かまちょ人魚くん
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「あっ小エビちゃんじゃ~ん」
『ふ、フロイド先輩…今日は』
相変わらずビクッて跳ねてんのウケる
でも毎度ビクビクされんのなんでかいい加減ウザくなってきた
他の奴だったらビクビクしてんの見るの好きなんだけどなぁ…なんで?
「折角会えたんだしさぁ遊ぼうよ」
『ごめんなさい、これからエース達に勉強教える約束していて』
おーい、ユウ~と彼女を呼ぶ声がする
カニちゃんとサバちゃんか…
なんかアイツ等いっつも小エビちゃんといるな…なんなの群れて鬱陶しい
「えーそんなのいいじゃん。オレと遊んだ方がきっと楽しいよ?」
『でも先に約束してたので』
「オレと遊ぶの嫌なんだ~」
『えっそんな事ないですけど…!でもやっぱり約束してた方を優先すべきかなって』
拗ねたフリをすると驚いた顔をして慌てて訂正している
アハッ小エビちゃんのこういうとこ可愛くてオレ好き
「でもでも煩いんですけどー」
『! ご、ごめんなさい…』
あっヤバ…また思ったことそのまま言っちゃった
小エビちゃんしょんぼりしてる
これもこれで可愛いけど…
「ごめんねぇ」
頭をナデナデすると小エビちゃんがビクッと跳ねながら頬をじわじわと赤く染めた
これはぁ……純粋に好きかも
「じゃあオレとは明日遊んで」
『は、はい…!』
赤くした顔を見られないようにか俯きながらコクコクと首を縦に振る
「約束だよ~?」
わざと顔を覗き込んで言うと更に顔が赤くなる
なんか小エビちゃんがオレの行動で困惑してんのって…
楽しいしなんでか嬉しいんだけど
『ふ、フロイド先輩近いです…!』
気付けばキスできそうな程近づいてしまってた
いっけね…
気付いた瞬間僅かに心臓が跳ねた
動揺してるのが小エビちゃんにバレないようにゆっくり身体を起こした
「ねぇ、約束だよって言ってるんだけど」
『はい約束します…』
「じゃあまた明日ね~」
小エビちゃんに背中を向けて掌をヒラヒラと振ってみせた
なんでかさっきからドキドキ止まんないんだけど
なにこれ~オレもしかして小エビちゃんのこと好きなの?
あーなんだ
だからイライラしてたんだぁ
これからカニちゃん達と勉強会ねー…
勉強とかやる気しねーけど混ぜてって言えばよかったかも
想像したらなんかまたイライラしてきた
あーぁ
ていうか、さっき
キスしちゃえば良かったー
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