謎会話ログ≪1≫
【それはある種の同音異義語】
論名「あぁ、それは……ほら、これで解けるよ?」
地有「マジで?……マジだ!!スッゲー!!やっぱ論名って頭良いな!!天才じゃん!!」
論名「そんな事無いよ。それより、早く提出してきた方が良いんじゃないかな?」
地有「うおっ、それな!!マジでサンキュ、行って来る!!」
論名「いってらっしゃーい。」
未彩「……。」
論名「地有って本当に子供らしいよね。」
未彩「……お前、前に俺にも『子供っぽい』と言った事があったよな?まさか、俺もアレ……折旗と同じだと?」
論名「え?そんな訳無いよ?(笑) だって、地有の子供らしさと未彩の子供っぽさは全然別モノだもの。」
未彩「……ややこしいな。」
論名「そんな事無いよ?だって、地有の子供らしさは『無邪気』とか『素直』から来てるけど、未彩の子供っぽさは……ねぇ?(笑)」
未彩「……。」
論名「まぁ、歳に合わない、って意味では地有の方が『今は』子供と言えるけど……身体が成人する頃には、どうだろうね?」
未彩「……ちなみに、お前から見て今の折旗の中身は何歳相当に見えるんだ?」
論名「うーん……小学1年生ぐらいかな。それも、入学直後の。」
未彩「流石に低く考え過ぎじゃないか……?俺達もアイツも、中学2年生だぞ……?」
論名「でも、さっきの会話の語彙力ってそんな感じだったよね?」
未彩「……それは否定しない。」
論名「でしょ?……でも、下手に難解な言葉とややこしい知識で攻めも守りも武装するタイプより、ああいう直感的なタイプの方が最後は強かったりするんだよ?」
未彩「それは……お前自身にも少々跳ね返っている様に思うぞ?(まぁ、実際は俺への嫌味だろうし、そもそもコイツは守りを固める必要があるタイプではないだろうが……。)」
論名「あはは、意外と自覚はあるんだね?」
未彩「待て、俺はお前にブーメランが刺さっているとしか言って……」
論名「言葉にしなくても、態度に出てるよ?嫌味を言われたと感じて不機嫌になっている雰囲気が、ね。」
未彩「……。」
論名「図星みたいだね。……あ、言い忘れていたけど、私は未彩の事は年相応程度だと思ってるよ。『今は』……ね?」
未彩「……ご丁寧な嫌味をどうも。」
論名「どういたしまして(※笑顔)」
未彩「(……普通は双方向の言い争いになる場面だと思うんだが、コイツは何故そうならないのか……単に我慢しているだけなのか、それとも心底冷静なのか……例え後者でも笑顔という感情的に見える表情は作れる辺りが正直言って不気味だ。)」
論名「(私の事を不気味に思っていそうな表情だけど、そういう事を思いつつも私から離れない未彩も私とは別の『規格外』だって自覚、あるのかな?まぁ、この様子だと多分無いかな。それはそれで見ていて面白いから良いけどね。)」
登場人物:
清上院 論名 (底知れない深淵の様な部分はあるが、病んでいる訳ではない。物事を常に外側から観察しているタイプ。)
折旗 地有 (少年向けアニメの主人公や主人公の友人によくある素直なアホの子タイプ。尚、論名に惚れているという余談アリ。)
清上院 未彩 (成人後は学生時代の経験を引き摺ったままの病んだ大人になっていそう。ただし葛藤型であり行動力が中途半端なので、直接的な実害は意外と出せない……筈。)
論名「あぁ、それは……ほら、これで解けるよ?」
地有「マジで?……マジだ!!スッゲー!!やっぱ論名って頭良いな!!天才じゃん!!」
論名「そんな事無いよ。それより、早く提出してきた方が良いんじゃないかな?」
地有「うおっ、それな!!マジでサンキュ、行って来る!!」
論名「いってらっしゃーい。」
未彩「……。」
論名「地有って本当に子供らしいよね。」
未彩「……お前、前に俺にも『子供っぽい』と言った事があったよな?まさか、俺もアレ……折旗と同じだと?」
論名「え?そんな訳無いよ?(笑) だって、地有の子供らしさと未彩の子供っぽさは全然別モノだもの。」
未彩「……ややこしいな。」
論名「そんな事無いよ?だって、地有の子供らしさは『無邪気』とか『素直』から来てるけど、未彩の子供っぽさは……ねぇ?(笑)」
未彩「……。」
論名「まぁ、歳に合わない、って意味では地有の方が『今は』子供と言えるけど……身体が成人する頃には、どうだろうね?」
未彩「……ちなみに、お前から見て今の折旗の中身は何歳相当に見えるんだ?」
論名「うーん……小学1年生ぐらいかな。それも、入学直後の。」
未彩「流石に低く考え過ぎじゃないか……?俺達もアイツも、中学2年生だぞ……?」
論名「でも、さっきの会話の語彙力ってそんな感じだったよね?」
未彩「……それは否定しない。」
論名「でしょ?……でも、下手に難解な言葉とややこしい知識で攻めも守りも武装するタイプより、ああいう直感的なタイプの方が最後は強かったりするんだよ?」
未彩「それは……お前自身にも少々跳ね返っている様に思うぞ?(まぁ、実際は俺への嫌味だろうし、そもそもコイツは守りを固める必要があるタイプではないだろうが……。)」
論名「あはは、意外と自覚はあるんだね?」
未彩「待て、俺はお前にブーメランが刺さっているとしか言って……」
論名「言葉にしなくても、態度に出てるよ?嫌味を言われたと感じて不機嫌になっている雰囲気が、ね。」
未彩「……。」
論名「図星みたいだね。……あ、言い忘れていたけど、私は未彩の事は年相応程度だと思ってるよ。『今は』……ね?」
未彩「……ご丁寧な嫌味をどうも。」
論名「どういたしまして(※笑顔)」
未彩「(……普通は双方向の言い争いになる場面だと思うんだが、コイツは何故そうならないのか……単に我慢しているだけなのか、それとも心底冷静なのか……例え後者でも笑顔という感情的に見える表情は作れる辺りが正直言って不気味だ。)」
論名「(私の事を不気味に思っていそうな表情だけど、そういう事を思いつつも私から離れない未彩も私とは別の『規格外』だって自覚、あるのかな?まぁ、この様子だと多分無いかな。それはそれで見ていて面白いから良いけどね。)」
登場人物:
清上院 論名 (底知れない深淵の様な部分はあるが、病んでいる訳ではない。物事を常に外側から観察しているタイプ。)
折旗 地有 (少年向けアニメの主人公や主人公の友人によくある素直なアホの子タイプ。尚、論名に惚れているという余談アリ。)
清上院 未彩 (成人後は学生時代の経験を引き摺ったままの病んだ大人になっていそう。ただし葛藤型であり行動力が中途半端なので、直接的な実害は意外と出せない……筈。)