短編
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任務は大体決まったツーマンセルで行うことになっているが時々任務の内容によって別の相方と組むことが年に何度かある。
しかし最近尾獣集めにノルマを課せたりと力を入れ始めたペインによって今は元の相方と任務に出かけることが殆どとなった。
また何日もアジトを空けて遠出をすることとなる為、2人は最近シていないのだ。
爽やかな風が優しく桔梗の頬を撫で、前で立っている恋人の長く綺麗な金髪をユラユラと揺らしては通り過ぎていく。優雅に飛行する鳥型粘土は任務先である木の葉の里近くへ青空をさいていく。
今回は木の葉の里の動きを視察兼情報収集で、あわよくばイタチのノルマである九尾の捕獲も狙っている。
『気持ちい〜』
そんな危険な任務とは裏腹に桔梗は久しぶりの空の移動を満喫しており思わず声を漏らしていた。目を閉じスゥっと息を吸って綺麗な空気を飲む桔梗を見てデイダラは少し頬を緩める。
「桔梗、少し飛ばすぞ」
『りょうかいー』
気が抜けるような返答が返ってきたデイダラは少し不安になるが直ぐにスピードを上げた。その反動で身体がグッと後ろへ反りさらに強く風が身体へぶつかる。
『わっ!』
「桔梗!」
バランスを崩してか桔梗は後ろへ落ちそうになるが、デイダラは急いで桔梗の腕を掴み自身へ引き寄せる。硬い胸板へ引き寄せられた桔梗は頬を赤らめ顔を上げてデイダラの顔を見る。
『ありがとうデイダラ』
「…!桔梗…」
『うん?どうしたの?』
「いや、何でもねえ、うん」
ぽかんと口を開けて間抜けな顔をする桔梗の頬にキスを落としてやるとまた顔を赤らめてデイダラの胸へ顔をうずくめる。
そんなことをしていると下を見れば木の葉の里の近くまで来ていた。
「今回はこんなものでいいだろう、うん」
最終日に全ての情報収集を終えてとっている里はずれの宿屋へ帰路を着く途中デイダラは不穏な気配を感じる。
「なにか感じないか桔梗、うん?」
『んー?何も感じないよ〜。それより早く帰ろ!お腹空いたよ』
「そうか…」
何も無いと言って呑気に先を歩く桔梗を見てデイダラは気にし過ぎだと思って後を追いかけた。
「その外套は暁だねえ」
『ぅぅぅ…』
もう少しデイダラの言うことを聞いとけばよかったと、危機感をもっておけば良かったと桔梗は後悔する。
目の前に立つ、ダラっとしてやる気なさそうにポケットに手を突っ込む人物は額当てを見る限り木の葉の忍びだ。桔梗は顔をのぞき込まれたので皮肉を込めてふんっと顔を背けた。
「S級犯罪者が集まる暁にもこんな可愛い子がいるんだねぇ」
そんな陽気なことを言いながらも暁の外套を見た瞬間取り押さえてこうして椅子に縛っているのは理解し難いと桔梗は思った。
綺麗に逆立つ銀色の髪、隠れる左目、見えない口元、どこか抜けている話し方、そして木の葉の額当て…。桔梗ははっとデイダラやイタチが言っていたことを思い出した。うちはでない者で写輪眼を使える人物、コピー忍者のはたけカカシだ。写輪眼のカカシとも言ってたか…。
『貴方はたけカカシね…』
「おっ、お嬢ちゃん俺のこと知ってるのか〜。なら話は早い」
キッと睨むも全く動ずむしろ怖い笑顔を浮かべるカカシは桔梗の顎を持ち尋問を始める。
「暁についての情報を全てはいてもらうよ」
『はくわけないでしょ』
「…こんな状況でそんな口聞けるんだね」
『っ!!』
