短編
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イタチと鬼鮫との任務を終えた桔梗は色々と疲れたのですぐさま自身の部屋へ向かった。重い外套を乱暴に床へ脱ぎ捨てて、中に着ていた着物のような忍服のままベッドへ顔を埋めた。
『はぁ……』
ため息を着くと不意にも声に出てしまって、桔梗以外誰もいない部屋に異様に大きく響いた。移動中にイタチに言われたことがずっと引っかかり、この間デイダラにしたことを後悔する。
『(流石にやりすぎた…。デイダラも怒ってるだけろうな…。謝ろう)』
そう決心して桔梗は急いで身体を起こし、部屋を出て隣の部屋の前に立った。しかしドアの隙間から中の光は漏れていなく、人の気配がしない。時間を置いて改めて来ようと思い振り向いた瞬間誰かとぶつかって反動で後ろへ倒れてしまった。
痛みが来ると思ってギュッと目を閉じて待っているが、一向に痛みは来ないどころか背中になにか違和感があった。うっすら目を開けると見慣れた長い金髪の髪が目に入った。
「何時まで目閉じてんだよ、うん」
『デ、デイダラァ…』
ふんわりと香る柔軟剤の匂いで予想はしていたがやはり恋人に支えられては、喧嘩をしたあとでも頬を赤めてしまう。更にいつにもなく真剣な顔をするデイダラを見て不意に目を逸らしてしまった。
「なんで目逸らすんだよ、うん」
『べ、別に何でもない。あ、ありがとう』
逃げるようにデイダラから離れると気に障ったのか、デイダラの眉が少しぴくりと動いたのを桔梗は分からなかった。目を合わせようとしない桔梗にデイダラははぁと聞こえる声量でため息をついて頭をかいた。
「悪かったよ」
『えっ?』
「・・・桔梗の邪魔して悪かった、うん」
いつも軽く謝る彼とは別人のような、誠意がこもった謝罪を受けて桔梗はデイダラのほうへ向いて目を丸くした。暖かい風が廊下内を通り桔梗とデイダラの頬を優しく撫でて、どこかへ消えていく。デイダラは下ろした長い髪を抑えて心地よくて目を閉じ、熱がこもる桔梗の頬には少し冷たく感じた。
『・・・私もごめん』
俯いてぼそっと呟く桔梗は恥ずかしく躊躇いながらも、デイダラの顔を真っすぐ目にとらえる。
『私もやりすぎた・・・ごめん』
そう言うといきなり腕を掴まれて固い胸板へ引き寄せられる。耳には鼓動が早くなった心臓が聞こえてきて上を見上げると、すぐさま手で目を隠されて視界が真っ暗になる。
『ちょっ!』
「桔梗、やっぱり好きだ、うん」
『なっ』
好きだと口にした途端彼の鼓動はより一層早くなり、体が熱くなったような気がした。そんなピュアなデイダラは久しぶりに感じて桔梗は答えるかのように背中へ手を回した。
『私も好きだよ』
「桔梗・・・!」
デイダラは桔梗から離れて、どちらからともなく自然に唇が重なる。1回で満足したのかもう一度桔梗を抱き寄せてぐりぐりと首へ顔を埋めてくるデイダラが可愛く思って、彼の頭を優しく撫でてやると首に少し違和感が走った。
『ん・・・』
「桔梗・・・大好きだ、うん」
『私も大好き、デイダラ』
「お楽しみのところわりぃんだが」
「退いてくれますかねぇ」
「ナンセンスだ・・・」
2人だけの時間を過ごしているのもつかの間、サソリと鬼鮫とイタチがデイダラの後ろに立っていた。そしてここが廊下だったことを思い出してすぐさま桔梗はデイダラを吹っ飛ばして頬を赤めて手で顔を隠した。
「ごごごごめん!!!!!」
桔梗は急いで自分の部屋へ入ってドアを勢いよく閉めて大きな音が立った。取り残された三人はお互い顔を見合わせて静かに笑ったのだった。
「おい、俺のこと忘れんなよ、うん!」
「ああデイダラいたのか」
「冷てぇぞサソリの旦那!」
