謎会話ログ≪1≫
【経験値が無いからこそ分かる本物と偽物の違い】
※アルハラ(満の場合)ネタの関連ネタ※
満「(はー……今日は疲れるなぁ……まさか、僕が無自覚に言ったらしい事が実質正解だったなんて……少しは一人で落ち着く時間を確保しないと、流石に気力が保てないよ。)」
先輩男性教員「此処に居たのか、藤咲。」
満「えっ?あ……××先生?どうして此方(屋上)に?」
教員「今朝の連絡事項が余りにも酷く滑稽で面白いものだったからな、誰よりも先にそれを見抜いていたらしいお前の話を聞いてみたくて探していたんだ。」
満「見抜いて、って……別に、真実を知っていた訳じゃありませんよ。」
教員「ほう?それなら何故あの歓迎会の時点であの新人女が『腐れビッチ』だと断言できたんだ?」
満「楽しそうな表情で言うのはやめてくれませんかね……そもそも、僕にはそう断言したとされる瞬間の記憶はありません。」
教員「まぁ、それは仕方ない事だな。だとしても、酩酊状態での発言とは普段は理性で隠している本音が垣間見えてくるものだ。……薄々、思ってはいたんだろう?」
満「……まぁ、完全な否定はできませんね。勿論、本来であれば言及する気は一切ありませんでしたけど。」
教員「やっぱりな。それで、お前はどうしてあの女がそうだと思ったんだ?」
満「……そこ、訊きます?」
教員「それが訊きたくて来たんだからな。見るからにその手の経験値がなさそうで、あの手の清楚気取り女には騙され易そうな気がするお前がその偽りを見抜けた理由……是非、教えてくれないか?」
満「……地味に性格が悪いですね、貴方。まぁ、お答えしますけど……とても人工的で合成的だったんですよ、あの女は。」
教員「人工的で合成的?」
満「飽く迄も僕の感覚ですけど、自分がしたい格好や振る舞いをした結果として清楚と言われる枠に収まる事になる人と、別の目的の為に清楚のテンプレートを目指して調整している人って、全然違うんですよ。」
教員「つまり、お前から見てあの女は後者であり偽清楚と言える枠だった、と?」
満「……まぁ、そうですね。」
教員「成程、分からなくはない話だな。しかし、その違いはある程度の経験値のある男でも判別が難しいと言われる事がある部分だ。お前に分かるとは、少々考えにくいが……」
満「……中途半端な経験値すらないから、逆に分かったんじゃないですかね。」
教員「と、言うと?」
満「……あの女からは常々、その手の領域で場数を踏んでいる人間の雰囲気がしていました。それは、それ等が一切無い僕にとって、完全な異種族の気配……とでも言うべきものなんですよ。」
教員「ハハッ、つまりお前はあの女が自分の類友には見えなかったから、あの女は少なくとも平均的な経験が有り、酷ければ腐れビッチと呼ばれるにふさわしい可能性すらあると判断していた、という事か。」
満「……貴方も、割とそう感じますけどね?」
教員「まぁ、俺は平均の範囲だからな。」
満「(……この人の場合、場数の割には僕よりも面倒な拗らせ方をしている様に見える事の方が引っかかる……なんて、それこそ素面じゃ言えないや。)」
登場人物:
藤咲 満 (一周回って鋭敏な感覚持ち。経験値ゼロを極めし者)
先輩男性教員 (面倒な雰囲気のモブ。満より2~3つ年上を想定。……経験値はあるけどチャラさは無く、しかし男らしさはある男性……って、描写が難しくないか?)
※アルハラ(満の場合)ネタの関連ネタ※
満「(はー……今日は疲れるなぁ……まさか、僕が無自覚に言ったらしい事が実質正解だったなんて……少しは一人で落ち着く時間を確保しないと、流石に気力が保てないよ。)」
先輩男性教員「此処に居たのか、藤咲。」
満「えっ?あ……××先生?どうして此方(屋上)に?」
教員「今朝の連絡事項が余りにも酷く滑稽で面白いものだったからな、誰よりも先にそれを見抜いていたらしいお前の話を聞いてみたくて探していたんだ。」
満「見抜いて、って……別に、真実を知っていた訳じゃありませんよ。」
教員「ほう?それなら何故あの歓迎会の時点であの新人女が『腐れビッチ』だと断言できたんだ?」
満「楽しそうな表情で言うのはやめてくれませんかね……そもそも、僕にはそう断言したとされる瞬間の記憶はありません。」
教員「まぁ、それは仕方ない事だな。だとしても、酩酊状態での発言とは普段は理性で隠している本音が垣間見えてくるものだ。……薄々、思ってはいたんだろう?」
満「……まぁ、完全な否定はできませんね。勿論、本来であれば言及する気は一切ありませんでしたけど。」
教員「やっぱりな。それで、お前はどうしてあの女がそうだと思ったんだ?」
満「……そこ、訊きます?」
教員「それが訊きたくて来たんだからな。見るからにその手の経験値がなさそうで、あの手の清楚気取り女には騙され易そうな気がするお前がその偽りを見抜けた理由……是非、教えてくれないか?」
満「……地味に性格が悪いですね、貴方。まぁ、お答えしますけど……とても人工的で合成的だったんですよ、あの女は。」
教員「人工的で合成的?」
満「飽く迄も僕の感覚ですけど、自分がしたい格好や振る舞いをした結果として清楚と言われる枠に収まる事になる人と、別の目的の為に清楚のテンプレートを目指して調整している人って、全然違うんですよ。」
教員「つまり、お前から見てあの女は後者であり偽清楚と言える枠だった、と?」
満「……まぁ、そうですね。」
教員「成程、分からなくはない話だな。しかし、その違いはある程度の経験値のある男でも判別が難しいと言われる事がある部分だ。お前に分かるとは、少々考えにくいが……」
満「……中途半端な経験値すらないから、逆に分かったんじゃないですかね。」
教員「と、言うと?」
満「……あの女からは常々、その手の領域で場数を踏んでいる人間の雰囲気がしていました。それは、それ等が一切無い僕にとって、完全な異種族の気配……とでも言うべきものなんですよ。」
教員「ハハッ、つまりお前はあの女が自分の類友には見えなかったから、あの女は少なくとも平均的な経験が有り、酷ければ腐れビッチと呼ばれるにふさわしい可能性すらあると判断していた、という事か。」
満「……貴方も、割とそう感じますけどね?」
教員「まぁ、俺は平均の範囲だからな。」
満「(……この人の場合、場数の割には僕よりも面倒な拗らせ方をしている様に見える事の方が引っかかる……なんて、それこそ素面じゃ言えないや。)」
登場人物:
藤咲 満 (一周回って鋭敏な感覚持ち。経験値ゼロを極めし者)
先輩男性教員 (面倒な雰囲気のモブ。満より2~3つ年上を想定。……経験値はあるけどチャラさは無く、しかし男らしさはある男性……って、描写が難しくないか?)