謎会話ログ≪1≫
【メタ的に見ると「完全に嘘だ」感や「お前が言うな」感が酷い上にオチの「想像通り過ぎる」感も酷そうな会話】
※不謹慎な内容(時事ネタ)に注意※
≪場所:職員室≫
Crown「あのー……藤咲先生?」
満「ん、どうしたの?」
Crown「えっとー……」
満「……何? なんでそんな『言いたいけど言えない』みたいな顔で僕を見て」
Crown「い、いや、その、今朝の校長先生の話だけど――」
風美「Crown先生!! その話ならアタシに訊きな!!」
Crown「あっ、葉暗先生!」
満「え、何この流れ……」
Crown「あの、今朝の校長先生って暫く前みたいに妙にピリピリしていたというか、なんだか『防犯』意識を強調していましたけど……また、何かあったんですか?」
風美「あぁ、やっぱりアンタは知らなかったんだねぇ……それは」
満「昨日の昼頃に他県で起こった刃物を所持した不審者の中学校への侵入事件の所為、ですよね?」
Crown「あっ。」
風美「藤咲先生……どうして今回は知ってるんだい……。」
満「結構大々的なニュースになっていましたし、流石に知っていますよ。」
風美「そうかい……まぁとにかく、そういう事が昨日の昼頃にあったそうでね? 此処も中学校だし気を付けないと、って話なんだよ。」
Crown「そ、そうだったんですか……なんだか怖いなぁ、そういうの……僕、腕力的な事にはあんまり自信が無いから……。」
満「まぁ普通はそんなものだよね。僕もそういうのは強い方じゃないからちょっと怖いや。」
風美「アンタ達、若い男なのに情けないねぇ……。」
Crown「うう、それを言わないでくださいよぉ……。」
風美「それに……藤咲先生はそんな事じゃ特に駄目ってもんだろう? アンタは2年2組の担任の先生なんだから、いざという時に自分の生徒を守れる技量や自信が無かったら大変だよ?」
満「それはそうですけど、僕は体育会系じゃないですからね……運動系の事を生業として日々身体を鍛えている訳ではないですし、仕方がない部分はあると思いますよ? 大体、例え体育会系だったとしても相手が刃物を持っていたんじゃ素手で抵抗するのは無理がありますって。」
風美「まぁ、それを言われちゃあねぇ……アタシだってなんの武器や防具も無しに刃物を持った不審者と戦うのは厳しいだろうし、何とも言えなくなっちまうよ。」
Crown「というか! 人を殺す為に刃物を持って学校に乗り込んでくる人がいる事とか、人を殺す為の刃物を持っている人がいる事とか、そもそも人を殺そうとする人がいる事とか……そういう前提が現実的であるという事がまずおかしい事なんだと僕は思います!!」
満「あー……まぁ、確かにそうだよね。……ホント、学校に人が殺せる程の刃物を持って乗り込んでくる時点で頭がおかしいイレギュラーの極みだし、それに対して僕達の様な普通の頭の教員達が完全無欠の対応を取れない事は正直に言えば仕方ない部分があると思うよ。」
風美「とはいえ、生徒の身の安全の確保はアタシ達の大切な使命であり義務であり責任じゃないか。対応の難しい危険な事態だからこそアタシ達が投げ出す訳にはいかないんだよ。」
Crown「そうですよね……僕達は教師ですし、生徒を守ってこそですよね。」
満「僕もその責務を放棄するつもりはありませんから、そこは安心してください。まぁ最善を尽くせるかどうかは分かりませんけど、それでも全力で立ち向かう事はします。」
Crown「……でも、やっぱり難しいよね……最低限の抵抗や制圧の為の講習みたいなものを何処かで受けておいた方が良いのかなぁ……。」
風美「おっ? じゃあアタシが鍛えてあげ――」
満「それならSearchちゃんが適任かもね。この職員室内で一番強いに違いないから!」
Crown「え、Search先生、ですか?」
風美「藤咲先生、それってどういう……」
満「ねぇSearchちゃん、Searchちゃんならよくいる暴徒の制圧や鎮圧なんてお手の物だよね?」
Search「ん? ……あぁ、それなら慣れているが。」
