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Good-by Earth



「クソッ!」
「ギャアッ」
「負傷者を後ろへ! 全員怯むなッ!! 戦い続けろ!」

次第に複数の声が聞こえてきた。
声に差異はほとんどない。

「進メ! 奴ラノ息ノ根をヲ止メロ!」

どうやら既に戦闘になっているようだ。
忌々しいドロイドの声も聞こえる。

「畜生、ここまでなのか」
「諦めるな、兄弟! ここで俺たちが死ねば任務は失敗する!」
「そうだ! 挫けるな。俺たちは兵士だ」

彼らの感情が良く見える。

そうだ。

「諦めるな」

私はドロイドの頭上から奇襲をかける。

「何ダ!?」
「ギャア!!」
「上ダ! 撃テ撃テ!」

射撃と殴打を繰り返しながら木を縫い、茂みを駆け抜ける。

「何が起こってるんだ」
「……わかりません、ただ。これだけは言えます。
我々は助かった」
「ジャッス、将軍達を頼む」
「了解しました」
「野郎共! ブリキ野郎を押し返すぞ!!」
「サー、イエッサー!!」
「進め!!」
「行け行け行け!」

士気が上がった。
勝機はある。

戦況が次第にこちらに傾き出し、ドロイドは一体、また一体と
機能を停止していく。

「オ助ケー!」

最後の一体を撃ち抜き、動かなくなったガラクタは地面に倒れる。


「手を上げろ」
「キャプテン、相手は恩人……何より子供です」
「警戒するに越したことはない」

静かになった戦場で私を取り囲み、銃を向けるのは人間。
まさか久々の人間に銃を向けられるとは。
……待て、子供と言ったか?

「何者だ」
「それが恩人に対する礼儀だろうか」
「答えろ」

二丁のピストルを構える男は銃口で私を催促する。

「この星の原住民だ」
「原住民……?」
「そうだ。アンタ達の船が墜落するのを見て駆けつけた。
アイツ等と敵対してるんだろ、アンタ等……共和国、は。
なら敵じゃない」

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