【彼が持つ学校に対する認識へ納得や共感ができる人は学生時代に陰キャ・コミュ障・ぼっちの複合タイプだった可能性が非常に高いです】


Crown「ハァ……。」
風美「どうしたんだい？そんなに大きな溜息を吐いてさ。幸せが逃げちまうよ？」
Crown「あっ、葉暗先生……実は……最近、3年3組での授業が上手くいかなくて……。」
風美「ははーん、成程ねぇ……どう上手くいかないのさ？」
Crown「……3年3組では最近席替えがあったんですけど、どうも後ろの方の席に仲の良い男子生徒達が集まっちゃったみたいで……授業中もずっと生徒同士で喋り続けていて、どれだけ注意してもやめてくれなくて……」
風美「あれまぁ……そりゃ、難しいねぇ。」
Crown「最近はそれに影響される生徒が増えてきちゃって、3年3組は全体的に授業を聴いてくれない感じが……どうしたら良いんですかね……」
風美「うーん、困った話だねぇ……」

満「……Crownくん、その悩み……凄く分かるよ！」
Crown「えっ？藤咲先生？急にどうしたんですか？」
風美「急になんだい？藤咲先生も3年3組には手を焼いてる感じって事かい？」
満「そうだったんですよ。あの席替えの後から1、2回は僕でも大変でした。」
風美「ん？1、2回って事は……アンタ、その後は大丈夫なのかい？」
満「えぇまぁ……労力は要りましたけどね。」
Crown「い、一体どうやったんです！？」
満「……例題に回答させる生徒を指名する際に毎回目の前まで歩いて行って、じゃあ君が解いてみてね？って言い続けたら大半は黙る様になったよ？(※笑顔)」
風美「アンタ、それは軽くパワハラじゃないのかい……？」
満「あぁ、似た様な事を言ってくる馬鹿も確かにいましたけど……企業に例えたらお前の方が職務怠慢でクビだって事をよーく教え込んであげたり『学校は勉強する為の施設』だから遊びたいだけなら保育園に通うべきだよ？って方面で説得してあげたら黙りましたね(※笑顔)」
Crown「うわぁ、公開処刑……」
風美「というか、生徒を馬鹿呼ばわりするんじゃないよ！」

満「アハハ！『学校自体は学業に励む者達の為の施設であって腐れゴミ同士の仲良しごっこ遊びの為の遊び場じゃない』って事が分からないで真面目な子達の邪魔をしたり、半端な周囲を同じように腐らせて場の質を低下させようとする浅はかな奴等なんて……馬鹿以外に表現し様が無いじゃないですか(※急に笑顔が消える)」

Crown「ッ！？」
風美「藤咲先生……アンタ、本当は学校嫌いだろう？」
満「えぇ、それは勿論です(※笑顔)」
風美「アンタねぇ……」
満「……ですが、だからこそ僕はこの場に居るんです。馬鹿共に靡き諂う無能な貴方達よりもずっと強固な信念の下に……分かりませんか？」
風美「分からないに決まってるじゃないかッ！！」
満「ハハッ、そうでしょうねｗｗ　まぁとりあえず……Crownくんの件は僕が協力しようか？アイツ等を黙らせるコツは掴んであるからね！(※ドヤ顔)」
Crown「あの、えっと……も、もう少し自分で頑張ります……(これ、長い目で見たら藤咲先生にだけは頼っちゃいけない気しかしない……！)」


登場人物：
Crown=White (矯正したり罰したりしたいのではなく平和にやりたい、という感じ)
葉暗 風美 (女性だがサバサバ系で適度な強気傾向があるので生徒から舐め腐られる事は少ない)
藤咲 満 (謎会話だと内心での口の悪さと過激思想が露骨に表面化する事が多々。……まぁ殺人鬼だし、多少はね？)