私の日常
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「そういや今日は何があんのか?」
朝ごはんを終えた私たちは
リビングのソファに座りテレビを見ている。
食べたあとの眠気で
うとうとしそうになっていた。
突然の中也君の質問に目が覚めた。
「今日は本部で事務仕事かな」
「そうか」
普段は外に出て活動もする。
しかし今日はたまたま何もなかった。
私は外の仕事は好きではない。
「俺の仕事が終わったら連絡する」
中也君は毎日電話をくれる。
昼飯は食ったか?とかそういうことを聞いてくれる。
嬉しいのだが、
ずっと子ども扱いされているみたいで
少し気になる。
二歳しか変わらない、
ましてや私はもう大人だ。
でも、中也君と話すことができるのは嬉しいのだ。
中也君はソファから立ち上がり、
私の頭をひとなでして
「んじゃあ俺は行くからな」
と言って、仕事に行った。
私はもう少しのんびりする時間がある。
掃除でもするか、と思ったのだが
中也君がしてくれているのでちっとも散らかっていない。
退屈なので、少し早いけど本部に行くことにした。
「おはようございます」
本部の中に入ると、黒服たちが深々と頭を下げながら挨拶をしてきた。
こういうのは、いつになっても慣れない。
ため息をつきながら廊下を歩いていると、
向こう側からよく知った顔の人物が歩いてきた。
「葉月!おはようございまーす」
向こうも私に気がついたようで、ブンブンと手を振りながら走ってきた。
「おはよう、いっちゃん」
私は目の前に立つ女性、樋口一葉に挨拶をした。
彼女は私の親友だ。
ポートマフィアに女性は少ない。
だから数少ない女性とは基本的に仲が良いが、いっちゃんは特別。
最初の頃は、金髪美女で近寄り難いイメージかあった。
でも話してみると、ちょっと抜けてるところもあるし、可愛らしい。
なにより龍君について行く姿は微笑ましいのだ。
「あれ、中原さんは?」
「今日は先に外の仕事に行ったよ」
「そうなんだ!あっ!芥川せんぱーい!」
普通に話しながらも、龍君を見つけるとすぐにそちらに走っていった。
「邪魔だ、樋口」
「す、すみません」
いつものことながらこの二人は中々おもしろい。
龍君もぶっきらぼうだが、今怒っている雰囲気はない。
長年見ているからわかる。
「おはよう、龍君」
私もいっちゃんと龍君のところに駆け寄った。
「ああ」
龍君の返事を聞いて安心した私は、二人に手を振って自分の部屋に行くことにした。
私の仕事部屋は普通の事務室とは別にしてもらっている。
一人部屋だ。
そこにはキッチンやシャワーまでついている。
ベッドもあるし、トイレもある。
もうここに住めるくらいだ。
ちなみに、本当はここに住むはずだった。
でも、中也君が私のことを引き取ったからその話はなくなった。
その代わりにここが私の仕事部屋。
部屋についてソファに座ると、ソファが朝の光の温度であたたかくなっていた。
そのまま心地良さに身をゆだねた。
「葉月」
懐かしい声が聞こえて目を開く。
「起きろ」
あれ、なんで作兄がいるの?
作兄は私の頭を撫でる。
「な、んで」
わけがわからなくて私は目を見開いた。
「何言ってんだ。毎日来てるだろ」
「そっ、か。そうだよね」
どうやら私は夢を見ていたみたいだ。
「作兄、行かないでね」
私は作兄の手を掴みながら言った。
「ああ。俺はここにいる」
作兄は相変わらず表情はあまり変わらない。
それでも目を細めるもんだから、私は嬉しくなってしまう。
撫でられるのが気持ちよくなって、私はもう一度目を閉じた。
「葉月、起きろ」
あれ、今度は違う声がする。
私はゆっくりと目を開いた。
そこにいたのは、帽子をかぶった私の大事な人。
「泣いてんのか」
ふと中也君の指が私の目元を拭う。
「なんか嫌な夢でも見たか?」
「中也君、仕事終わったの?」
「ああ、もう昼だぞ。手前ずっと寝てたんか?」
「あっ、あのまま寝ちゃったんだ」
「ったく」
そっか、さっきのは夢だったんだ。
私は少しがっかりした。
でも目の前の中也君を見たら、そんな気持ちは失礼だと思った。
仕事を終えていち早く私の元へ来てくれる。
「あのね、懐かしい夢見たんだよ」
私がそう言うと、中也君は少し目を開いた。
でもまたすぐに目を細めて、私の頭を撫でた。
なんだか撫でられてばっかりだなぁ。
今も昔も変わらない。
ここにいるのは中也君だ。
私が起き上がろうとしたら、中也君に肩を軽く押された。
ソファに座る形になり、首をかしげていると、
中也君はソファに寝転がった。
そして私の太ももの上に頭を置いた。
「疲れたから寝る」
それだけ言って、帽子を顔の上に置き寝てしまった。
私は照れくさいのと嬉しいのとで、
