謎会話ログ≪1≫

【リア充は現実で甘々恋愛生活を満喫してるんだし、ゲームの中くらい絶望を押し付けても問題無いと思うよ?……と、彼は思った様です】 

※他者作品のタイトル出現に注意※


マサナ「藤咲先生、ちょっと質問いいですか?」
満「ん、何?」
真波「今度マサナと2人で恋愛ゲームを遊んでみようって話になったから、良いゲームを教えてほしいなー、って!」
未彩「……。」
満「(コイツ等、なんで未彩ちゃんも一緒に居る時に2人だけの予定の話をしてるのかと小一時間……)あー、僕そういうのはあんまり詳しくないかなー……。」
マサナ「そうなんですか?……藤咲先生って大人だし、面白いの知ってるかもって思ったんだけどなぁ……」
真波「ねー、ちょっと甘くて、でも酸っぱくて、みたいなの、知ってるかなって思ったのにー。」
未彩「……。」
満「(リア充の癖にわざわざゲームで疑似体験する意味とは……と言うか、未彩ちゃんの「俺が絶賛酸っぱい思いの最中なんだが」とでも言いたげな圧が割と怖いんだけど。……あ、それなら……)つまり、割としんみりした雰囲気の恋愛ゲームがやりたいって事だよね?1つだけ……割とお手軽にそういうのを強く感じられるゲームを知ってるけど、教えようか?」
マサナ「おっ、やっぱりなんか知ってるんです?」
真波「藤咲先生オススメとか、結構気になる!なんてタイトルなの?」

満「……『鬱夫の恋』」

未彩「ッ!?」
真波「ウツオノコイ?」
マサナ「前半は人名、だよな……?」
真波「だよね?ウツオって誰だろう?分かんないけど、恋って言葉は入ってるし、良いかも!」
未彩「いや待て、待つんだ2人とも!!それは流石にやめておいたが……というか藤咲先生、何も知らない中学生になんて物を教えてるんですか!?」
満「あれ?未彩ちゃんは内容知ってるんだ?」
未彩「あっ……。」

満「……いやぁ、後であの2人がどういう事になるか、見物だよね!」
未彩「もうちょっとマシな選択肢は無かったんですか……?わざわざフリゲ界のトップ鬱ゲーを教えなくても……」
満「えぇ?じゃあ……『さよならを教えて』とか?」
未彩「それも大概鬱ゲーの部類ですし、そもそもR-18ですよね!?よりによって真波と旗見に教える物ではないですよね!?商業ゲーなら鬱ゲーでも許されるとお思いで!?」
満「うーん、鬱が駄目なら……純愛ゲーなら『沙耶の唄』とかも良いって噂が……」
未彩「それもR-18且つグロの多いヤツじゃないですか!!割と鬱要素もあるらしいですし!!……どうしても鬱ゲーを選びたいならせめて、せめて……Switchでも出せる様な範囲……『ドキドキ文芸部!(DDLC)』とかまでにしておきましょうよ……。」
満「それもそれで割と大概だと思うよ?というか、未彩ちゃんも割と鬱ゲーに詳しいんだね?」
未彩「あっ、違ッ……!!」
論名「似た者同士って未彩と藤咲先生の為にあるような言葉だよね。」
未彩「突然ナチュラルに混ざりながら言うのはやめろ!!」


登場人物:
旗見 マサナ (後にパソコン画面の前で硬直する羽目に)
桜木 真波 (後に「しょ、所詮はゲームだし!」で乗り切ろうと必死になる羽目に)
清上院 未彩 (色んな意味で被害者。DDLCならYuriの位置に居そう)
藤咲 満 (実は未彩の仇を討ったつもり。この人の教育実習生時代ってあんまり想像できない不思議)
清上院 論名 (最後に全てを持っていく。DDLCならMonika……ではなく、設定上の開発者(※現実的な意味での開発者とは別)の位置に居そう)
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