謎会話ログ≪1≫

【※知らない勢には言う方も察する方も同じく大概なヤバい奴にしか見えません】


真波「そういえばさ、昨日の特番すっごく怖かったよね!?」
未彩「特番? 何かあったのか?」
マサナ「あー、身の毛もよだつホラーショートアニメスペシャル!……だろ? 確かに結構怖かったよな。」
真波「オバケが凄い話も怖かったけど、あたしは人がヤバイ話が一番怖かったかなぁー……。」
マサナ「それってアレだろ? 三角関係で負けた女が勝った女も相手の男も殺すって話。」
真波「そうそれ! アレ、一番怖かった!!」
未彩「(それはホラーと言うよりサスペンスでは……?)」
マサナ「嫉妬に狂った女が2人の首を包丁で切り裂く様子とか2人の死に顔とか、妙に気合の入った絵で描いてあったよな……」
未彩「(アニメとはいえ真波やマサナが見られるような早い時刻の特番でその内容を流すとは……その放送局、BPOから怒られないか?)」
真波「ひぃ! マサナのバカぁ! あんまり詳しく言わないでよー! 思い出しただけで背中と首がゾワゾワするじゃんっ!」
未彩「(背中はともかく、首まで……無駄に高い想像力だな。)」
マサナ「ゴ、ゴメン……でもさ、真波って首が出てる格好じゃないし、結構安全だと思うぜ!」
真波「あー、それは確かにそーかも?」
マサナ「やっぱ、首のガードが固いのは強いって!」
真波「だよね! 首を守るのは大事だし、首が守れれば大丈夫だよね!」
未彩「(首が大事で無いとは言わないが、それだけで大丈夫という判断は少し軽率な気が――)」

満「……本当に首だけで良いの?」

未彩「ッ!?」
真波「へっ?」
マサナ「え、藤咲先生?」
真波「えーっと……それ、どーいう……」
満「真波ちゃんとマサナくんは本当に首だけ守れば大丈夫だと思っているのかな? って、訊いているんだよ。」
未彩「(何だか、嫌な予感が……)」
真波「……だって、ねー……?」
マサナ「包丁とかで切られる、って事なら……なぁ?」
満「ふーん……なるほどねぇ……」
未彩「(これは本格的に嫌な予感が……!)」

満「つまり、髑髏マークはどうしてあんな形なのかって事……君達は考えないんだね?(※嫌味な笑顔)」

未彩「やはりそういう事かぁッ!!」
真波「ちょっ、未彩!?」
マサナ「と、突然どうしたんだよ?」
満「あっ、未彩ちゃんは察せたみたいだね♪」
未彩「サイコパス呼ばわりされたくなければそれ以上は黙ってくださいッ!!」
満「未彩ちゃん……それって、特大のブーメランが刺さっているんじゃないかな?(※楽しそうな笑顔)」
未彩「グッ!?」

真波「……なんかよく分かんないけど、藤咲先生と未彩ってたまに怖いよね。」
マサナ「だよなぁ、なんか2人ともヤバそう。それこそ人殺しの技術とか心得てそうな感じ。」
未彩「待て!! それは誤解だ!! 俺は無実だ!!(※必死)」
満「(まぁ、僕は確かにそうなんだけど……ね。)」


登場人物:
桜木 真波 (ホラー耐性は人並みだがグロ耐性は少々弱め)
清上院 未彩 (【KitS 3】後日談以外でも満に割と懐かれている気が……?)
旗見 マサナ (ホラー耐性もグロ耐性も可もなく不可もない人並み)
藤咲 満 (グロ系の厨二病が酷いが生徒ではなく教師だし殺人鬼でもある、というオチ担当)
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