すべてが繋がる。
すべてがわかる。
心も身体も頭も、もっと、もっともっと。

翼があった。真っ白い翼。空を飛べるつばさ。
あの空を飛ぼう、駆けよう、翔けよう。
どこ、どこ、私の翼は、どこ。

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「つーか、ここ入るなって言ったろ！」

おやっさんは寝起きそうな顔立ちのオルガに困り果てた顔を浮かべながらそう言った。

「いやだってここ年中あったけーからさぁ、」

そう言えば、おやっさんはいつも通りの小言を言い始め、面倒にならないうちにさっさと行こうとミカを呼んだ。

「うん」

そこには、ぼろぼろになったMSが1体。
そして、その隣の影の中には影と同化するように、真っ黒なMSが静かに佇んでいた。