぇは!大体なんで俺のパンツ買うんだよ!」
『私蘭ちゃんのこと大好きだから蘭ちゃんの物なら何でも欲しいもん!……こんな私は、嫌い?』
「き、嫌いじゃねーよ…っつーか、欲しいっつーんなら別に何でもくれてやるよ。お前になら…」
『ら、蘭ちゃん…っじゃあパンツ、くれるの…?』
「チッ…んな顔すんな。これやるから…」
『え、これ…?』
「俺の…パンツ。欲しいんだろ…?」
ぎゅっ
『ら、蘭ちゃん…ありがとう!大好き!』
「…あんまくっつくな、馬鹿」
------
その頃の廊下ー
「え…?何?あれ…」
「何って…ボクに聞かないでくれる」
「この島国ではああいう文化があるのか?」
「だからボクに聞かないでよ、ただの変態でしょ。アレは」
「あ、ああ…そうだよね。なんかあの2人が凄い良い雰囲気で会話続行してるから僕の方がおかしいのかと思っちゃった…」
「あれが変態か…初めて見たな。そうか、変態はパンツを贈ったり貰って喜んだりするのか…」
「ちょ…何メモってんのさ…」
「ミューちゃん、やめて!あの2人のことは今すぐ脳内から消して!メモなんてしないでお願い!!」
「あっ貴様!何をする!手帳を返さんか!!」
「あー…腹減ったぁ…」
『蘭ちゃん、大丈夫?』
「あ!?なんだよお前居たのかよ…っ!別にお前に心配されるようなことなんて何もねーよ!!」
ぐーーーきゅるるるるる…
「……」
『……』
『ご飯、作ってあげようか?』
「はっ…女から施しは受けねえ!」
『…でも』
「まぁ…お前がどうしても作りてぇって言うなら食べてやってもいいけどな」
『ほんと!?じゃあ私の得意料理、"秋刀魚と蛸辛のチョコレート風味ナタデココ添え"作ってあげるね!』
「!? いや待て!!やっぱりいい!!」
『え?なんで?』
「いくら腹減ってても食えるもんと食えねーもんがあんだろ!」
『んー…空腹は最高の調味料って言うから、私の殺人料理って言われる料理でもいけるかなって思ったんだけど』
「殺人料理を彼氏に食わせようとしたのか、てめーは…」
『分かった!じゃあお金貸してあげる!それで美味しいもの食べてよ、ね?』
「っざけんな!そんな情けねぇ真似するくらいなら餓死した方がマシだ!」
『貸りるのが嫌なの?じゃあ私蘭ちゃんからパンツ買う!』
「あ?」
『蘭ちゃんの使用済みパンツ買うから私に売ってよ!それならいいでしょ!?』
「いいわけねーだろ!馬鹿か、てめぇは!大体なんで俺のパンツ買うんだよ!」
『私蘭ちゃんのこと大好きだから蘭ちゃんの物なら何でも欲しいもん!……こんな私は、嫌い?』
「き、嫌いじゃねーよ…っつーか、欲しいっつーんなら別に何でもくれてやるよ。お前になら…」
『ら、蘭ちゃん…っじゃあパンツ、くれるの…?』
「チッ…んな顔すんな。これやるから…」
『え、これ…?』
「俺の…パンツ。欲しいんだろ…?」
ぎゅっ
『ら、蘭ちゃん…ありがとう!大好き!』
「…あんまくっつくな、馬鹿」
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その頃の廊下ー
「え…?何?あれ…」
「何って…ボクに聞かないでくれる」
「この島国ではああいう文化があるのか?」
「だからボクに聞かないでよ、ただの変態でしょ。アレは」
「あ、ああ…そうだよね。なんかあの2人が凄い良い雰囲気で会話続行してるから僕の方がおかしいのかと思っちゃった…」
「あれが変態か…初めて見たな。そうか、変態はパンツを贈ったり貰って喜んだりするのか…」
「ちょ…何メモってんのさ…」
「ミューちゃん、やめて!あの2人のことは今すぐ脳内から消して!メモなんてしないでお願い!!」
「あっ貴様!何をする!手帳を返さんか!!」
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