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Good-by Earth

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痛い。

痛い。

突き刺す様な痛みが私の身を蝕み、
焼ける様な苦痛は心身を焦がす。
絶叫は喉を裂き、血を床に吐き捨てる。

苦しい。
憎い。
どうして。

自分の思いとは裏腹に負の感情は止めどなく溢れ出し私を支配していく。

怖い。
助けて。
誰か。

解放された体が床に崩れる。
生温かい液体が両手を濡らし、鉄の匂いが鼻腔を突く。

「過度な苦痛は何の利益にならないと説明したはず」
「そのことは謝罪する」
「……取り返しのつかない過ちを犯したな」
「待て、最低条件は果たしているだろう」
「それとこれは話が別というもの」

奴らの会話は聞こえるが内容は全く入ってこない。

「早急に治療を施すのだ。死なせてはならん」
「畏マリマシタ」

機会的な声が聞こえる。
体を掴まれ、何かに横にされる。

「モウ少シノ辛抱デス」
「慎重ニ運ベ」
「ラジャラジャ」

朦朧とし始めた意識の中で男の声が耳に入る。

「おい、約束が違うぞ!」
「先に破ったのはお主であろう。それ相応の処罰を下さねばな」
「待て、待ってくれ!!」

男の叫び声が不自然に途切れて初めて独房から退出したのだと気がついた。

ドロイドによって何かが口元に装着され、急激に瞼が重くなる。
限界だった体は私の意志とは真逆に痛みが和らいだ事によって
素直に意識を手放した。


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