謎会話ログ≪1≫
【その形状は彼女にだけ深く語り掛ける】(※【KitS 4】関連)
≪場所:校舎内、廊下≫
昭義「ハァ……自由に行動できる事にはなったけど、なんだかこの先不安だなぁ……。」
未彩「今更言っても仕方ないだろう。と言うより、それならば別行動を進言するべきではなかった筈だ、と俺は思うが?」
昭義「だ、だって!! だって……ゾンビも怖いけど、それより、正直……」
未彩「だが、あの2人のおかげで助かった事は確かな事実だろう?」
昭義「うっ……でもさ、やっぱりおかしいって……Search先生には本当は警察官って理由があったけど、藤咲先生はそうじゃないし……あんなの流石におかしいって、未彩ちゃんだって思うだろ?」
未彩「……まぁ、疑問や不安が一切無いと言えば嘘にはなるだろうな。」
昭義「だったら」
未彩「だが、先程も言った通り今はそんな事を追及していられる状況ではない。……余計な事は考えない様にしなければ、藤咲先生という人間に対して追及する機会を得る前にオカルトじみた謎の化け物達から殺されて終わる羽目になるぞ。」
昭義「それは……まぁ、そうだよなぁ……。」
未彩「分かれば良い。とにかく、今は解決の手掛かりを探しながら生き延びる事に尽力するべきだ。」
昭義「……でも、やっぱり気になるし……俺、落ち着かないよ……そんな物を持ったまま隣に立たれたら……。」
未彩「仕方ないだろう? 何時またあの化け物共が出現するか分からない状態でせめてもの武装を解除する訳にはいかないんだ。」
昭義「それはそうなんだけどさぁ……っていうか未彩ちゃん、よく受け取る気になったよね、それ……そういうの、サバイバルナイフって言うんだっけ?」
未彩「……いや、コレはサバイバルナイフではないだろう。」
昭義「えっ? でも……」
未彩「サバイバルナイフはコレの様に完全な左右対称と呼べる形状はしていない筈だ。故に、コレは恐らく……」
昭義「恐らく?」
未彩「……少し特殊な形状ではあるが、強いて言えば『ダガー』と呼ばれる部類に近い、と考える事が正解だろうな。」
昭義「だがぁ? 何ソレ?」
未彩「分からずとも問題はない。とにかく、コレはサバイバルナイフやそれに類似する物ではない筈だ、とだけ言っておこう。」
昭義「……あのさ、未彩ちゃん……なんか、凄く深刻そうな顔してない?」
未彩「……お前よりはマシだと思うが?」
昭義「そうかなぁ……。」
未彩「(……まさか、ただでさえ藤咲先生に不信感を抱いている畑山に対して『ダガーとは対人用を前提にした短剣の一種だ』等と今直ぐ説明する訳にはいかないからな……それに、コレが本当にダガーである確証や、或いは……否、そんな事、今はどうでもいい。余計な事を考えるな、とは俺が畑山に言った事じゃないか。)」
昭義「(やっぱり、凄く難しい顔になってる……俺、なんか変な事言っちゃったのかな……?)」
登場人物:
畑山 昭義 (中学二年生の男子だが厨二病の気配は無い健全勢。少し前のアレコレで満への不信感や警戒感が高まっており、満達とは別行動を取る事を選んだ)
清上院 未彩 (昭義と同学年の女子だが隠れ厨二趣味の為に満から貸された刃物の形状の特徴に気付いてしまい、実は昭義以上に悩んでいる)
補足情報:
この会話は【成人男性(ある意味元凶だし実質黒幕で真のラスボスにもなる奴)がやっても可愛くないんですよ、それは】の少し後に位置するものとなっています。
また【達観者とヘタレと動く死体と……】の少し前に位置する事も想定しています。
≪場所:校舎内、廊下≫
昭義「ハァ……自由に行動できる事にはなったけど、なんだかこの先不安だなぁ……。」
未彩「今更言っても仕方ないだろう。と言うより、それならば別行動を進言するべきではなかった筈だ、と俺は思うが?」
昭義「だ、だって!! だって……ゾンビも怖いけど、それより、正直……」
未彩「だが、あの2人のおかげで助かった事は確かな事実だろう?」
昭義「うっ……でもさ、やっぱりおかしいって……Search先生には本当は警察官って理由があったけど、藤咲先生はそうじゃないし……あんなの流石におかしいって、未彩ちゃんだって思うだろ?」
未彩「……まぁ、疑問や不安が一切無いと言えば嘘にはなるだろうな。」
昭義「だったら」
未彩「だが、先程も言った通り今はそんな事を追及していられる状況ではない。……余計な事は考えない様にしなければ、藤咲先生という人間に対して追及する機会を得る前にオカルトじみた謎の化け物達から殺されて終わる羽目になるぞ。」
昭義「それは……まぁ、そうだよなぁ……。」
未彩「分かれば良い。とにかく、今は解決の手掛かりを探しながら生き延びる事に尽力するべきだ。」
昭義「……でも、やっぱり気になるし……俺、落ち着かないよ……そんな物を持ったまま隣に立たれたら……。」
未彩「仕方ないだろう? 何時またあの化け物共が出現するか分からない状態でせめてもの武装を解除する訳にはいかないんだ。」
昭義「それはそうなんだけどさぁ……っていうか未彩ちゃん、よく受け取る気になったよね、それ……そういうの、サバイバルナイフって言うんだっけ?」
未彩「……いや、コレはサバイバルナイフではないだろう。」
昭義「えっ? でも……」
未彩「サバイバルナイフはコレの様に完全な左右対称と呼べる形状はしていない筈だ。故に、コレは恐らく……」
昭義「恐らく?」
未彩「……少し特殊な形状ではあるが、強いて言えば『ダガー』と呼ばれる部類に近い、と考える事が正解だろうな。」
昭義「だがぁ? 何ソレ?」
未彩「分からずとも問題はない。とにかく、コレはサバイバルナイフやそれに類似する物ではない筈だ、とだけ言っておこう。」
昭義「……あのさ、未彩ちゃん……なんか、凄く深刻そうな顔してない?」
未彩「……お前よりはマシだと思うが?」
昭義「そうかなぁ……。」
未彩「(……まさか、ただでさえ藤咲先生に不信感を抱いている畑山に対して『ダガーとは対人用を前提にした短剣の一種だ』等と今直ぐ説明する訳にはいかないからな……それに、コレが本当にダガーである確証や、或いは……否、そんな事、今はどうでもいい。余計な事を考えるな、とは俺が畑山に言った事じゃないか。)」
昭義「(やっぱり、凄く難しい顔になってる……俺、なんか変な事言っちゃったのかな……?)」
登場人物:
畑山 昭義 (中学二年生の男子だが厨二病の気配は無い健全勢。少し前のアレコレで満への不信感や警戒感が高まっており、満達とは別行動を取る事を選んだ)
清上院 未彩 (昭義と同学年の女子だが隠れ厨二趣味の為に満から貸された刃物の形状の特徴に気付いてしまい、実は昭義以上に悩んでいる)
補足情報:
この会話は【成人男性(ある意味元凶だし実質黒幕で真のラスボスにもなる奴)がやっても可愛くないんですよ、それは】の少し後に位置するものとなっています。
また【達観者とヘタレと動く死体と……】の少し前に位置する事も想定しています。