「デイダラはまだ大人の段階へは歳的に早すぎるのだ」
「言うてイタチさんとあまり変わらなかったような気がしますが・・・」
「フンッ」
『はぁ……』
ため息を着くと不意にも声に出てしまって、桔梗以外誰もいない部屋に異様に大きく響いた。移動中にイタチに言われたことがずっと引っかかり、この間デイダラにしたことを後悔する。
『(流石にやりすぎた…。デイダラも怒ってるだけろうな…。謝ろう)』
そう決心して桔梗は急いで身体を起こし、部屋を出て隣の部屋の前に立った。しかしドアの隙間から中の光は漏れていなく、人の気配がしない。時間を置いて改めて来ようと思い振り向いた瞬間誰かとぶつかって反動で後ろへ倒れてしまった。
痛みが来ると思ってギュッと目を閉じて待っているが、一向に痛みは来ないどころか背中になにか違和感があった。うっすら目を開けると見慣れた長い金髪の髪が目に入った。
「何時まで目閉じてんだよ、うん」
『デ、デイダラァ…』
ふんわりと香る柔軟剤の匂いで予想はしていたがやはり恋人に支えられては、喧嘩をしたあとでも頬を赤めてしまう。更にいつにもなく真剣な顔をするデイダラを見て不意に目を逸らしてしまった。
「なんで目逸らすんだよ、うん」
『べ、別に何でもない。あ、ありがとう』
逃げるようにデイダラから離れると気に障ったのか、デイダラの眉が少しぴくりと動いたのを桔梗は分からなかった。目を合わせようとしない桔梗にデイダラははぁと聞こえる声量でため息をついて頭をかいた。
「悪かったよ」
『えっ?』
「・・・桔梗の邪魔して悪かった、うん」
いつも軽く謝る彼とは別人のような、誠意がこもった謝罪を受けて桔梗はデイダラのほうへ向いて目を丸くした。暖かい風が廊下内を通り桔梗とデイダラの頬を優しく撫でて、どこかへ消えていく。デイダラは下ろした長い髪を抑えて心地よくて目を閉じ、熱がこもる桔梗の頬には少し冷たく感じた。
『・・・私もごめん』
俯いてぼそっと呟く桔梗は恥ずかしく躊躇いながらも、デイダラの顔を真っすぐ目にとらえる。
『私もやりすぎた・・・ごめん』
そう言うといきなり腕を掴まれて固い胸板へ引き寄せられる。耳には鼓動が早くなった心臓が聞こえてきて上を見上げると、すぐさま手で目を隠されて視界が真っ暗になる。
『ちょっ!』
「桔梗、やっぱり好きだ、うん」
『なっ』
好きだと口にした途端彼の鼓動はより一層早くなり、体が熱くなったような気がした。そんなピュアなデイダラは久しぶりに感じて桔梗は答えるかのように背中へ手を回した。
『私も好きだよ』
「桔梗・・・!」
デイダラは桔梗から離れて、どちらからともなく自然に唇が重なる。1回で満足したのかもう一度桔梗を抱き寄せてぐりぐりと首へ顔を埋めてくるデイダラが可愛く思って、彼の頭を優しく撫でてやると首に少し違和感が走った。
『ん・・・』
「桔梗・・・大好きだ、うん」
『私も大好き、デイダラ』
「お楽しみのところわりぃんだが」
「退いてくれますかねぇ」
「ナンセンスだ・・・」
2人だけの時間を過ごしているのもつかの間、サソリと鬼鮫とイタチがデイダラの後ろに立っていた。そしてここが廊下だったことを思い出してすぐさま桔梗はデイダラを吹っ飛ばして頬を赤めて手で顔を隠した。
「ごごごごめん!!!!!」
桔梗は急いで自分の部屋へ入ってドアを勢いよく閉めて大きな音が立った。取り残された三人はお互い顔を見合わせて静かに笑ったのだった。
「おい、俺のこと忘れんなよ、うん!」
「ああデイダラいたのか」
「冷てぇぞサソリの旦那!」
「デイダラはまだ大人の段階へは歳的に早すぎるのだ」
「言うてイタチさんとあまり変わらなかったような気がしますが・・・」
「フンッ」