さっきまでだらけてやる気のなさそうにしていたカカシだが桔梗の拒否により態度と目付きが一変する。カカシの右手は桔梗の首を滑らせてビクッと反応すると見えないが明らかニヤリと笑った。そしてその手は徐々に下へと降りていく。
「あまり手荒なまねはしたくなかったんだけど。君が話さないからだよ?」
『んっ…』
「…そんな反応されると楽しくなってきちゃうじゃん…」
『(やだ…怖い…!!助けて……デイダラ!!!)』
頬を赤らめ目を閉じて耐える桔梗を見てそそられたかしてカカシはふわりと膨らんだそれに手をかけようとした瞬間、尋問室の扉が勢いよく破壊された。
『な、何??!!』
「誰だ!!」
勢いよく破壊された為砂埃がたち辺りが見えなくなる。カカシは扉に向けてクナイを投げるがカランと言って金属同士が当たる音がするあたり、弾かれたかかわされたのだろう。そしてわっ!と桔梗の声がして当たりが見えるようになった時には部屋の窓側に何かを抱える影と大きい何かが見えてくる。
「てめぇオレの桔梗に触ってんじゃねえよ、うん」
『デイダラ…』
いつの間にか縄が解けている桔梗を片手で抱き、もう片手は蜘蛛のような起爆粘土を沢山持っていた。カカシを睨むデイダラの目は凄まじく怒気を含んだ眼差しをしており背筋に寒気を走らせるのも難しくなかった。
「じゃあな、コピー忍者」
「ま、待て!!!」
そう言うとデイダラは窓から飛び降り、カカシは急いで窓の外を見に行くが下には何も無く空を見ると鳥の形をした粘土が月あかりに綺麗に照らされて里外へと向かっていた。
「クッソ…」
『ちょっデイダラ…!』
「なんだよ、うん」
『どこ触って…んっ』
言い終わる前に口付けをされ身動きを取れなくされる。鳥型粘土に胡座をかいて座るデイダラは上に桔梗を乗せて下から何度も角度を変えてキスをする。桔梗はデイダラに離れぬように後頭部を押えられ息をしずらくなり肩を軽く押すがビクともしない。
『で、いだらぁ、、!ちょっとま、って、!』
まだ物足りなさそうに唇を離すと銀色に光る糸が伝ってやがて落ちていく。つかの間デイダラは目の前にある桔梗の胸を掴み首元へ顔をうずくめる。
「コピー野郎に何されたんだよ、うん?」
『な、にもされてないよ、んっ』
「何もか??」
桔梗が嘘をついてることが分かってるように触る手を止めてまっすぐ桔梗の目を見る瞳はどこか寂しさと怒りを思わせるような瞳をしていた。
『…首を少しだけ、、触られた、、』
「首か…」
『ひゃっ!!?』
そう言うとペロッと桔梗の首筋を舐めてみせる。突然のことに声を上げてしまった桔梗はすぐさま自分の口元に手を当てて声を我慢する。
『んんっ、、はぁ、』
「触られてどうだったんだ、うん?」
『どう、いうこと、?』
「だからあいつに触られてどうだったんだって聞いてんだよ、うん!」
そう言った時、今までの感情が爆発したかのように桔梗はデイダラに抱きつき静かに涙を流した。
『怖かった…好きでもない知らない人に触られるって思うと怖くて怖くて…けど泣いたらダメだって思って…』
「……………」
嗚咽を漏らす桔梗にデイダラは無言で頭を撫でてやった。普段はこんなことしない為か耳が少し赤くなっていった。
「悪かったな、桔梗。俺が目を離した隙に…」
『ううん、私もあいつに捕まったから悪いの。助けに来てくれてありがとうデイダラ』
「桔梗…」
そうしてお互い自然に唇が重なり、その姿を月は影として綺麗に下の湖へ写していた。
「アジトへ着いたらお前を抱きたい、桔梗」
『なっ!着く頃はもう日が出てきてる頃だよ?!』
「時間なんて関係ねぇしお互い明日は非番だ。丁度いいだろ、うん」
