謎会話ログ≪1≫

【合理主義も行き過ぎると考え物なんだって事はもう何度も(ry)】


≪場所:2-2教室≫
真波「あのさぁ、沢山の色があるけどラベルが無くてどれが何だか分からないっていう自販機で飲み物を買う事になったら……何色の飲み物を買う?」
マサナ「ん? それってどゆこと?」
真波「えっとねー、普通の自販機みたいにペットボトル飲料が沢山並んでいるけど、どのボトルにもそれがどんな飲み物なのかを書いたラベルが巻いてなくて正体が分からない! って感じ。ね、2人は何色の飲み物を買う?」
未彩「……別の真っ当な自販機を探した方が良いんじゃないか?」
真波「ちょっと未彩、そーいう話じゃないからっ!」
未彩「そ、そうか……すまない。」
真波「で、2人はどうするの?」
マサナ「うーん、俺ならオレンジ色とか黄色とかかな? 柑橘系ジュースだったらラッキー! って感じで!」
真波「あー! 分かるー! オレンジ色ってなんか美味しそうだし良いよね!」
未彩「……なんとも能天気な発想だな。」
真波「えぇー? じゃあ未彩は何色を選ぶのさ?」
未彩「俺は……そこで選ぶしかないとすれば、透明が最も無難な選択だと思うぞ。」
真波「えっ。」

満「そうそう、どう考えても透明が最善だよね!」

未彩「は?」
マサナ「へ? 藤咲先生?」
真波「あー……。」
未彩「……前言撤回だ、俺は透明ではなく水色の方が」
満「未彩ちゃーん? 僕、嘘はいけない事だと思うよー?ww(※ニヤニヤ系の笑顔)」
未彩「この手の話で貴方と同じ回答をすると碌な結果にならないんですよッ!!」
真波「……えーっと、これ、回答者の『警戒心』の高さを図るテストなんだけどさ……『透明』って答える人は最も警戒心が高いし、そういう人はサイコパスに多いって話があるんだよねー……(※苦笑)」
マサナ「あー……(※納得に満ちた苦い顔)」
未彩「やはりその系統の話かッ……(※頭を抱えつつ落胆)」
満「アハハッww でもまぁ、合理的に考えたらそんな意味不明な自販機で安易に飲料を買って飲もうなんて考える方がそもそもおかしいって話は普通にあるんじゃない? だって、どんな異物や毒物が入っているか分かったものじゃないし……それでもそうするしかない事情があるなら少しでもそれらに気付き易くする為に透明の飲料を選ぶのは当然の事だと思うよ?」
真波「だーかーらー!! 警戒心が高いサイコパスはそういう事を考えて透明を選ぶし、普通の人はそこまで考えないって話なんだってば!!」
マサナ「藤咲先生も清上院も警戒心が強いんだなぁ……。」
未彩「……もう、勘弁してくれ……。」
満「ホントだよねぇ……そろそろ勘弁してあげなよ、真波ちゃん!(※キリッ、的な顔)」
未彩「勘弁して欲しいのは真波よりも貴方ですッ!!(※ガチ怒号)」
マサナ「だろーなぁー(※苦笑)」
真波「ていうか、藤咲先生ってマジモノなの……?」
マサナ「やめろよ……担任がガチサイコとか怖過ぎだって。」
満「えー? 僕にそんな事を言ったら毎回僕と同じ回答の未彩ちゃんが可哀想だと思わないの?」
未彩「それ、貴方が一番思っていませんよね!?」


登場人物:
桜木 真波 (毎度懲りずに心理テスト遊びをしては地獄を呼ぶ戦犯)
旗見 マサナ (一番の常識人であり、故に最大の被害者でもある)
清上院 未彩 (知識的には厨二趣味傾向があるが異常者扱いはされたくない派)
藤咲 満 (異常者? まぁ、殺人鬼だしそりゃあね? ……的な大戦犯)

オマケ情報:
作者の初見回答は『透明』でした。
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