このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

Good-by Earth



一方その頃。

「おい、ベンジー! この騒ぎは何事だ!?」

シノにダクトへ押し込まれた3人は救援要請チームとの合流を果たしていた。

「……」
「今はここを脱出するのが先決です。あの子の為にも」

基地内の騒々しさ、シノの姿が見えない事に険悪な空気が漂う中、
ビギー議員の側近であるザカリーが口を開いた。

彼自身、立場上似たような事を何度も経験していたからこそ。
ベンジーの葛藤、シノの行動について理解した上で
冷酷な言葉を投げかけた。

フォースの使い手であるドゥークーを止めるには
同じフォースの使い手でなければ時間稼ぎにもならない。
ここで足を止めると言うことは、それら全て理解して囮を買って出た
シノの覚悟を侮辱すると思ったのだ。

「そうだ。彼女の覚悟を踏みねじってはならない」

ビギーの言葉で(納得はしていなかったが)全員が前哨基地の脱出を目指した。



同時刻。
ドロイド前哨基地前。

「怯むな! 前線を維持しろ!」

ジーン率いる陽動部隊はドロイドと激しい攻防戦を繰り返していた。
作戦成功を知らせる証明弾を信じてただ戦い続けていた。

「キャプテン、これ以上は無理です!
これだけ時間を稼げば十分でしょう!?」

ライクが負傷したクローン兵の応急手当てを続けながら声を荒げる。
これ以上戦えば医療品も人命も尽きてしまう。
そうなれば本末転倒であった。

「キャプテン!」
「ぐあぁッ!」

決定を迫られ、また一人、また一人と兄弟が犠牲になっていく。

「……ッ。撤退する! ジャック、ビーツ、援護しろ!!」

そう声を荒げた瞬間、発砲音が鳴り響く。
釣られて空を見上げれば作戦成功を知らせる緑の証明弾が高く上がっていた。

「作戦成功だ!!」

疲弊していた兵の士気が上がり、
ジーンも自身の口角が上がったのに気がついた。

何を考えているんだ、任務に集中せねば。
そう自分を正し、再び強くブラスターピストルを握りなおす。

負傷者に肩を貸し、ライクが先導して仮拠点へ撤退する。
それに続いてジャック、ビーツ、ジーンも撤退を開始した。


14/24ページ
スキ