『…ばか』
この後出来なかった分の溜まった愛を沢山受けた桔梗は腰を痛めて動けず数日間任務を休む羽目となった。
しかし最近尾獣集めにノルマを課せたりと力を入れ始めたペインによって今は元の相方と任務に出かけることが殆どとなった。
また何日もアジトを空けて遠出をすることとなる為、2人は最近シていないのだ。
爽やかな風が優しく桔梗の頬を撫で、前で立っている恋人の長く綺麗な金髪をユラユラと揺らしては通り過ぎていく。優雅に飛行する鳥型粘土は任務先である木の葉の里近くへ青空をさいていく。
今回は木の葉の里の動きを視察兼情報収集で、あわよくばイタチのノルマである九尾の捕獲も狙っている。
『気持ちい〜』
そんな危険な任務とは裏腹に桔梗は久しぶりの空の移動を満喫しており思わず声を漏らしていた。目を閉じスゥっと息を吸って綺麗な空気を飲む桔梗を見てデイダラは少し頬を緩める。
「桔梗、少し飛ばすぞ」
『りょうかいー』
気が抜けるような返答が返ってきたデイダラは少し不安になるが直ぐにスピードを上げた。その反動で身体がグッと後ろへ反りさらに強く風が身体へぶつかる。
『わっ!』
「桔梗!」
バランスを崩してか桔梗は後ろへ落ちそうになるが、デイダラは急いで桔梗の腕を掴み自身へ引き寄せる。硬い胸板へ引き寄せられた桔梗は頬を赤らめ顔を上げてデイダラの顔を見る。
『ありがとうデイダラ』
「…!桔梗…」
『うん?どうしたの?』
「いや、何でもねえ、うん」
ぽかんと口を開けて間抜けな顔をする桔梗の頬にキスを落としてやるとまた顔を赤らめてデイダラの胸へ顔をうずくめる。
そんなことをしていると下を見れば木の葉の里の近くまで来ていた。
「今回はこんなものでいいだろう、うん」
最終日に全ての情報収集を終えてとっている里はずれの宿屋へ帰路を着く途中デイダラは不穏な気配を感じる。
「なにか感じないか桔梗、うん?」
『んー?何も感じないよ〜。それより早く帰ろ!お腹空いたよ』
「そうか…」
何も無いと言って呑気に先を歩く桔梗を見てデイダラは気にし過ぎだと思って後を追いかけた。
「その外套は暁だねえ」
『ぅぅぅ…』
もう少しデイダラの言うことを聞いとけばよかったと、危機感をもっておけば良かったと桔梗は後悔する。
目の前に立つ、ダラっとしてやる気なさそうにポケットに手を突っ込む人物は額当てを見る限り木の葉の忍びだ。桔梗は顔をのぞき込まれたので皮肉を込めてふんっと顔を背けた。
「S級犯罪者が集まる暁にもこんな可愛い子がいるんだねぇ」
そんな陽気なことを言いながらも暁の外套を見た瞬間取り押さえてこうして椅子に縛っているのは理解し難いと桔梗は思った。
綺麗に逆立つ銀色の髪、隠れる左目、見えない口元、どこか抜けている話し方、そして木の葉の額当て…。桔梗ははっとデイダラやイタチが言っていたことを思い出した。うちはでない者で写輪眼を使える人物、コピー忍者のはたけカカシだ。写輪眼のカカシとも言ってたか…。
『貴方はたけカカシね…』
「おっ、お嬢ちゃん俺のこと知ってるのか〜。なら話は早い」
キッと睨むも全く動ずむしろ怖い笑顔を浮かべるカカシは桔梗の顎を持ち尋問を始める。
「暁についての情報を全てはいてもらうよ」
『はくわけないでしょ』
「…こんな状況でそんな口聞けるんだね」
『っ!!』
さっきまでだらけてやる気のなさそうにしていたカカシだが桔梗の拒否により態度と目付きが一変する。カカシの右手は桔梗の首を滑らせてビクッと反応すると見えないが明らかニヤリと笑った。そしてその手は徐々に下へと降りていく。
