ヨコハマ ギャングスタア パラダヰス
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今日は中也君と一緒に出勤した。
こんな日はわりと珍しい。
中也君は幹部だから、私と比べものにならないくらい忙しい。
だから、朝起きたらもういないなんてこともよくある。
よし、今日は何かいいことあるかも。
少し前を颯爽と歩く彼の後ろ姿を見ながら、
私は小さくガッツポーズをする。
本部のビルにつくと、
黒服たちはいつもより慌ただしい様子だ。
普段はいちいち立ち止まって深々と挨拶をしてくる。
でも今日は挨拶はされるが、
いつもの丁寧さは見えない。
「どうしたんだろうね」
「まあ、手前は気にしなくていいだろ」
中也君もあまり知らないようである。
中也君とはロビーで別れて、
私は慌ただしく走る黒服たちの合間を縫って
部屋へ向かう。
その途中いっちゃんに会った。
「葉月!」
あれ、なんかいつもと違うな。
そんな風に思って、まじまじと見つめると
いつもは後ろの高い位置にお団子を作っているはずの髪の毛
それが、今日は下ろしてある。
「いっちゃん、それ、髪の毛どうしたの?」
私はいっちゃんの髪を指さした。
「ああ、これから任務なの」
「えっ、そうなの?頑張ってね」
「うん!あっ、芥川先輩だ。じゃあまたあとで!」
私には龍君の姿は全く見えなかったが、
彼女にはちゃんと見えているらしいので
それは良かった。
今日も絶好調らしい。
それにしても任務?
私には関係ないやつかな。
何も言われてないし。
私はあまり見慣れていないいっちゃんの髪型を見て
なぜかとても不安な気持ちになった。
何も無いといいな。
今日はたまっている報告書を書き上げよう。
それから、エリスちゃんと遊んでくれと首領に頼まれていたので一緒に遊ぼう。
それは首領の部屋でエリスちゃんと遊んでいる時だった。
「葉月君、ちょっと芥川君たちのところに行ってきておくれよ」
「はい?」
エリスちゃんとお絵描きをしていたところ、
首領に声をかけられた。
それまではニコニコとしながら私たちを眺めていたり、
エリスちゃんを様々な角度から写真を撮っていたりしていた。
「なぜですか?」
「いいからいいから。行けばわかるよ」
首領はニコニコと微笑みながら言った。
首領の命令とあれば動かないわけには行かない。
「わかりました。では、行ってまいります」
「うん、ありがとうね」
立ち上がるとエリスちゃんに腕を掴まれた。
「葉月、行っちゃうのー?」
「はい、また一緒に遊んでください」
「もちろんよ!頑張ってね!」
エリスちゃんはとても可愛らしい女の子だ。
私は手を振って部屋を出た。
龍君たちの場所は首領から教えてもらった。
でも、あの場所はおかしいと思う。
だってあんな路地裏に密輸業者が来るとは思えないし。
本当に何の任務なのかな。
私は疑問を持ったまま廊下を歩いていたので、
前をよく見ていなかった。
「っ!?」
何かにぶつかってしまったようだ。
「ご、ごめんなさい!」
急いで謝って顔を上げると、中也君が立っていた。
「前見て歩けよ。危ねぇ」
「う、うん。ごめんね」
眉間のあたりを人差し指で軽く押された。
「ところで、どっか行くのか?」
「ああ、首領から龍君たちのところへ行けって」
「そうか、気をつけろよ」
「うん、ありがとう」
中也君は何か考えているようだったが、
気をつけろとだけ言うとすぐに行ってしまった。
やっぱり何か変なことが起きている気がする。
そんな予感を拭えずに、私は龍君たちがいる場所へと向かった。
こんな日はわりと珍しい。
中也君は幹部だから、私と比べものにならないくらい忙しい。
だから、朝起きたらもういないなんてこともよくある。
よし、今日は何かいいことあるかも。
少し前を颯爽と歩く彼の後ろ姿を見ながら、
私は小さくガッツポーズをする。
本部のビルにつくと、
黒服たちはいつもより慌ただしい様子だ。
普段はいちいち立ち止まって深々と挨拶をしてくる。
でも今日は挨拶はされるが、
いつもの丁寧さは見えない。
「どうしたんだろうね」
「まあ、手前は気にしなくていいだろ」
中也君もあまり知らないようである。
中也君とはロビーで別れて、
私は慌ただしく走る黒服たちの合間を縫って
部屋へ向かう。
その途中いっちゃんに会った。
「葉月!」
あれ、なんかいつもと違うな。
そんな風に思って、まじまじと見つめると
いつもは後ろの高い位置にお団子を作っているはずの髪の毛
それが、今日は下ろしてある。
「いっちゃん、それ、髪の毛どうしたの?」
私はいっちゃんの髪を指さした。
「ああ、これから任務なの」
「えっ、そうなの?頑張ってね」
「うん!あっ、芥川先輩だ。じゃあまたあとで!」
私には龍君の姿は全く見えなかったが、
彼女にはちゃんと見えているらしいので
それは良かった。
今日も絶好調らしい。
それにしても任務?
私には関係ないやつかな。
何も言われてないし。
私はあまり見慣れていないいっちゃんの髪型を見て
なぜかとても不安な気持ちになった。
何も無いといいな。
今日はたまっている報告書を書き上げよう。
それから、エリスちゃんと遊んでくれと首領に頼まれていたので一緒に遊ぼう。
それは首領の部屋でエリスちゃんと遊んでいる時だった。
「葉月君、ちょっと芥川君たちのところに行ってきておくれよ」
「はい?」
エリスちゃんとお絵描きをしていたところ、
首領に声をかけられた。
それまではニコニコとしながら私たちを眺めていたり、
エリスちゃんを様々な角度から写真を撮っていたりしていた。
「なぜですか?」
「いいからいいから。行けばわかるよ」
首領はニコニコと微笑みながら言った。
首領の命令とあれば動かないわけには行かない。
「わかりました。では、行ってまいります」
「うん、ありがとうね」
立ち上がるとエリスちゃんに腕を掴まれた。
「葉月、行っちゃうのー?」
「はい、また一緒に遊んでください」
「もちろんよ!頑張ってね!」
エリスちゃんはとても可愛らしい女の子だ。
私は手を振って部屋を出た。
龍君たちの場所は首領から教えてもらった。
でも、あの場所はおかしいと思う。
だってあんな路地裏に密輸業者が来るとは思えないし。
本当に何の任務なのかな。
私は疑問を持ったまま廊下を歩いていたので、
前をよく見ていなかった。
「っ!?」
何かにぶつかってしまったようだ。
「ご、ごめんなさい!」
急いで謝って顔を上げると、中也君が立っていた。
「前見て歩けよ。危ねぇ」
「う、うん。ごめんね」
眉間のあたりを人差し指で軽く押された。
「ところで、どっか行くのか?」
「ああ、首領から龍君たちのところへ行けって」
「そうか、気をつけろよ」
「うん、ありがとう」
中也君は何か考えているようだったが、
気をつけろとだけ言うとすぐに行ってしまった。
やっぱり何か変なことが起きている気がする。
そんな予感を拭えずに、私は龍君たちがいる場所へと向かった。