謎会話ログ≪1≫
【満の言い分に迷いの無い理解と納得ができる人はスクールカースト最下位勢だった経験を持っている可能性が高いです】
未彩「それで、どうなったと言うんだ?」
真波「それがさー」
満「……あれ?そこに落ちてるピンクのシャープペン、真波ちゃんのじゃない?」
真波「へ?どこ?」
満「ほら、君の机の直ぐ足元の……」
未彩「あぁ、確かに落ちていますね、これ――」
満「待ってッ!!」
未彩「えっ?ど、どうしたんですか?」
真波「ちょっ!藤咲先生、声おっきい!」
満「他人の落とし物を安易に拾おうとするなんて、未彩ちゃんは不用心過ぎるよ!!そういうのは地獄への片道切符でしかないんだよ!?」
真波「何それ、どういう事?(※困惑)」
未彩「……あぁ、成程……だから先程、貴方は飽く迄も物の位置を教えただけだったんですね……(※完全に察した)」
満「当たり前だよ!というか、これで通じるって事は未彩ちゃんも経験があるんでしょ?だったら、これは軽々しくするべき事じゃないって分かる筈だよね!?」
未彩「それはそうですが……真波であれば流石にそこまでは……」
満「甘い!!僕等の立場じゃそんな希望的観測は意味を成さないんだから、いつでも最悪の事態を想定してその回避策を考えて行動しないと駄目だよ!!」
真波「えーっと……それ、藤咲先生と未彩の立場が同じって事?それってどーいう……」
未彩「真波、お前は深く考えなくていい。……分からない方がきっと幸せだ(※疲れた顔)」
満「というか、真波ちゃんには分かる訳なんて無いだろうから考えても意味が無いと僕は思うけどね(※陽キャへの嫌悪感が露骨な嘲笑混じりの表情)」
真波「なんかよく分かんないけど、すっごいバカにされた気がする……」
未彩「(真波が藤咲先生の陽キャ嫌いを理不尽に感じる事は勿論当然だと分かるが、かといって藤咲先生の忠告内容やその心境が理解できない訳ではないし、真波への嫌味はともかく俺への忠告は俺を心配してくれた故である事は分かる訳で……さて、この場はどうしたものなのか……というか、藤咲先生も過去にあれで地獄を見たクチだったのか……実に苦い親近感が湧く話だな、これは。)」
登場人物:
清上院 未彩 (気は強いがスクールカーストは最下位の範囲。黴菌扱い系の虐め被害経験もあるので基本的に他人の落し物は拾わないが、今回は親友と信じている真波の物だったので拾おうとして、そして満に止められた)
桜木 真波 (活発且つ陽気なスクールカースト上位勢だが虐め加害歴は無い。……但し、未彩に対する不快感や嫌悪感、拒否感などを腹の中に隠し持っていない訳ではないので未彩は早くそれに気付くべき)
藤咲 満 (学校関係者ではあるが生徒ではなく教員なのでスクールカーストは無関係。しかし学生時代は常に最下位勢であり黴菌扱い系の虐め被害経験もあったので他人の落し物は絶対に拾わない。未彩を咄嗟に止めたのはその経験+真波の腹の中を見抜いている故である)
未彩「それで、どうなったと言うんだ?」
真波「それがさー」
満「……あれ?そこに落ちてるピンクのシャープペン、真波ちゃんのじゃない?」
真波「へ?どこ?」
満「ほら、君の机の直ぐ足元の……」
未彩「あぁ、確かに落ちていますね、これ――」
満「待ってッ!!」
未彩「えっ?ど、どうしたんですか?」
真波「ちょっ!藤咲先生、声おっきい!」
満「他人の落とし物を安易に拾おうとするなんて、未彩ちゃんは不用心過ぎるよ!!そういうのは地獄への片道切符でしかないんだよ!?」
真波「何それ、どういう事?(※困惑)」
未彩「……あぁ、成程……だから先程、貴方は飽く迄も物の位置を教えただけだったんですね……(※完全に察した)」
満「当たり前だよ!というか、これで通じるって事は未彩ちゃんも経験があるんでしょ?だったら、これは軽々しくするべき事じゃないって分かる筈だよね!?」
未彩「それはそうですが……真波であれば流石にそこまでは……」
満「甘い!!僕等の立場じゃそんな希望的観測は意味を成さないんだから、いつでも最悪の事態を想定してその回避策を考えて行動しないと駄目だよ!!」
真波「えーっと……それ、藤咲先生と未彩の立場が同じって事?それってどーいう……」
未彩「真波、お前は深く考えなくていい。……分からない方がきっと幸せだ(※疲れた顔)」
満「というか、真波ちゃんには分かる訳なんて無いだろうから考えても意味が無いと僕は思うけどね(※陽キャへの嫌悪感が露骨な嘲笑混じりの表情)」
真波「なんかよく分かんないけど、すっごいバカにされた気がする……」
未彩「(真波が藤咲先生の陽キャ嫌いを理不尽に感じる事は勿論当然だと分かるが、かといって藤咲先生の忠告内容やその心境が理解できない訳ではないし、真波への嫌味はともかく俺への忠告は俺を心配してくれた故である事は分かる訳で……さて、この場はどうしたものなのか……というか、藤咲先生も過去にあれで地獄を見たクチだったのか……実に苦い親近感が湧く話だな、これは。)」
登場人物:
清上院 未彩 (気は強いがスクールカーストは最下位の範囲。黴菌扱い系の虐め被害経験もあるので基本的に他人の落し物は拾わないが、今回は親友と信じている真波の物だったので拾おうとして、そして満に止められた)
桜木 真波 (活発且つ陽気なスクールカースト上位勢だが虐め加害歴は無い。……但し、未彩に対する不快感や嫌悪感、拒否感などを腹の中に隠し持っていない訳ではないので未彩は早くそれに気付くべき)
藤咲 満 (学校関係者ではあるが生徒ではなく教員なのでスクールカーストは無関係。しかし学生時代は常に最下位勢であり黴菌扱い系の虐め被害経験もあったので他人の落し物は絶対に拾わない。未彩を咄嗟に止めたのはその経験+真波の腹の中を見抜いている故である)