風美「ちょっと!! 慣れてるってどういう事だい!?(※驚愕)」
Crown「アメリカの学校にだってそんな教師は多くないよ……というか、少なくて普通だよ……!?(※困惑)」
満「やっぱり僕の思っていた通りだ!! Searchちゃんなら絶対得意で慣れている筈だって信じてたよ!!(※嬉しそう)」
Search「そうか。」
風美「いやいやいや、体力があるとか反射神経が良いとかそういう話なら分かるけどねぇ、暴徒を抑え込む事に成れがあるっていうのは色々とおかしいんじゃないかい!?」
Crown「もしかして、Search先生には余程の不良校に勤めていた経験が……?」
Search「いや、その様な経験は無いが。」
満「というか、そういうレベルの話じゃないよねww Searchちゃんの経験してきた戦場はww」
Search「……その話は緘口令が敷かれていると言った筈だが。」
満「フフ、分かってるって。詳細は僕達だけの内緒にしておくから安心して♪」
風美「……何がどういう事だって言うんだい……。」
Crown「僕にも分かりません……。」
登場人物:
Crown=White (明らかに腕に覚えが無い軟弱な成人男性。アメリカ人だが身長が日本人男性と大差無く身体が細く小さめな事や何方かと言えば気弱な性格である事も含めて事件系の非常時には苦労しそうなタイプである)
藤咲 満 (Crownと同じく軟弱な成人男性……のフリをしているが、実際は見た目の印象に反してかなり強く、その辺の不審者より遥かにヤバい『学校の中の殺人鬼』である。故に、今回の台詞は息を吐くように嘘を吐いている部分が多い)
葉暗 風美 (女性ではあるが体育会系であり身長もそれなりにある事から腕に多少の自信はあるタイプ。しかし飽く迄も一般人の中では強いという話であり、タガの外れた相手や殺傷力の高い武器を持った相手に余裕で勝てる訳ではない、という事は本人も自覚している模様)
Search=Darkness (非常に幼い頃から殺すか殺されるかの世界に放り込まれており、現在でも『警察の殺人鬼』なので職員室内最強は間違いないであろう存在。尚、女性である)
補足情報:
満の発言内の『完全に嘘だ』部分↓
「僕もそういうのは強い方じゃないからちょっと怖い」……普通に強い。というか普通より強い。相手が単数且つ武器が刃物であれば自身が素手でも制圧できる可能性が割と高い程度には強い。そして怖いなんて思っていない。
「日々身体を鍛えている訳ではない」……飽く迄も軽くではあるが実は鍛えている。理由は殺人行為時に自身の身体の動きをスムーズにする為。
「僕達の様な普通の頭の教員達」……風美やCrown等の事は確かに普通だと思っているが自分の事を普通とは思っていない。しかもそれを悪い事や残念な事だと思っていない。
「僕もその責務を放棄するつもりはありません」……善良~普通の生徒に関しては全力で守る気があるし守り切れなかったら後悔するが、悪辣な生徒(不良やDQNと呼ばれる部類)に関しては見殺す事になっても後悔しない。寧ろ守りたくないのが本音なので無力を装って見殺すまであるかもしれない。
満の発言内の『お前が言うな』部分↓
「まぁ普通はそんなものだよね。」……その普通に当て嵌まらない上によくある不審者とはまた別の意味で加害者系の立場にいる奴が自分も普通の一部であるかの様な雰囲気で言うな。
「学校に人が殺せる程の刃物を持って乗り込んでくる時点で頭がおかしいイレギュラーの極みだ」……上手く使えば人が殺せる程度のナイフを隠し持ちながら教員(教師)として校内に居る奴が言うな。
結局このネタの不謹慎要素って何?↓
2023年3月1日の正午過ぎに発生した埼玉県戸田市の中学校に刃物を持った10代程度の男(少年)が侵入した事件のニュースを見て思い付いた内容であるという事。
その他↓
実は【例え他人事でも気になったらアレコレ考えるし、自分の事なら神経が焼き切れる程に考え込むタイプ】の続編っぽいイメージで書きました。
