【ぶっちゃけ成人男性枠で一番小さいのはCrownではなくてこっちの人、っていう不憫話】　


黒夜「……ねぇ、兄さん？」
白夜「ん？なんだい、黒夜。」
黒夜「僕達って双子だよね？それも……一卵性の。」
白夜「うん、そうだね。私達は一卵性の双子だよ。」
黒夜「……ついでに言うと花道 愛華と花道 百合花も同じ条件だよね？」
白夜「そうだよ、愛華と百合花さんも一卵性の双子。不思議な縁だよね。」
黒夜「……やっぱり……こんなの、おかしいじゃないか……。」
白夜「え？おかしいって何が」

黒夜「兄さんの身長が181.8cmなのに僕の身長が160.1cmしか無い事だよっ！！」

白夜「……えっ、と……黒夜、何かあったのかい？」
黒夜「今日や昨日に何かあったとかそういう短期的な事だと思ってるの！？ずっと昔からの事だよ！？昔から色々な人に『白夜くんは背が高くてカッコ良くて優しいのに、弟は低身長でカッコ悪いし不愛想で嫌だよね』って囁かれ続けた僕の苦痛、兄さんに分かるの！？」
白夜「そ、そんな事言われてたの？それは、気付かなくてゴメン……」
黒夜「それは別に兄さんが謝らなくて良いよ！悪いのは僕等を値踏みするような目で見てた奴等だし！でも……花道 愛華にさりげなく見下されるのだけは許せないから……兄さんから警告、し、て、く、れ、る、よ、ね……？兄さんはあの人の夫、だから……ねぇ？」
白夜「(うっ……黒夜って何故か愛華の事になると圧が凄いんだよね……)い、一応言ってみるけど……愛華が黒夜の身長について何か言ってた様子を、私は見た事が無いから……どこまで強く言えるかは少し自信が……というか、注意ではなく警告って、そんないきなりは……。」
黒夜「兄さんって……本ッ当に鈍感過ぎない！？そりゃ、表立ってチビだって罵られた事は僕一人の時だって殆ど無いけど、さりげないマウントが常々凄いんだって！！直接僕を罵らなくても『一卵性の双子は私と百合花の様に似ているものよね』ぐらいなら、あの女……兄さんと僕の両方の前でも度々言ってるからね！？」
白夜「え、あ……そ、その辺ってマウントだったんだ……？」
黒夜「完全にマウントだろ！？あの女、自分と妹が2.4cm差しかなくて、尚且つ2人とも僕より高身長(※愛華は175.6cm、百合花は173.2cm)だからってッ……！！」
白夜「わ、分かったよ、後で愛華と話し合ってみるから、ちょっと落ち着いて……」
黒夜「話し合うとかそういう次元だと思ってるの！？大体兄さんはいつもいつもあの女の味方ばっかり！！」
白夜「えっ、えっと……ご、ごめんね！？(お願い、秀造くん……助けて！！)」


登場人物：
光闇 黒夜 (実はオリキャラ成人男性内で一番の低身長です。というか、女性も含めたDirty Blood関係者の中で一番の低身長という悲劇)
光闇 白夜 (実はオリキャラ成人男性内で一番の高身長です。……が、それでも娘のSearchよりは若干低いという余談)