にやけてしまった。
こっそり帽子をとり、彼の可愛い寝顔を見たのは
ここだけの秘密。
朝ごはんを終えた私たちは
リビングのソファに座りテレビを見ている。
食べたあとの眠気で
うとうとしそうになっていた。
突然の中也君の質問に目が覚めた。
「今日は本部で事務仕事かな」
「そうか」
普段は外に出て活動もする。
しかし今日はたまたま何もなかった。
私は外の仕事は好きではない。
「俺の仕事が終わったら連絡する」
中也君は毎日電話をくれる。
昼飯は食ったか?とかそういうことを聞いてくれる。
嬉しいのだが、
ずっと子ども扱いされているみたいで
少し気になる。
二歳しか変わらない、
ましてや私はもう大人だ。
でも、中也君と話すことができるのは嬉しいのだ。
中也君はソファから立ち上がり、
私の頭をひとなでして
「んじゃあ俺は行くからな」
と言って、仕事に行った。
私はもう少しのんびりする時間がある。
掃除でもするか、と思ったのだが
中也君がしてくれているのでちっとも散らかっていない。
退屈なので、少し早いけど本部に行くことにした。
「おはようございます」
本部の中に入ると、黒服たちが深々と頭を下げながら挨拶をしてきた。
こういうのは、いつになっても慣れない。
ため息をつきながら廊下を歩いていると、
向こう側からよく知った顔の人物が歩いてきた。
「葉月!おはようございまーす」
向こうも私に気がついたようで、ブンブンと手を振りながら走ってきた。
「おはよう、いっちゃん」
私は目の前に立つ女性、樋口一葉に挨拶をした。
彼女は私の親友だ。
ポートマフィアに女性は少ない。
だから数少ない女性とは基本的に仲が良いが、いっちゃんは特別。
最初の頃は、金髪美女で近寄り難いイメージかあった。
でも話してみると、ちょっと抜けてるところもあるし、可愛らしい。
なにより龍君について行く姿は微笑ましいのだ。
「あれ、中原さんは?」
「今日は先に外の仕事に行ったよ」
「そうなんだ!あっ!芥川せんぱーい!」
普通に話しながらも、龍君を見つけるとすぐにそちらに走っていった。
「邪魔だ、樋口」
「す、すみません」
いつものことながらこの二人は中々おもしろい。
龍君もぶっきらぼうだが、今怒っている雰囲気はない。
長年見ているからわかる。
「おはよう、龍君」
私もいっちゃんと龍君のところに駆け寄った。
「ああ」
龍君の返事を聞いて安心した私は、二人に手を振って自分の部屋に行くことにした。
私の仕事部屋は普通の事務室とは別にしてもらっている。
一人部屋だ。
そこにはキッチンやシャワーまでついている。
ベッドもあるし、トイレもある。
もうここに住めるくらいだ。
ちなみに、本当はここに住むはずだった。
でも、中也君が私のことを引き取ったからその話はなくなった。
その代わりにここが私の仕事部屋。
部屋についてソファに座ると、ソファが朝の光の温度であたたかくなっていた。
そのまま心地良さに身をゆだねた。
「葉月」
懐かしい声が聞こえて目を開く。
「起きろ」
あれ、なんで作兄がいるの?
作兄は私の頭を撫でる。
「な、んで」
わけがわからなくて私は目を見開いた。
「何言ってんだ。毎日来てるだろ」
「そっ、か。そうだよね」
どうやら私は夢を見ていたみたいだ。
「作兄、行かないでね」
私は作兄の手を掴みながら言った。
「ああ。俺はここにいる」
作兄は相変わらず表情はあまり変わらない。
それでも目を細めるもんだから、私は嬉しくなってしまう。
撫でられるのが気持ちよくなって、私はもう一度目を閉じた。
「葉月、起きろ」
あれ、今度は違う声がする。
私はゆっくりと目を開いた。
そこにいたのは、帽子をかぶった私の大事な人。
「泣いてんのか」
ふと中也君の指が私の目元を拭う。
「なんか嫌な夢でも見たか?」
「中也君、仕事終わったの?」
「ああ、もう昼だぞ。手前ずっと寝てたんか?」
「あっ、あのまま寝ちゃったんだ」
「ったく」
そっか、さっきのは夢だったんだ。
私は少しがっかりした。
でも目の前の中也君を見たら、そんな気持ちは失礼だと思った。
仕事を終えていち早く私の元へ来てくれる。
「あのね、懐かしい夢見たんだよ」
私がそう言うと、中也君は少し目を開いた。
でもまたすぐに目を細めて、私の頭を撫でた。
なんだか撫でられてばっかりだなぁ。
今も昔も変わらない。
ここにいるのは中也君だ。
私が起き上がろうとしたら、中也君に肩を軽く押された。
ソファに座る形になり、首をかしげていると、
中也君はソファに寝転がった。
そして私の太ももの上に頭を置いた。
「疲れたから寝る」
それだけ言って、帽子を顔の上に置き寝てしまった。
私は照れくさいのと嬉しいのとで、
にやけてしまった。
こっそり帽子をとり、彼の可愛い寝顔を見たのは
ここだけの秘密。