Crownが最初のシーンで歯切れの悪い話し方をしている(満に訊くか否か迷っている)のはその所為です。
※不謹慎な内容(時事ネタ)に注意※
≪場所:職員室≫
Crown「あのー……藤咲先生?」
満「ん、どうしたの?」
Crown「えっとー……」
満「……何? なんでそんな『言いたいけど言えない』みたいな顔で僕を見て」
Crown「い、いや、その、今朝の校長先生の話だけど――」
風美「Crown先生!! その話ならアタシに訊きな!!」
Crown「あっ、葉暗先生!」
満「え、何この流れ……」
Crown「あの、今朝の校長先生って暫く前みたいに妙にピリピリしていたというか、なんだか『防犯』意識を強調していましたけど……また、何かあったんですか?」
風美「あぁ、やっぱりアンタは知らなかったんだねぇ……それは」
満「昨日の昼頃に他県で起こった刃物を所持した不審者の中学校への侵入事件の所為、ですよね?」
Crown「あっ。」
風美「藤咲先生……どうして今回は知ってるんだい……。」
満「結構大々的なニュースになっていましたし、流石に知っていますよ。」
風美「そうかい……まぁとにかく、そういう事が昨日の昼頃にあったそうでね? 此処も中学校だし気を付けないと、って話なんだよ。」
Crown「そ、そうだったんですか……なんだか怖いなぁ、そういうの……僕、腕力的な事にはあんまり自信が無いから……。」
満「まぁ普通はそんなものだよね。僕もそういうのは強い方じゃないからちょっと怖いや。」
風美「アンタ達、若い男なのに情けないねぇ……。」
Crown「うう、それを言わないでくださいよぉ……。」
風美「それに……藤咲先生はそんな事じゃ特に駄目ってもんだろう? アンタは2年2組の担任の先生なんだから、いざという時に自分の生徒を守れる技量や自信が無かったら大変だよ?」
満「それはそうですけど、僕は体育会系じゃないですからね……運動系の事を生業として日々身体を鍛えている訳ではないですし、仕方がない部分はあると思いますよ? 大体、例え体育会系だったとしても相手が刃物を持っていたんじゃ素手で抵抗するのは無理がありますって。」
風美「まぁ、それを言われちゃあねぇ……アタシだってなんの武器や防具も無しに刃物を持った不審者と戦うのは厳しいだろうし、何とも言えなくなっちまうよ。」
Crown「というか! 人を殺す為に刃物を持って学校に乗り込んでくる人がいる事とか、人を殺す為の刃物を持っている人がいる事とか、そもそも人を殺そうとする人がいる事とか……そういう前提が現実的であるという事がまずおかしい事なんだと僕は思います!!」
満「あー……まぁ、確かにそうだよね。……ホント、学校に人が殺せる程の刃物を持って乗り込んでくる時点で頭がおかしいイレギュラーの極みだし、それに対して僕達の様な普通の頭の教員達が完全無欠の対応を取れない事は正直に言えば仕方ない部分があると思うよ。」
風美「とはいえ、生徒の身の安全の確保はアタシ達の大切な使命であり義務であり責任じゃないか。対応の難しい危険な事態だからこそアタシ達が投げ出す訳にはいかないんだよ。」
Crown「そうですよね……僕達は教師ですし、生徒を守ってこそですよね。」
満「僕もその責務を放棄するつもりはありませんから、そこは安心してください。まぁ最善を尽くせるかどうかは分かりませんけど、それでも全力で立ち向かう事はします。」
Crown「……でも、やっぱり難しいよね……最低限の抵抗や制圧の為の講習みたいなものを何処かで受けておいた方が良いのかなぁ……。」
風美「おっ? じゃあアタシが鍛えてあげ――」
満「それならSearchちゃんが適任かもね。この職員室内で一番強いに違いないから!」
Crown「え、Search先生、ですか?」
風美「藤咲先生、それってどういう……」
満「ねぇSearchちゃん、Searchちゃんならよくいる暴徒の制圧や鎮圧なんてお手の物だよね?」
Search「ん? ……あぁ、それなら慣れているが。」
風美「ちょっと!! 慣れてるってどういう事だい!?(※驚愕)」