「あまり手荒なまねはしたくなかったんだけど。君が話さないからだよ?」
『んっ…』
「…そんな反応されると楽しくなってきちゃうじゃん…」
『(やだ…怖い…!!助けて……デイダラ!!!)』
頬を赤らめ目を閉じて耐える桔梗を見てそそられたかしてカカシはふわりと膨らんだそれに手をかけようとした瞬間、尋問室の扉が勢いよく破壊された。
『な、何??!!』
「誰だ!!」
勢いよく破壊された為砂埃がたち辺りが見えなくなる。カカシは扉に向けてクナイを投げるがカランと言って金属同士が当たる音がするあたり、弾かれたかかわされたのだろう。そしてわっ!と桔梗の声がして当たりが見えるようになった時には部屋の窓側に何かを抱える影と大きい何かが見えてくる。
「てめぇオレの桔梗に触ってんじゃねえよ、うん」
『デイダラ…』
いつの間にか縄が解けている桔梗を片手で抱き、もう片手は蜘蛛のような起爆粘土を沢山持っていた。カカシを睨むデイダラの目は凄まじく怒気を含んだ眼差しをしており背筋に寒気を走らせるのも難しくなかった。
「じゃあな、コピー忍者」
「ま、待て!!!」
そう言うとデイダラは窓から飛び降り、カカシは急いで窓の外を見に行くが下には何も無く空を見ると鳥の形をした粘土が月あかりに綺麗に照らされて里外へと向かっていた。
「クッソ…」
『ちょっデイダラ…!』
「なんだよ、うん」
『どこ触って…んっ』
言い終わる前に口付けをされ身動きを取れなくされる。鳥型粘土に胡座をかいて座るデイダラは上に桔梗を乗せて下から何度も角度を変えてキスをする。桔梗はデイダラに離れぬように後頭部を押えられ息をしずらくなり肩を軽く押すがビクともしない。
『で、いだらぁ、、!ちょっとま、って、!』
まだ物足りなさそうに唇を離すと銀色に光る糸が伝ってやがて落ちていく。つかの間デイダラは目の前にある桔梗の胸を掴み首元へ顔をうずくめる。
「コピー野郎に何されたんだよ、うん?」
『な、にもされてないよ、んっ』
「何もか??」
桔梗が嘘をついてることが分かってるように触る手を止めてまっすぐ桔梗の目を見る瞳はどこか寂しさと怒りを思わせるような瞳をしていた。
『…首を少しだけ、、触られた、、』
「首か…」
『ひゃっ!!?』
そう言うとペロッと桔梗の首筋を舐めてみせる。突然のことに声を上げてしまった桔梗はすぐさま自分の口元に手を当てて声を我慢する。
『んんっ、、はぁ、』
「触られてどうだったんだ、うん?」
『どう、いうこと、?』
「だからあいつに触られてどうだったんだって聞いてんだよ、うん!」
そう言った時、今までの感情が爆発したかのように桔梗はデイダラに抱きつき静かに涙を流した。
『怖かった…好きでもない知らない人に触られるって思うと怖くて怖くて…けど泣いたらダメだって思って…』
「……………」
嗚咽を漏らす桔梗にデイダラは無言で頭を撫でてやった。普段はこんなことしない為か耳が少し赤くなっていった。
「悪かったな、桔梗。俺が目を離した隙に…」
『ううん、私もあいつに捕まったから悪いの。助けに来てくれてありがとうデイダラ』
「桔梗…」
そうしてお互い自然に唇が重なり、その姿を月は影として綺麗に下の湖へ写していた。
「アジトへ着いたらお前を抱きたい、桔梗」
『なっ!着く頃はもう日が出てきてる頃だよ?!』
「時間なんて関係ねぇしお互い明日は非番だ。丁度いいだろ、うん」
『…ばか』
この後出来なかった分の溜まった愛を沢山受けた桔梗は腰を痛めて動けず数日間任務を休む羽目となった。