Crown「アメリカの学校にだってそんな教師は多くないよ……というか、少なくて普通だよ……!?(※困惑)」
満「やっぱり僕の思っていた通りだ!! Searchちゃんなら絶対得意で慣れている筈だって信じてたよ!!(※嬉しそう)」
Search「そうか。」
風美「いやいやいや、体力があるとか反射神経が良いとかそういう話なら分かるけどねぇ、暴徒を抑え込む事に成れがあるっていうのは色々とおかしいんじゃないかい!?」
Crown「もしかして、Search先生には余程の不良校に勤めていた経験が……?」
Search「いや、その様な経験は無いが。」
満「というか、そういうレベルの話じゃないよねww Searchちゃんの経験してきた戦場はww」
Search「……その話は緘口令が敷かれていると言った筈だが。」
満「フフ、分かってるって。詳細は僕達だけの内緒にしておくから安心して♪」
風美「……何がどういう事だって言うんだい……。」
Crown「僕にも分かりません……。」
登場人物:
Crown=White (明らかに腕に覚えが無い軟弱な成人男性。アメリカ人だが身長が日本人男性と大差無く身体が細く小さめな事や何方かと言えば気弱な性格である事も含めて事件系の非常時には苦労しそうなタイプである)
藤咲 満 (Crownと同じく軟弱な成人男性……のフリをしているが、実際は見た目の印象に反してかなり強く、その辺の不審者より遥かにヤバい『学校の中の殺人鬼』である。故に、今回の台詞は息を吐くように嘘を吐いている部分が多い)
葉暗 風美 (女性ではあるが体育会系であり身長もそれなりにある事から腕に多少の自信はあるタイプ。しかし飽く迄も一般人の中では強いという話であり、タガの外れた相手や殺傷力の高い武器を持った相手に余裕で勝てる訳ではない、という事は本人も自覚している模様)
Search=Darkness (非常に幼い頃から殺すか殺されるかの世界に放り込まれており、現在でも『警察の殺人鬼』なので職員室内最強は間違いないであろう存在。尚、女性である)
補足情報:
満の発言内の『完全に嘘だ』部分↓
「僕もそういうのは強い方じゃないからちょっと怖い」……普通に強い。というか普通より強い。相手が単数且つ武器が刃物であれば自身が素手でも制圧できる可能性が割と高い程度には強い。そして怖いなんて思っていない。
「日々身体を鍛えている訳ではない」……飽く迄も軽くではあるが実は鍛えている。理由は殺人行為時に自身の身体の動きをスムーズにする為。
「僕達の様な普通の頭の教員達」……風美やCrown等の事は確かに普通だと思っているが自分の事を普通とは思っていない。しかもそれを悪い事や残念な事だと思っていない。
「僕もその責務を放棄するつもりはありません」……善良~普通の生徒に関しては全力で守る気があるし守り切れなかったら後悔するが、悪辣な生徒(不良やDQNと呼ばれる部類)に関しては見殺す事になっても後悔しない。寧ろ守りたくないのが本音なので無力を装って見殺すまであるかもしれない。
満の発言内の『お前が言うな』部分↓
「まぁ普通はそんなものだよね。」……その普通に当て嵌まらない上によくある不審者とはまた別の意味で加害者系の立場にいる奴が自分も普通の一部であるかの様な雰囲気で言うな。
「学校に人が殺せる程の刃物を持って乗り込んでくる時点で頭がおかしいイレギュラーの極みだ」……上手く使えば人が殺せる程度のナイフを隠し持ちながら教員(教師)として校内に居る奴が言うな。
結局このネタの不謹慎要素って何?↓
2023年3月1日の正午過ぎに発生した埼玉県戸田市の中学校に刃物を持った10代程度の男(少年)が侵入した事件のニュースを見て思い付いた内容であるという事。
その他↓
実は【例え他人事でも気になったらアレコレ考えるし、自分の事なら神経が焼き切れる程に考え込むタイプ】の続編っぽいイメージで書きました。
Crownが最初のシーンで歯切れの悪い話し方をしている(満に訊くか否か迷っている)のはその所為です。